お知らせ


お知らせ

RSS

一覧に戻る

トップハート物語(5328)立志伝敢闘編
19/09/16
2013年(平成25年)9月下旬。
いつものように、居宅介護支援事業所管理者が来て話をする。会社のこれからの行方の話が多い。やはり、一時代を築いた介護管理者が退職するので、少しはざわついている。
「時代などいつも変わる。人だっていつまでも居る訳じゃない。振り返るより、前向きに話をしろ、考えろ。」
そう言って、元気づける。
私もいなくなる時代が来るのだ。その前に何とか生きていける組織を作りたい。作っておきたい。私は、行政書士として生きていく目標が作れたから。
一旦彼女が帰ると、今度は居候のケアマネジャーが来た。名前だけで、以前当社に在籍していたが引き止めるのも聞かずに、逃げていった。問題ばかり起こしていたが、根が真面目で捨て難い性格をしていた。3年経って、再び戻ってきた。しかし、ケアマネジャーの資格を取得したので、気持ちがでかくなったのか。意識が間違っていた。
独立したかったのだが、個人ではまだ無理だと当社に籍を置いて勉強させて欲しいと言い、勉強と言いながら給与を
「手取りで20万円は欲しいです。」
「分かった、それなら50万円の仕事して下さい。」
安易に、分かりましたと返事をした。
資格を取ったから簡単に仕事が来ると思っていたようだ。
最初は社員にと言っていたが、どうやら学習したようで
「50万円は無理なので、歩合制で。」
と、言いだした。そのうえ
「独立するときには、私が営業で確保した利用者の半分を下さい。」
この考えに、激怒して諌めた。
利用者は自分モノだという意識が気に入らなかった。
当社の意識はそんな思いは微塵もない。
バカだ、やはり馬鹿だ。
「まず、そんなことより確保してこい。それからの話だ。もし、利用者が発生して当社にケア依頼があったらその収益の6割を支払う。」
「ケアプランで一人当たり5000円頂いて、プラスで貰えるんですか。」
「まず、確保してからの話だ。」
それから、3ヶ月近く過ぎた。
彼は、毎日営業を行っている。
相談どころか、彼に対する間違い電話もない。
「信用おけないと思われている。」
そう断定して、自分の考えを諌めるいい時間になったと思ったが、余りに何もないので管理者に指示した。
「金銭の授受はないが、勉強のために既存の利用者のプランを幾つか与えて勉強させられないだろうか。」
その実現を今月からすることになった。
その彼が当事務所に来た。用件が終わって帰るときに、ちょうどNPO法人常勤理事が入って来た。数ヶ月前まで、形は付き合っていた。しかし、NPO法人常勤理事が断った。そのことは、分かっていたがすれ違いの時にどう思っただろうか。
11時から、市役所の市民課がコミュニティセンターの設置に関してヒアリングに来た。運営や設置に対する考えを聞かれた。これまで、当NPO法人が行ってきた内容と、これからの新たな運営を違った角度から話をした。
午後から、出掛けて私が担当している利用者の提供表を渡しに行った。私は比較的遠方なので、時間は掛かる。ついでに、もっと遠方に行政書士の職を遂行するのに必要な印鑑を注文していたので、受け取りに行った。
いわゆる「職印」と、ゴム印だ。渡されて、確認すると間違っている。名前は「守」なのに、「安」となっていた。本当に、この業者の処理は間違っていたり、連絡ミスだったり大変だ。
全て終わり、夜の6時半に事務所に戻って来た。整理をして、部屋に戻って少し休んでいた。
個人の電話に連絡が入った。着信の名前が出ない。誰かと思ったら、以前懇意にしてくれていた、社長だった。その社長の義理の弟は当社の以前の顧問税理士で悪徳だった。だいぶ被害を受けた。その奥さんが当社の常勤ヘルパーさんだったのだ。その息子も当社のヘルパーから、そのオーナー社長が介護部門を作ってくれて管理者として働いている。
オーナー社長の本業はのボート販売や管理、修理などだ。甥に任せた業がうまく行っていないとのことだった。
その顧問税理士は今年亡くなったという。相当、当社に被害を出した最後の始末はその義理の兄であるオーナー社長がつけてくれた。
用件は、自分の顧客である大きな会社の社長の親が病気で入院しているので、入院先で見守りなどの援助をしてくれということだった。勿論、受けた。直ぐにNPO法人の新規事業所責任者に連絡して、あす病院に訪ねて打ち合わせをすることとなった。
それにしても、沢山のことがあったその事業所との関係。私は我慢をして付き合いをしたかったが、余りに騙し裏切るのを平気でするので、関係を一旦切った。すっきしして、業務も体調も万全になった。
当社にいた人材を引き抜き失敗したり、近所に事業所をそのために設置して、利用者を確保できずにすぐに廃止したり。経済的な不安があると、本当に何をするか分からないこの土地だ。
「この業界に参入して失敗しました。甥も、中途半端な金持ちのボンボンで育ったので、やり遂げる気持ちに欠けていて・・・・」

一覧に戻る


  • ヘルパー講座・セミナー 最新情報
  • ケア事業・サービス 最新情報