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トップハート物語(5371)立志伝敢闘編
19/10/09
2013年(平成25年)11月上旬。
朝一で、新たに選任したこの守口の管理者が来た。前の管理者は、徳川政権で言えば当初の武断派。今は文治派が必要なのだが、それにマッチしていると思う。ただ、武断の経験がないだけに、イザとなったら統治に脆いかもしれない。
 その管理者が、二種免許の取得の経費精算に来た。彼女は私が二種免許の取得を命じてから短期間のうちに取得した。つまり、ひと月程度。私の主義は飛び込みで、自動車教習所などの力を借りずに実力で飛び込んで検定を受けて合格することだ。
 裏口は認めない。だから、介護福祉士でも実技試験免除の受験者は私の前では資格取得したとの話はできない。実技試験も検定を受けて初めて合格した評価を得られる。そうでない奴は、裏口受験と私に非難される。
 何故厳しくするかというと、これから私の会社で働くためには努力をして実力を溜め込んでいかないと通用しないのだ。裏口で果実を得ると、必ずいざという時に裏口を探す。努力をしない、勉強をしない人間になるのだ。そんな人間は当社では不要だ。
前の管理者は、何度も受験して落ちて勉強もしない。結果的に7度目の時に裏口合格を果たして、評価を下げた。勿論、管理者としての評価も無い。結果的には、中身のないプライドを維持できずにズルズルと収益を悪化させた。
 努力しない結果だった。努力した管理者を上司に持った部署は実績を絶え間なく上げていた。ついに、何も言わずに消えてしまった。周りの後輩に放逐されてしまったのだ。その悪化が自分たちに影響を与えだしたと不安になり、助言や還元しても動かない管理者に反旗を翻して放逐してしまった。
 その主人公が次期の管理者で、二種免許を簡単に取得した。その過程は、つまりマネジメントなのだ。目標があってそれを効率よく達成するために何をしたらいいのか、どんな情報を得てどんな努力をして獲得したのかを、彼女は知っていて実践したのだ。
 「その過程をみんなの前で話す機会を作るので、提供してくれ。」
 「分かりました。免許証が来るのが来週になると思います。」
 「来た段階で、日時を決めよう。如何にして簡単に取得できる手順の情報を得て、実行し幾ら掛かって、手にしたのか。それは、あなたの情報を知っているか知らないかによる。マーケティングの議論をする際には、自分の知っている限度しか話が出来ない。それ以上の話をするためには、情報を得て勉強をしないといけない。その意識を、みんなが持って欲しいと思っている。先日、練習して1年も満たない期間フルマラソンを完走した彼女にもそのような話をして貰おうと思っている。どんな分野でも、どんな経験でもみんなの参考になる。それが、会社でも家庭でも生き方においても参考に成るはずだ。」
 一緒に、守口の居宅介護支援事業所管理者が来た。彼女が、私が後見担当している利用者のケアマネジャーだ。緊急入院に際して、私に保証人になってくれるように言って来たのは先日だ。私にその義務はないが、受けることにした。
 その話をしていると、メールが来た。最近、運転をお願いしている新人の研修生だ。
 『子供が熱を出したので、今日は休ませて下さい。』
 役所を廻り3箇所予定をしていたが、万事休すだ。
いつもお願いしているNPO常勤理事が今日からCADの勉強に技術専門学校に出ている。
 困惑していると、傍にいた居宅介護支援事業所管理者が何やら手配の連絡をして、
 「私で良ければ、一緒します。今日はカンファレンスがありますが、もうひとりの者に任せます。あとは実績の処理ですが何とかなります。」
 そう言われたので、お願いした。
 最初は、守口市の市役所に行ってNPO法人定款変更の認証書を受け取った。3ヶ月前くらいに提出して告知等の手続きを経て受け取った。続いて、本社のある大東市の居宅介護支援事業所に行った。お土産を渡すためだ。
 事業所に行くと、新人が仕事を手伝っていた。その新人研修生の「働きながら学ぶ」制度の書類を作成して、行政に向かう積もりだった。待たせた私がいる守口市の居宅介護支援事業所管理者に、この大東市の居宅介護支援事業所管理者が何かを話をしている。よく聞くと、
 「5年前から認定調査をしていますが、認定調査をする際には市役所が送ってくる依頼書のような物を持って行き、認定調査対象者に提示する必要があるということが認識していなくて、市から指摘を受けたのです。」
 「分からなかったから、仕方がないだろう。」
 「謝罪したのですが、謝って済むものでもないと言われて、呼び出されてしまって。もしかしたら、処分で取り消しになるんじゃないかと。」
 「そんなことまでは行かないから、大丈夫だ。」
 「5年前にさかのぼって、認定調査料を返せと言われたら多額になります。」
 「そうされたら、返せばいい。そんなの気にするな。」
 「処分されたらどうしましょう。」
 「いいか、5年にも亘って市は調査料を支払って、それを許に認定を下ろしている。それを、否定するなら認定も無効だし、大混乱になる。自分たちも何に基づいて支払いをしていたのか何をチェックしていたのか、問題になる。大丈夫だ。精々担当者止まりの、改善報告書だ。俺が認定の契約当事者だから、本来は俺が呼ばれるのだが、お前が呼ばれたということは、そういう段階の処置だということだ。安心しろ。」
 そう言って、安心させた。
 次の市に向かう積もりだったが、食事の時間に入るので午後にして、新事業所管理者と待ち合わせした。業務が終わる時間が変わって調整に難航したが、何とか合わせて食事した。これからの事業の話がほとんどだが、
 「これまでは、佐藤さんの話は理解もできずに、ああそうかと一方的に聞いていただけでしたが、最近やっとあの頃言われたことが今になって現実になり、なるほどと理解できるようになりました。」
 嬉しくなって、何も言えなかった。

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