お知らせ


お知らせ

RSS

一覧に戻る

トップハート物語(5359)立志伝敢闘編
19/10/02
2013年(平成25年)10月下旬。
 雨がまだ厳しく日本を痛めつけている。雨脚が段々と強くなる恐れのある朝10時に出発した。それまでに訪れた者は、まず新規事業所責任者。昨日の、宿泊マネジメント研修会報告会の印象などを聞いた。
 「初めて行って、みんながそれまで遠慮していた自分の意見を自分の考えで述べたいい機会だったと思います。みんなの意識が一つになったと思います。いい機会を与えて頂いて有難う御座いました。」
 そんな内容を、事細かに聞いた。
 30分もすると、今度は近くの居宅介護支援事業所管理者が来た。同じように話を聞いた。私も話をした。課題のレンタル事業所管理責任者がケアマネジャーの資格を取得することによって、人事をどうしらいいのか自分の考えを言った。
 「レンタルの責任者は、私の指示をことごとく拒否した。介護福祉士を取得したので、訪問介護事業所でサービス提供責任者をすることを要望したが受け入れない。レンタルの営業をすること。つまり、当社のケアマネジャーからしか受注していない業務を他の事業所と同じように他の居宅介護支援事業所からも受注をするように営業活動をするように言ったがしない。今の常勤パートでは雇用上ダメなので社会保険加入するのに扶養家族から外れるように指示しても、ああでもないこうでもないと言って受け入れない。ケアマネジャーの資格を取得した時には、ケアマネジャーに選任してくれと言って来たが、ヘルパーの経験だけではケアマネジャーとしての職務ができないと断った。その時も、試験的にレンタルの営業をするように言った。しかし、数ヶ月経過したがしない。このまま放置して居ても始まらない。レンタルの後任を入れて、彼女をケアマネジャーに選任するとレンタルの後任だけ人件費が増える。」
 頷きながら、真剣な顔して聞き入る。
「そこで、居宅介護支援事業所管理者を呼んで3ヶ月の猶予のあいだに、勉強のケアプランを与えながら、営業をして自分の人件費分を確保するようにしたい旨伝えた。あとは、本人の意思だ。」
 後任のレンタルの福祉用具専門相談員を新人の研修中の者にしようという考えも初めて話をして、反応を伺った。
「いいと思います。」
 そう言ってくれた。
 あとは、その逃げ口上ばかり吐くレンタルの管理者だ。
 言わなかったこともある。誰も口に出さない。触れたくないのか。この守口の前の責任者兼介護管理者のことだ。15日に黙っていなくなった。13年近くも勤務して、私の後任の管理者になったのだが、その後の不誠実な管理や人材育成で大きな問題が今年になって発生した。
 その責任逃れをするように、引き継ぐことも余りなく大きな汚点を残して居なくなった。管理者としての仕事をする訳でもなく、全て部下のおとなしい社員にさせていた。事務処理が全く出来ずに、勉強もせずに多くの部下に資格だけでも追い越されてしまっていた。自分ができないことは部下が出来ては困るので、仕事をさせない。
 無能な社員ばかりが育った、介護部門。自分は好きな運転をするだけで、多くの自分の多額の人件費だけ会社にマイナスを生じさせていた。
 居なくなってからどうなったのか、誰も言わない。ただ、仕事をほとんどしていなかったので、引き継ぎの必要がなかったのが幸いした。ケアマネジャーへの挨拶も必要ないほど、居宅介護支援事業所への顔出しもせずに過ごしていたのだ。だから、大幅に収益を悪化させてしまっていた。
 その責任も、私にあると平気で言っていた。能力ある社員を彼女の許から外に出し、初めて異常な状態であったことを悟ってしまった。その元管理者について誰も何も言わない。同僚の社員から退職を突きつけられた、と聞いた。余りの惨状に、他の部門の管理者たちが自分たちに影響があっては堪らないと立ち上がったようだ。
