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トップハート物語(5308)立志伝敢闘編
19/09/02
2013年(平成25年)9月初旬。
嫌な時間と笑いと満足の時間が錯綜した。
朝一番で、9月1日に契約した新人女子高齢社員が来た。当社の就労支援の基礎研修を受けて、当社に入社した。最初は、パートだと正社員を自ら断っていた。パート社員として正式採用する直前に採用とは関係のない、研修センターの責任者に如何にも自分だけが正社員ではなく、
「身分が不安定なパートだったら止めようかな。」
などと言っていた、という。
おばさんの小汚い動きがこのあと、窓口となって配属が決まっていた支援のサービス提供責任者の女性に
「研修センターの責任者に相談したら、止めたらいいと言われた。」
と、言って混乱させた。
研修センターの責任者はみんなの追求にあい、事実は他の事務員もそばにいて聞いていて
「やるだけやってダメだったら考えたらいい。それまでは、一生懸命やってみたら。」
そう言ったようだ。
自分が、社員ができないと断っていたのを撤回する手段として、研修センターの責任者を使ったようだ。
実は、勤務先が閉店するのでそこから何人かの従業員が受講に来ていた。その中で、正社員として働いていた若い30代前半の女性が入学前の面接の段階から、その量販店での教育をうけ15年間に亘って働き、それなりのスキルもあって印象が良く、終わったら正社員として採用することを約束していた。
その際、その50代の女性も一緒にと言っていたので、そのようにしたいと言っていた。30代の女性は、研修や実習時にも実力を発揮してその人材の高さ見せつけていた。正社員として入る前から、アルバイトを当社でして本社に配属になる前から、管理者が能力の高さを買っていた。
その反対に、50代女性は
「行きたくない地域がある、土日は休ませて欲しい。サービス提供責任者など無理だ。」
などと、沢山のわがままを言って、パート社員の希望となったのだ。
それなのに、同僚が社員だからと考えが変わったのだろう。30代の女性は大手量販店でも正社員として、50代女性はパート社員として働いていた。30代女性は自分の実績をあまり口に出さない。50代女性は、
「入ってくる新人社員教育を全部私がした。クレーム対応をした。」
など、沢山の項目を記入して出してきた。
私は、NPO法人常勤理事に言った。
「何もしていない奴ほど、盛って出来ないことでも出来る、していないことでもしてきたという。」
そう言っていた。
その50代女性が朝一番で来た。話は色々あったが、最後に
「イヤラシイ話ですが、本社に行った30代女性から聞いたのですが、彼女は基本給○○万円で、どうして私が○○万なんですか。年が行っているからですか。同じ資格なのにどうしてですか。」
「年齢は関係ありません。能力です。彼女は、私の出した条件を全てすぐに返事して受け入れました。近々管理者候補になります。管理者も評価しています。それに引き換え、あなたはあれができない、これは嫌だ。そのうえ、それを理由にして当初はパートで結構と言っていた。意欲が全く異なるし、期待値も全く違う。あなたは、彼女と同じように夜間の対応や電話を受けるとか、ヘルパーさんの管理をするとか彼女を同じことをできますか。」
「いや、結構です。彼女は近々シングルになると言っていましたから、沢山貰って。私は旦那がいますから、これで結構です。」
これが、おばさんの言い草だ。
二人のこの地区の、支援責任者と介護サービス提供責任者が来た。申し入れだ。
「2日から入って来た男性社員ですが、当社では無理だと思います。できないことが多すぎます。」
そう言ってきた。
私は決断した。入社して初日の動向の段階から、数件から断られるなどのトラブルが生まれてきた。
その上、面接の段階では
「サービス提供責任者の補助的な仕事をしてきました。サービス提供責任者が度々変わるので、私がシフトなど作成してきました。」
そう言っていたのに対して、配属した支援責任者から
「聞いたのですが、事務的なことは特になにもしてこなかった、と言っています。」
身体介護など困難事例ばかり担当してきた、と面接時には言っていたが
「身体介護はあまりしたことがない、と言っています。」
また、面接時には
「障害者を中心に、ガイドヘルパーを8年間してきた。」
そう言っていたにも関わらず、知的障害者対応のガイドヘルパー業務には
「誰か同行して欲しい、と言っています。」
もう、限界だ。
早い結論が必要だと判断した。すぐに、支援責任者と連絡を取って、あすから予定されていた有償運送運転者講習会と運転技術判断検査を、他の者に差し替えするように命じた。
そして、夕方5時男性本人を呼んだ。
「君はできないものをできると言ったり、やってもいないことをやっていましたというのはどういう了見か。サービス提供責任者の補助をしたとはどんなことをしたんだ。」
「アセスとか。」
「アセスって何だ?」
実は、この朝、支援責任者が本人に聞いたようだ。
「アセスとかしたことがあるのか?」
と、アセスメントという言葉すら知らなかったという。
