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トップハート物語(5281)立志伝敢闘編
19/08/19
2013年(平成25年)8月初旬。
先日、被保佐人の自宅に一時帰宅したが、門扉を鎖付きの錠前で締めてある鍵のカギ穴が何者かに破壊されていて、入れなかった。そこには大事な書類、土地建物の権利証や保険の保険証書が入って居る筈なのだ。
カギを開けて貰う業者にネットで検索し連絡して来て貰う事にした。施設に迎えに行く連絡をして準備は整っていた。
今日の午前中は就労支援の授業の実技を担当していた。実態調査をして貰うのだが、地域の福祉を調査して自分たちの目標を立ち上げにして、シュミレーションをすることにしたのだ。その対象事業所は当社の5事業所を選択して、5つのグループを形成して調査してまとめることにしたのだ。
9時半までに市の生涯学習センターの会場に行く。朝、全員が揃うのかと思っていたがそうではなく、現地に朝から出たグループが3グループあり結局2グループ残っていた。その内1グループは本社の管理者が担当し、結局私は1グループ4人だけに対した。その対象は、この守口の介護事業所の担当だった。
1時間以上に及んだQ&Aが終わり、戻ったが時間が中途半端になった。予定では、被後見人名義から当NPO法人名義に変更した通帳とカードを受け取りに銀行に行くことになって居たのだ。それが、行けなくなった。
仕方が無く、新規事業所責任者を呼んで食事をすることにした。いつもの、回転すし長次郎に行って、今日同行して貰うこの守口の介護支援専門員と3人で食す。終わって、予定時間前に被保佐人が入居している施設に着き、フロアに行く。
先日居た若いヘルパーさんは不在で、どうしたのか被保佐人に聞くと、もう居ないと言う。結構、入れ替わりが激しいのだ。毎月訪問しているが、毎月ヘルパーさんが替る。上の人たちは同じなのに、下が替るのはどこの介護関係事業所は同じか。
今日は一日中暑くて、私もこれほど疲労感が増し、動きが緩慢になり、喉が始終乾き水分を補給していたのはこの夏で初めてだろうと思う。
約束の1時半から2時までの間というのに十分間に合って、業者が来るのを待っていた。待っていたのだが、余りに来るのが遅くて眠ってしまった。被後見人は車いすのまま、後ろにジッとしていた。車内だからそんなに我慢できないほど暑くないだろうが、大変な思いをしていたと思う。
同行者の携帯電話で目が覚めた。丁度業者も来た。遅れて来たのだ。外に出たが、慌てて出たので、起き抜けのような意識の中で、暑さも手伝ってもうろうとしていた。業者が確認をして金額を提示した。11000円程度だ。勿論了解した。鍵穴に針金のようなものを入れて操作したが、無理。鑢を取り出す。鎖で門扉に巻き込んでいて、その鎖を錠前で締めている。
「時間が掛かるし、かなり厚いのでカッターで切っていいですか。」
「いいですよ。」
被保佐人の了解を貰った。
電動ノコを使用するのに、電源のありかを探していた業者に対して被保佐人が
「隣の家は分家で誰も住んでいない。」
「えっ、○×さんは本家なんですか。」
そう言うと、そうだという。
アセスメントの段階では、そんな項目が無いので調べようがなかったが、驚いた。その不在の分家の玄関に行って電源を点けてみた業者。玄関の電気が点灯した。玄関灯が外にあるとはいえ、電源も外にあるとは思わなかった。そのまま長い線を持って来て繋いで電動ノコを使いだした。ある程度切れたので、その部分を拡げようとして触った業者が
「熱い!」
と叫んで、慌てて衣服で指を覆った。
素人の私でも、鉄を電動ノコで切ったら熱くなるのは分かるのだが、専門家がこんなことになるなんて、驚いた。
それでも、やっと開いた。玄関のカギは預かっている物で開いた。被後見人に金庫の有りかを聞き、階段を上がって二階に。綺麗な、新しい大きな邸宅だ。
聞いた部屋に入り目星をつけて押し入れの戸を開けると金庫が見えた。旅館にあるような結構大きな金庫だった。
「どのくらいの金庫ですか。」
と、聞いた時には
「小さいの。」
と言ったので、
「持てますか。」
「いいや、持てない。」
確かにもてっこない。
それにしても、この鍵もない。ところが、業者はほんの数秒で開けてしまった。
中にお菓子の箱が入っていた。中を見ると、契約書や保険証書が有った。そのまますぐに締めて、持って降りた。どう説明したらいいのか。私が預かるということを。このまま、施設には持っていけないし、嫌だと言われたらどうしようと考えたが、考え過ぎだった。簡単に、私が預かるのを了解してくれた。
全部終わって、21000円の料金を現金で支払った。
カギをホームセンターに求めに行ったが、余りに遠いところにしかないのだ。しかし、目的の市役所がホームセンターの近くにあった。前と同じようなカギを購入して、市役所に行って、限度額認証書の申請を介護保険課に後期高齢の保険証を医療課に行って続きをして、それぞれに住所変更の手続きを行った。
後から預かった権利証など見て驚いた。10以上の田を所有し、山林や宅地も所持していたのだ。これから、この財産をどのようにしていくのだろうか。

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