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トップハート物語(5260)立志伝敢闘編
19/08/08
2013年(平成25年)7月中旬。
 8時半にこの守口の居宅介護支援事業所管理者兼ケアマネジャーが来た。30分後、新規事業所責任者が来た。それぞれ、何か言いたかったのだが言えずに時を過ごしたような感じだった。一応、新規事業所責任者は代表者の印鑑が欲しいとの事だった。
その用件が終わってから
 「報告が2件あります。」
 「いいことですか。」
 「いや、悪い方の部類です。」
 そう言って、
 「まず、Tの駐車違反の件です。7月1日と数日後と2回連続違反で警察から違反金の納入通知が来ました。本人は、自分が置いた場所から誰かが移動したと異議申し立ての文書を速達で出したようです。自分では納得がいかないと、支払を拒否したかったようですが、そんなことしても意味が無い、自分の保管の責任が生じるのでと納得させたのですが、時間が無いので私が銀行の窓口で振り込みました。」
 「俺の真意は、そんな違反をしたことに対してではないの。仕事だからそんなこともあるだろう。それをいちいち咎める気持ちは無い。ただ、同じことを繰り返す、それも短期間に生じることに対する不甲斐なさがある。俺が先日も言っただろうけど、何故、それが生じるのかみんなの問題として話し合って欲しい。そして、そう言ったことが連鎖反応のように生じない方策を講じて欲しい。1週間に9000円を2回分会社は負担する。これまでだ。その負担が自分の家計から負担するように思って欲しい。会社が負担するから何の痛みも感じないでは、俺だってもう何もかも辞めたいと思う。」
 「私どもは、佐藤さんに物凄く良くして貰っています。バイクは希望すれ与えて貰って、ガソリン代は出して貰って。車も貸して貰って、駐車場も月2万円を負担して貰ってガソリン代も頂いて。携帯電話も与えられて、使い放題で歯止めが掛からない使い方をしても注意だけで処理してくれる。小さい生き方をしないようにとの思いがあるのも知っています。制服とか毎年高い高級なものを購入して貰って、クリスマス会や研修など出張もあり、旅行も豪華にして貰っている。安心してこの会社に居られるのが、当たり前だと思う気持ちが強くなってきている。いっそ、このような個人の犯したものに対しては、個人負担で処理したらいいんじゃないでしょうか。」
 「いつから、何を個人負担にするのか決めないといけない。とりあえず、今回は会社が負担する。そして、みんなで再発しないように話し合ってくれ。」
 そう言って、第一の問題は終わった。
 「もう一つの、管理者の電話の件です。」
新規事業所管理者になる者が、4月に携帯電話を会社から貸与された。まだ、入社して半年なのだが責任者が彼女の能力を評価して、管理者に据えたのだ。期待して据えた男性管理者が全くの空砲で、8月には辞めたいと申し出があったのだ。まだ、発足して1年なのだが管理者は数人代っている。設立した当時の3名の社員は既に居ない。色々と入れ替わるのが問題なので、ついにこの守口のエースをケアマネジャーの資格を取得した段階で、ケアマネジャーをすることを前提に異動させて。
 その能力はいかんなく発揮されて、実績をうなぎ上りにした。その時に力になってくれたのが、自分が採用した彼女だ。経験が無かったのだが、介護員資格を持っていた。ヤクルトなどの販売員を長くしていて、コミュニケーション力に長けていてこの業界に合って居たようだ。
非常勤の業務委託契約をしてスタートした。ヘルパーとしての能力も事務的な能力も発揮できてのびのびしていたが、問題は家庭にあった。
 責任者も当社に入って数年で、当社で生活が出来ると判断してシングルになった。責任者の励ましもあり、彼女も当社に入社後数か月でシングルになった。社員として入社するように何度か責任者が言ったのだが、本人いわく
 「社員としての自信が無い。」
 と、言う言い方だったようで、断りを続けていた。
 その間、勤務時間が増えて来た。それまで子供さん3人の育てる時間が必要だと言うことで、夕方5時までの勤務で土日は休みだった。それが、そうは行かなくなったのか、それまでの倍の時間を当社で過ごすようになった。
業務委託なので、1時間1000円の時給であり200時間を超えれば20万円を超える額が手取りとして入る。それをさらに超えるようになった。
当社としては、あまりよくない傾向なので、何度か社員での入社手続きを取るように言ったが、
「子育ての時間で勤務出来ない時間もありみんなに迷惑を掛ける。社員として業務をこなす自信が無い。」