その場で彼女から聞いた言葉を今言ったのだ。だから、私に聞かれても、何の事か分からないから返事ができない。
その説明をした。そうして、再度
「アセスメント調査をやったという具体的なことを言え。」
「渡されたものを打ち込みました。」
「それがお前がいうアセスメントをしたというのか。それは、単にPCに打ち込んだということじゃないのか。」
「シフトをやっていたという話だが、どういうふうな調整をしていたんだ。」
「・・・・・」
「いいか、シフトとは、ヘルパーさんや利用者の生活歴や経験や性格などを把握して、一番相性のいい方をリストして派遣する。勿論、空いているかとか働ける時間とか、利用者が求めるものとか色んな要素がある。その調整をどうやってしていたんだ。」
「ソフトがあって、そこに言われた通りの入力をして・・・」
「それが、お前の言うシフトを担当していたと言うのか。お前が配属になった部署の12人は全員サービス提供責任者だ。お前と同じ経験8年から数ヶ月の者もいる。年齢はお前と同じだか年下だ。一緒に働いて、同じことができるのか。社員からクレームが来た。俺は言ったろう、当社に来たいやつはほとんど入れる。しかし、使いものになるのは半分だと。それにしても、こんなに早く化けの皮が剥がれるのは初めてだ。男性が必要だと、みんなが期待していた。お前が来ると言って、営業して男性の必要な仕事を確保したが、どうするんだ。こんなにキャンセルが相次いで、お前の仕事がなくなるどころかうちの派遣した者の信用が疑われた。うちは信用でもっている。お前がいた前の会社は病院が母体だったり、ガス会社が母体、全国展開している事業所だったりして少しのミスが大目に見てくれたかも知れない。しかし、うちは信用しか売るものない。どうする、あすからお前を指導する者もいな、席もない、仕事もない。」
「・・・・・」
「どうするんだ。」
「スミマセンでした。辞めさせて頂きます。」
「そうだな、お前は、在宅は無理だ。1対1の仕事は無理だ。施設でよかったら紹介するが、どうだ。」
「お願いします。」
すぐに、目の前で研修センターに来ているそいつの住んでいる市での求人を確認した。
「どんな年齢でも採用してくれる施設があります。特養とか有料老人ホームとかデイとかたくさん運営しています。そこだったら、明日にでも面接可能です。」
そこを紹介して、終わった。
すぐに社会保険労務士に連絡した。
9月1日から社会保険加入手続きをお願いしている。
「もう手続きが終わっていますので、今月ひと月分の社会保険料は負担になります。すぐに退職願を出して貰って下さい。」
それで一連の手続きが終わった。
今日はそれだけではなかった。朝、新規事業所の責任者が来て、怒っての報告があった。ある利用者へ数人が援助に入っている。その利用者の家族が問題だ。施設を運営していて、理事長が実験を握っている。息子は完全な寝たきりの状態で当社が全部のケアを行っている。その奥さんが、問題なのだ。
気に入っているヘルパーさんと個人契約をしたいと持ちかけたり、事業所のシフトを無視して気に入ったヘルパーが空いているか、空いていたら個人契約をしたいともちかける。
その手に乗ったヘルパーを解雇したりして、色々弊害がある。今回も、自費での旅行にヘルパーを要請しているのだが、ヘルパー個人に持ち掛ける。5人で交代に毎日派遣しているが、その旅行への付き添いに複数のヘルパーさんに声を掛ける。
ちゃんとシステムを理解しているものは、断るが、自分が行きたいと思っているヘルパーもいて、自分に声を掛けて来たと譲らないやつ、声を掛けられて受け入れたらいいのか事務所に聞いてくる者は、最低限の金額が欲しいので必死。
しかし、技量は他の者が上なので、結果的に外す形になるのだが、その利用者の夫である施設長がその最低限の給与で勧誘するかも知れない。前の解雇したヘルパーはそんなかたちでその施設で働いている。
「引っ掻き回されても、売上が多額なので我慢していたけれど、もう我慢できない。」
「そうだ、ちゃんとその施設長に抗議して、断られてもいいから筋を通せ。また、勝手に個人的に受け入れたヘルパーは解雇するような考えをもって当たるように。」
そう指示した。
午後、著名が東洋医学の博士と会った。紹介してくれる方がいたのだ。最初に
「私は顔相もやっている。顔を見れば年齢や血液型、生き様度当てることができる。あなたの年齢を当ててみようか。40歳は行っていないな。38歳だな。」
「えっ、冗談でしょう。本気ですか。」
「40代か、前半だな。」
「本気で言っているんですか。」
「50代か?」
「いや、全く違います。
「何歳だ?」
「62歳です。」
頭に来る訳がない。
NPO法人常勤理事に
「本当に知っているということから離れて、第三者としてみたらおれはいくつに見える?」
「(。-_-。)50代ですかね。」
マンションに帰って、鏡をしげしげと見た。
若いとは言われていたが、二回りも若く見えるとは。それも、自信のある顔相を研究のひとつとして行っている医学博士に言われるとは。
「これから、自信を持ってナンパしに行くかな。20代と30代に限定して。」
悲喜交々の1日だった。


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