お知らせ


お知らせ

RSS

一覧に戻る

トップハート物語(5299)立志伝敢闘編
19/08/29
2013年(平成25年)8月下旬。
 朝数人の社員が来て、9時半に大東市の居宅介護支援事業所管理者が来た。主任ケアマネジャー研修を受けるのに、社印が欲しいという。私の事務所に彼女が来るのは1年に1回あるかどうかだ。彼女も私もできれば関わりがない日を過ごして終わりたいと思っている。
しかし、こうしてどうしても必要に迫られれば来る。10時に顧問弁護士の紹介で、弁護士事務所で面接した方が、私の事務所を見に来る。余り、好まないので管理者に頼んだ。
「9時半過ぎに来て、お客さんが来ても帰らず留まっていてくれ。そうしたら、誰かが待っているというので気になって早目に帰るから。」
彼女はその言葉通り、9時45分に来て印鑑を押して、
「先日の、利用者とのトラブルを起こして申し訳ありませんでした。」
「いいか、人権が絡んだ問題は一番厄介だ。形がないだけに、処理のしようがない。人権団体や右翼や左翼が出てきたらもうお仕舞いだ。その言動には気をつけてくれ。」
10時に来た、顧問弁護士紹介者が席に座る。
「先日、弁護士事務所でお会いした時に会社の概要しか話ができませんでした。実は、事前に何も聞いていなくて、事務的な話の時に急に紹介すると言われて初めて仕事の応募者だと知ったんです。」
そう前段で話をして、
「当社は、ヘルパーさんを含めて140人くらいいますが、全員が、ケアマネジャー、介護福祉士、ヘルパーで何かしら介護の資格を持っています。そのものは、自分の仕事を理解して、スケジュールに沿って動いています。自主自立で自分の与えられた仕事を処理して終わりです。その時間を誰も管理したり制御したりしません。成果が上がればそれで結構です。その勤務実績にクレームを付けるのは私だけです。」
一息つく。
そうすると、彼女が言いだした。
「私も、成年後見関係の勉強をするために裁判所に行ってビデオを見ながら勉強してきました。」
「それは結構なことです。成年後見関係の仕事をとするのにはまず、どこかの研修に参加して基礎的なことを学んでいただきたいと思っています。ただ、事務的なものは実際に後見業務が生まれて初めて行われるものなのです。私どもは、ホームページもリーフレットもできています。できていないのは、処理要項と事務局スタッフの育成です。それができなければ、PRもできません。最後に生まれるのが、事務的なものなのです。それが、生まれても、今度は後見人として活動するためには必要な知識が必要です。例えば、多くを占めるのは金銭管理ではなく身上監護の介護関係です。いくら、ビデオを見てもサービス担当者会議に出て、被後見人の代わりに介護計画書にサインをするほど知識を得られません。私どもは、その前提となる知識を有していますので、スムーズ進めるのです。」
色々、具体例を話して理解してもらった。理解というのは、事前に話のあった成年後見関係の事務的な業務は無理だと。
「ですから、何もこれだという範囲を決めずに、この福祉関係の事務的な業務を一手に引き受けてくれませんか。そうなら、私どもは嬉しい。助成金申請や新たな事業展開の事務的な処理など、いくらでもあります。企画立案ができるようになれば最高です。そういう人を求めていたのです。」
30分の予定が45分になった。
これまで、この時点で怖気づいて逃げていくのだが、大丈夫食らいついてきた。
そばで聞いていた、大東市の居宅介護支援事業所管理者は、その意識の高さに驚いていた。大丈夫、出来るか。
昼にマンションに戻って食事をしていると、守口市の居宅介護支援事業所の管理者から電話があった。声が沈んでいる。
「実は、Uさんのリハビリでトラブルが発生しました。リハビリに通っていたのですが、体調が悪くなり訪問リハビリに変えることになりました。いつも行っているリハビリテーションではなく、私が紹介して新たな訪問リハビリ業者が入りました。ところが、息子さんから電話があり、今日リハビリが入ったが本人が全く動けなくなったと、強く抗議し医療ミスじゃないのかと言ってきたんです。私が紹介したので、私に責任があると思います。」
「そんなことはあとからの話だ。まず、状況をまとめて市役所に報告して指示を仰ぐ。訪問リハビリ業者に連絡して、早急な対応をする。自分はすぐに利用者宅を訪ねて状態を把握し、指示書を書いた医師に報告し指示を仰ぐ。その一連の行動をとるので、と訪問リハビリに通告して一緒に対応するなら一緒にするし、しないなら単独で動くことを通告すること。」
その指示を与えた。
午後3時から、この市の大学が設置した市民交流プラザを訪問し、市民講座を行うことで打合せした。事前協議が済んでいるのに、今日出て来た70歳位の爺さんが、難癖つける。あとから、名前に見覚えがあるのでネット検索すると社会福祉協議会の会長だった。
自分たちの領域を犯されると困るのだ。勝手に、自分たちの領域だと決めている。やってもいないのに、地域包括でやっているようなことを言っていた。こんな奴らがまだ、はびこっているから、何も進まず遅れている市の行政が動かない。
市でも、社協が何かするように言っていたが何もできない。天下りの組織に同業者が現れては困るのだ。困った高齢者がたくさんいて、初めて社協が成り立つのだから、それを積極的に解消されたら困るのだ。この男が、この交流プラザのシニアコーディネーターだという。
夕方、面接の応募があった。電話で聞く限りは人の良さそうな人物だった。面接も、明日行うが、障害者施設で5年、介護で3年、実務経験の豊富な人材は久しぶり。それだけ長期に亘って続けているし、まだ41歳と若いので期待している。

一覧に戻る


  • ヘルパー講座・セミナー 最新情報
  • ケア事業・サービス 最新情報