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トップハート物語(5355)立志伝敢闘編
19/09/30
2013年(平成25年)10月下旬。
さほど、忙しい朝は迎えなかった。簡単な業務処理だけで、話し合う時間を持つことはなかった。9時に隣のイオンモールに行って、ATMで社員の給与振込と薬局で私が毎日飲んでいる薬を受け取って、喫茶室に行った。
 若者チャレンジ制度の応募者で事前面接だ。この制度は、今年から始まった制度で無職で35歳以下の若者を教育しながら1年間で人材に育てる。その間、給与は毎月15万円出る。本当に、この制度を利用するなら凡ゆる資格が無料で取得できて将来の有望な人材になる。
 約束の10時に現れた。第一印象は良い。態度もマアマアだ。履歴書を預かった。だいぶ転職を繰り返している。免許の部分には何もない。
 「運転免許証を持っていませんか。」
 「あっ、有りません。」
 頭の中が混乱した。
 採用することを決めていたのに、大事な部分が欠落していた。
「男性で免許証を持っていないのは致命傷だ。例えば、勉強で通学しているときはいいが、実習になったら施設に通うとか同行訪問にはバイクで移動する人と一緒とかになる。施設に何ヶ月も通うのに、会社は負担できない。自己負担するならいいが。同行するときに、どうやって行く。」
 「電車ですかね。」
 「考えられない。誰から載せて車で行くなんて考えられない。無理だ。」
「勉強と聞いていたので。」
「勉強だって、何も学校に通うだけが勉強じゃない。実技が大事だ。それができないと、何にもならない。例え、資格を取得しても採用するところがない。無理だな。なにか、聞きたいことがある?」
「手当をもらえると聞いたのですが。」
「毎月16万円出ます。」
「それから、色々引かれるんですよね。」
「社員扱いだから、社会保険が引かれる。手取りで13万円くらいか。それでも、勉強して資格を無料で取得できて、本来なら貰わないといけない。休みにアルバイトなどしてもいいけれど。」
そんな返事をしたが、無理だ。
考えて、出した結論は
「もし、受講中に運転免許証を取得するという約束だったら、何とかしたいと思う。それを、考えて下さい。」
 それが精一杯だった。
がっかりした。
戻って来て、すぐにマンションに戻って食事をした。
12時に部屋を出た。先日、時間を間違えて研修会に出席できなかった行政書士の勉強会だ。遺言書や遺産等の研修会だ。1時間半前に出た。今度は遅れる訳にいかない。いつもなら、車で今度行政書士事務所の補助人になったNPO法人常勤理事に車で送って貰うのだが、ケツを負傷していて運転ができない。
 スマホを使っていて、階段から落ちた。それも、ケツから。1日だったのでもう20日を経過しているが、段々と痛くなり座っていられない。
 運転はダメで、一緒に参加したい研修だがそれもダメ。ついに電車となる。久々の電車だ。乗って暫くして眠る。起きて、まだだと認識してまた眠る。起きた時には既に過ぎていた。慌てて、反対側に行く地下鉄に乗りターミナル駅に。
 乗り換えて、今度は席が空いていたが座らず立っていた。下車駅について、地上に出たが分からない。どこかわからず、ipadで現在地を見ながら経路に会場住所を入れて向かった。まだ、時間があるので銀行に立ち寄って、再び残りの入金をした。
 会場は行政書士会館で、初めての研修参加だったので戸惑った。何故なら、参加証明は顔の認証で行った。PCが数台置いてあり、会員番号を入力して出た画面の所定位置に顔を映るようにして、チエック。さすが介護支援専門の研修と違うは。
 定時に始まった。1時半だ。検事をしていた経歴を持つ弁護士が講師だった。眠いが何度も起こして頑張った。立錐の余地もない参加者で驚いた。内容的には、単純だった。自分はある程度知っている内容で、少しレベルが低いと思ったが行政書士は弁護士じゃないから仕方がないと思っていると、また睡魔が襲った。
 何度も襲っていた。気付くと眠っていた。何度も繰り返して、やっと半分が終わった。休憩に入ったが、その間も眠っていた。
 前の3人両隣、うしろは全部女性だった。若い人もいるし、年代が古い人も多かった。後段は何とか頑張って起きていた。質問も、少しレベルが低い。弁護士じゃないのでと我慢した。
 4時半に終わった。やっと、第一の行政書士としての研修会に参加し終わった。これから、毎週2回程度の研修を受けることになる。
 外に出た。大勢の行政書士が歩いていく。丁度、日が傾き夕焼けには少し早い時間だった。こんな感じを持って、昔は通勤していた。なんとなく懐かしさが蘇って来た。ただ、今の私には余裕があり、それは収入的なものが一番大きいが精神的にも大きな余裕がある。
周りを歩いている皆さんよりも何となく優越感を持っているような気になり、自然と姿勢がしゃきっとした。
 再び地下鉄に乗り、事務所に戻った。胃の調子がおかしくて食事が思うようにできない。ベルギーチョコレートを買って来て食べた昨日からだった。濃厚で、ケーキなどに使って下さいという触れ込みのチョコレートを食べた時からおかしい。アンパンと牛乳とプリンが今日の私の夕食だった。
 事務所に戻ると、新規事業所管理者が車検を終えた車を持って来た。暫く話をした。これからの会社の進むべき道を話し合った。
「段々と本当に相談支援的な業務が中心となりますね。」
 「もう、人を使ってやる介護は終わりだ。こんなに日常生活で必要な常識レベルが低くて、それを矯正する時間が無駄だ。そのうえ、確保が難しい。それだったら、これまでの人材を活用して、相談支援や成年後見など必要とされる、予算が付く事業をして行ったほうがいいだろう。」
 取り寄せた、和歌山の極早生みかんをひと箱持たせた。
 愛知の同志からメールが来た。京都での話し合いの日程がズレ込んで11月8日ではなく7日にしてというのだ。私はまた、行政書士研修があるので終わるのが4時半だ。5時半からと言われても、間に合わない。しかし、彼も夜向かうという。
 

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