 などと、言っていたが実は税金や社会保険が引かれて手取り額が少なくなるのが不安なのだと思う。
 それでも、責任者が管理者として使用したいとの思いから、何度も勧誘する。ついに、同じような考えで、頑として聞き入れない中国からの労働者の目に余る我儘を注意するのに、同じ立場では言えないと思ったのが、やっと聞き入れて社員となることとなった。その間、会社の携帯電話を与えた。
 3月分のことだ。使用料金が来て驚いた。3万円に達したのだ。注意をした。社員と家に帰ってから長時間電話をしていたことを認めて、注意するとの事だった。
 次の4月分の金額は25000円だった。注意したが、覚えが無いと言う。5月分も同じ額だった。他の部門の管理者クラスより倍以上に達する金額だ。頑として自分は使用していない、ソフトバンクの請求ミスだと言い張る。そのうえ、明細を取り寄せて貰いたいと言い出した。自分の潔白を証明したいと言うのだ。
 私は
 「そんなことをして、潔白どころか罪がはっきりしたら逆に問題だろう。お互いに不快な思いをしないといけない。それを、問題視しているのではなくて注意をして欲しいと言っているのだ。」
 それでも、認めないので明細を取ることにした。
 6月の26日だった。ソフトバンクに連絡して送付をお願いした。
ところが、何日過ぎても来ない。7月の11日に再度要求した。やっと、11日、届いた。内容を見るとやはり長時間何度か当社の社員と連絡を取っている。その金額が1通話当たり1000円を超えるのが何度かあった。 
 しかし、一番多い3月の明細は3カ月以内のものだけとなっているようで出せないと言うのだ。ソフトバンク自身の問題なのに、4、5、6月のものだけだった。しかし、それで十分だった。明細を出してくれと虚勢を張っている時点から、極端に使用頻度が少なくなり通話時間も短くなった。
否定しながら、内心は認めていたのがはっきりわかった。それにしても、その明細のデータは1月10ページ以上にもなり1ページ50通話としてひと月に500通話を超える通話をしていることになる。
 内容が把握できたのだが、
 「本人に、佐藤さんが言ったように内容の説明はいい、どれが自分が身に覚えが無いと言い張っていた通話なのか申告して欲しい。そして、その内容についてソフトバンクに返還請求をなさい、と言いましたが、全部事実です済みませんと謝罪して来ました。」
 「俺は、それで終わらないといった筈だ。全く身に覚えが無いと言いながら、証拠を出せといきがって、証拠を出したら済みません。それで済まないぞと言った筈だ。なぜ、そう言うか。何度も言ったが、そう言う人間が、不正をして、または間違って不正に結果的になっても知らぬ、存ぜぬとシラを切って、改ざんする人間だ。いくら、信用していると言っても、いざとなったら何をする人間か信用が置けない。気をつけろよ。会社にとって頼りになると言っても、逆になったら凶器だからな。」
 そう言ってから、
「このままでああそうですか、という訳に行かない。どう処置をするかだ。」
 「えっ、ダメですか。」
 「当り前だろう、あれほど何度も逃げ道を作って、認めて改善しなさいと言ったのに、こんな証拠を取り寄せることまでさせて。俺だって時間が惜しいし、生産性のない時間を過ごしたくない。お互いに不快な思いをするし。きっと腹の中では、謝罪の気持ちなど無い。都合が悪くなれば、会社の悪口を言って居なくなるだけだ。周りも同調して、逆に腹の中では周りの者は、味方などしない。いいか、何度も言うように育ちが悪いのだ。育ちとは親の育て方だ。親の育て方で、それぞれの生き方が決まる。いい育ちを受けた者は貧しくても、社会で信頼を得て良い友達が沢山出来ていざとなった時には支えになってくれる。悪い育ちをした者は、そんな奴しか周りに集まって来ない。いざとなったら、逃げだすだけだ。自分の姿勢を強く持って子供を育てるということは、自分の生き方を見せることだ。」
 「分かりました。どうしましょうか。」
 「これからは、通話料金5000円を超えたものは自己負担にする。自分の事しか考えない奴にならないように。何度も、こいつの通話料金が半分になれば他の人にも携帯電話を与える事が出来ると言っているのに、無視していた。」
頭が痛いことに、今日も6月の通話料金が来た。
昨年末に新たに採用して、携帯電話を与えた新人のWEB料金が100万円を超えた。ただ、使い放題にしているので4200円で済んでいるが、こんなモグラたたきのように過ごす毎日だ。

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