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トップハート物語(5372)立志伝敢闘編
19/10/09
2013年(平成25年)11月上旬。
大忙しだった。午前中に必要な書類を処理した。被後見人の入院に際して、保証人になった。内容を読むと、身上の保証と入院中のトラブルに対する保証、支払いに対する保証だった。それらを明記していたので、受け入れた。
 火災保険の契約をして、新たに購入する福祉車両の注文書を送り今月は研修センターのひとつのフロアの更新で200万円、福祉車両の購入に200万円で現金がかなり必要になる。そのために、妻から昨年借り入れしていた500万円の返済は延期にして貰う。
 11時まで仕事をして、郵便局と銀行に行った。月末締めの常勤パートさんの支払いにミスをしてしまった。多額の金額を間違って振り込んでしまった。来月調整すると連絡した。
 いつも、同行して運転をしてくれるNPO法人常勤理事がCADの研修に行っているので運転をお願いしているのは、新人の研修生だ。
 その研修生は若い27歳の子持ちで、最近咳が多いので気になっていた。
「大丈夫か。」
 「子供のが、伝染ったのかもしれません。」
 そう言っていたが、長い。
 昨日、ついに子供の熱が高い理由で休暇を取った。
 今日も朝、メールが来て
『熱と嘔吐と痙攣があり休ませて下さい。』
 そう言って来たので、私も出かけることが出来ずに狭い範囲を動く。
 一旦事務所に戻った。
 育児休業中の障害者支援サービス提供責任者が顔を見せに来た。
 6月に出産して4ヶ月の赤ちゃんと一緒に、だ。
 「ローンを組むのに、私の育児休業証明書と在籍証明書を頂けますか。」
 と、言う訳だ。
 ということは、彼女の収入を当てにしてローンを組むということか。
 合算だと言う訳だ。先日も、この守口の管理者も同じようにローンを組んで家を購入した。昨年の彼女の勤務は殺人的だった。毎月40万円を超える金額を得ていたが、ローンを組むためだったのだ。
 彼女の場合は、女手ひとつでの購入だ。まだ、去年40歳になったばかり。
 二人のローンを組んだ社員、それも女性だ。その者たちの思いを考えると、責任が重くなる。一体世の男どもはどうなっているんだ。
 赤ちゃんを連れて来たので、いつもの記念写真だ。中々笑わなかったが、コミュニケーションをとって、やっとニコニコ笑い、ベストショットを幾つか手にした。何故か、
 「NPO法人常勤理事に。」
 と、鯛焼きを持って来た。
 私がいるのに、だ。 
 一旦、マンションに戻って、昼食を摂って着替えて準備して出た。
 1時半から行政書士会館で、特許関係の講習があるのだ。少し早いかなと、30分前に会場に行くと、結構多くの人がいた。熱心だなと思っていたが、講義が始まると段々と帰る人が表れる。自分にはできないと判断して帰るのだ。それはいいと思う。
 しかし、隣に座った女性は、3時間ずっと何か書いていた。書類のようなものを、書いていた。それだったら、来なければいいのにと思ってしまった。
 夜、京都で会議がある。遅れてもいいというので、終わってから新幹線へのために地下鉄駅に歩いて向かった。そして、新幹線に乗車して京都駅についたのは勿論夜だった。
 徒歩数分。駅に程近いビルの一室に入る。メンバーが揃っていた。私を入れて4人だ。主座に座る、この世界の市民後見人の魁である京都の代表者。愛知から、多くの施設とかNPO法人を3箇所所持している代表者。私との3人で話が決する中に、この京都での財産管理センターを主宰している代表者を加えて4人で話し合いを続けて貰った。
 要は、現在、自分たちが参加している組織が崩壊寸前であるということが、私どもに深く影を落とした。何故なら、自分たちはそれぞれが地域の貢献と発展を願って、どうしたら市民後見人の評価が向上し尊敬の念で迎えられるのか、それを模索していた。
 東京大学を中心とする組織に期待をモテないと判断して、自分たちで独自に作ろうとしたところ、色々な障害や能力がなく、集まっても話だけで何も進まない。何も決まらない。そのイライラした時に、一旦は、頓挫した結果を招いていた京都の代表が再度やる気を出した。
 いざスタートという時に、東京大学の組織が内部崩壊を見せ始めたようだった。
 薄々何かが起きていると感じていたが、分からなかった。事務局長との懇談で初めて内容を知った。あくまで、私が問題視しているのは職務中に上司の行動をつぶさに調査して内部の人間が結託してでっち上げた資料によって、上司の追い落としを図っていたことだ。個人的な軋轢は分からない。しかし、勤労者として雇われている者がそんなことをしてもいいのだろうか。
経営者としての判断が動いた。
内部崩壊でも、組織を何とか維持できないか検討を始めた。
 その私の考えと、事務局長に煮え湯を飲まされたと訴える京都代表とのあいだに溝があった。
「個人的な問題も分かります。しかし、我々の組織を作ろうとした動きは全く実を結ばない。話だけで、時間を潰して一体何をこれまでしてきたのか。足掛け3年だ。それが、いま、組織が手に入る。組織ができれば、自分たちの思いを遂げるチャンスが来る。」
なるべく、言葉を選んで理解してもらうように説得した。
 愛知の代表も説得する。中々納得されない。時間も遅くなり、不承不承ではあるが遂に納得して行動を一緒に取ることになった。
 歴史的な写真、と言って3人で笑顔で収まった。

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