 そういった自浄作用の一環として、昨夜のマネジメント研修会があった。そういった集団研修等の機会はあったのだが、その前の管理者が居た当時、その部門の者たちは出席することもなかった。任意だったので、出席することすら思うように行かなかった。部下がレベルアップすると困るのだった。
 その前の管理者の黒子となって、事務処理を一手に担って来た次の責任者は、前の管理者が辞める意思を持ち出してから、出席するようになった。吹っ切れた様子だった。昨夜の宴会でも、みんなから
 「これまでよく我慢をして来た。自分の言いたいことを言って、断ることは断らないと。大丈夫だからみんなが応援するから。」
 そう言って励まし、いつものように泣いていた由紀ちゃん。
 それを、見て私は
 「能力も実績も彼女の方が上なのに、周りの者が上から目線すぎる。」
そう思って、NPO法人常勤理事に言葉に出して言った。
 その部署の出席をしていなかった者たちが、こぞって出席をするようになった。どれだけ抑圧されていたのか。
 そんな話をしてから、約束の11時に間に合うように出発した。しかし、雨の中で道路は渋滞し遅れた。新大阪駅前のホテルのロビーにて、先日の新規事業の話を受けた提案事業所の担当者と会った。
 要は断るために時間を作ったのだ。私が良いと思って居た事業は、担当を目論んだ新人女性の指摘があって、ある程度の見落としや欠陥が分かったのでその点を述べた。相手も必死だ。東京から来ていて、新興会社なので厳しいノルマがあるのだろう。意味のない提案の案件を一応聞いてあげた。
 やっと、終わったのが1時間後だ。
 「どうさせてもらったらいいでしょうか。」
 「今回は無理だということで。」
 がっかりした顔がはっきりと分かる、わかりやすい営業マネジャーだった。
 車で雨の中を次の私の予定である行政書士研修会に向かった。
 昨日、協会から電話があり暴風雨の警報が出たら中止だと言っていたが、それほどではなく注意報段階だった。
 少し早目に着いたので、有名なうどん屋さん「つるとんたん」に入って暖かい「鍋焼きうどん」を注文した。顔が完全に入る大きな丼で有名な店だ。勿論、味も最高だ。値段も。
 NPO法人常勤理事は相変わらず、珍しもの好きで「クリームうどん」と「くるみ餅」を注文した。
 ケーブルTVの営業から、取材、放映の話が来ていたが、ネットで評判などを確認し無料なので受け入れた。メールでのやりとりから、電話に移った。昨日、13時に電話の約束をした。ところが、打ち合わせ中の9時半頃に突然不躾に掛けて来た。
 「13時の約束じゃないですか。」
そう言うと、少しむっとしたようになっていたのが電話越しに分かった。
 多分、多くの企業の社長が応募して来ているので上から目線になっているのだろう。別に、当社は必要を認めないが記念にと思っていたのだ。それに、私のスケジュールに合わせてくれるようにお願いしていた。
 それを破って。13時に掛けるということだったので、その時間に駐車場に車を入れて電話を待った。詳細の話だというので、そのスタンバイをしていた。しかし、分かっていたのだが、掛けて来なかった。多分、遅れて掛けて来るだろうという予想通り、食事をしている13時40分すぎ。留守番電話に謝罪をしていた。研修中の4時台に2度あった。勿論出ない。戻って来てPCを確認すると、メールが来ていた。
 しかし、もう断ろうと思う。
 余談だが、私のメールには「フィッシング詐欺のメールの可能性アリ」との表示がなされ、警告マークがついていた。そして、赤で表示されていた。
 5時までの行政書士研修会の内容は「車庫証明」などの取得の仕方だ。新人が対象なのだ。終わってからは、いつもの研修と異なってみんな帰らない。新人は寂しいのだ。個人事業主となって、誰も同僚がいない。独立したはいいが、頼りになる人もいない。


一覧に戻る


  • ヘルパー講座・セミナー 最新情報
  • ケア事業・サービス 最新情報