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トップハート物語(5253)立志伝敢闘編
19/08/04
2013年(平成25年)7月上旬。
人の問題で誰もかれも苦労している。朝一で新規事業所責任者が来た。新規契約書の処理などを終わった後、報告があった。人材だ。
 「残念なお知らせです。28歳の先日電話が来て採用し結構いい感じだと報告していた彼女がダメになりそうです。ひと月で終わりです。また、男性社員として引き抜きを諮っていた病院での看護助手している介護福祉士も何の連絡も来ないのでダメだと思います。逆に、管理者のお友達とかチラシを見て電話を掛けて来た人が働けそうです。」
 新規事業所が発足して1年余り。
登録ヘルパーさんは10人程度だが、支払総額を見ても50万円に届かない。それが、社員6名で200万円の人件費が掛かっている。勤務時間を見ると概ね220―250時間。それを超える月もある。超過勤務手当が多い。総額で行けば収入が人件費支出にイコールになって居る。それでも、依頼が続くので対応する。やっと、まだ出て来ない今月の実績を占うと50万円くらい利益が出そうだ。
 人間働く時間の限界があり、それに到達すると考える。誰かに振ることを覚えて貰うことが実践で出来る。そうしないと、限りない金額を支払うことになる。
 30分遅れてこの守口の居宅介護支援事業所管理者兼ケアマネジャーが来た。これからの研修センターなどの生かし方を話し合ったのだが、この話が終わり次第研修センターの責任者が来る。
 10時半に研修センター責任者が来た。私の助言を受け入れず自分の判断で業績悪化を招いて、予想通りの就労支援選考に漏れるという結果が出ると逃げ出した。退職したいと申し出て来たのだ。はっきり言って、人間が汚い。考えが汚い。調子のいい時は自分の実力ではない。環境が良かったからだ。それを、何度言っても理解できない。
 そして、前回選に漏れた時と同じ逃げ出す算段だ。その理由が、私が彼を叱責したからと他の者にも言い出した。そして、事務員も8月で退職したいと申し出て来た。簡単に受理したが、そのあとの研修センターの処置を考えた。
思い切って廃止を考えたが、若い連中が続けて欲しいと言い出したので、自分たちでどうするのか考えるように言った。
 事務的なものと講師という業務に前々からお願いしていた若い講師を再度アタックするように指示した。前から来たいとの思いを受けていたので、どうなったのか何度も確認する。しかし、責任者の彼が邪魔をする。誰も現場に出て欲しいと言っている訳じゃないのに、そのような話をして
 「現場は自信がないと言っています。」 
 「誰も出てくれなんて言っていないじゃないか。」
そう叱責しても、馬鹿の一つ覚えのようにそのことばを繰り返して邪魔をする。
 再度、先日、勧誘するように言った。返事が来た。条件を出して来て、
 「自分で要求するのも恥ずかしいので、と私に言ってくれるように言われました。」
 「どうぞ、どんな条件でも大丈夫です。」
 「手取りで20万円は欲しい。」
 「そんなの大丈夫です。社会保険を加えて総額25万円で言いのですね。何度も聞きますが、うちは年俸制です。年俸300万円と言いうことですね。それは大丈夫です。」
 「それだったら来てくれると思います。いつから来てもらいますか。」
 「すぐにでも来て貰って下さい。」
 「今の事務員の退職が8月一杯なので、それからにしますか。」
 「何を言っている。自分が忙しいと言っている事務処理を手伝って貰えばいいじゃないか。すぐに来て貰いなさい。」
 「来て貰っても仕事が無いです。」
 何度言っても、それを変えない。
いざというと、自分一人で全部やっているので時間が無いと言い訳をするのに、人を入れると仕事を抱え込んで人にさせない。
 そのような人間なので、諦めた。
 そのほか、辞める前にきっちり理由を付けて辞めるように言い。
 「業績が最悪にして、逃げるのは卑怯だ。理由を俺に求めても誰も信じない。とにかく、これから、独立採算を目指して研修センターに口は出さないようにしようと思う。そこで、練習ということで成年後見講座を独立採算で考えてして欲しい。収益と支出がトントンだったら問題ないだろう。いくつか講座を受けたいと依頼がある。それを、ベースに30人程度のカリキュラムを作って必要な講師を手当して行く。」
 行く行くは独立採算考えを強調した。
 辞める意識が遠のいたような感触だった。
 人が必要なのだが、その研修センターでの人材輩出がうまく行かないので、そのことも話をした。凝り固まっていて、
 「会社に紹介できるような人材はいません。」
 その一言で終わりだ。
 それだったら、どうして他の事業所には紹介して行けるのか。それも、紹介事業の認可も取っていて一円も貰っていない。
 それにしても、当社始まって以来の綺麗なモデルのような小顔の講師を得る事が出来る。そのことだけでも、希望が生まれる。
 銀行に行き、市役所に行き百貨店に行った。これから、行政書士をすることになるのでこれまでのジャージでは様にならない。太った身体にあった衣料品を揃えようとして考えたが、NPO法人常勤理事の後押しもあり百貨店に入った。メンズ売り場は閑散としていた。少し回って、手に取って見た。専門店のシックな女性販売員が勧める。NPO法人常勤理事も勧める。逃げられない。
履いてみようと手に取ったズボンだけで値札を見ると14000円を超えていた。1万円が多い。そう思っても関東で過ごした私の気持ちは、逃げられない。ピッタリはまったので、購入してしまった。
安いのを数点買おうと思ったが、また入った店でNPO常勤理事が勧めるものを手に取っていると、また、シックな女性店員が来て勧める。また値段を見ると11000円。唖然としていると、
 「履いてみればいいじゃない。」
と、NPO法人常勤理事が言う。
履いてみる、そのほかにもシャツを持って来る。
 「軽くていいよ。素材もいいし。」
そうNPO常勤理事に言われて、着て見る。
それも、同じ値段だった。上下で2万円を超す衣装など身に付けたことが無い。スーツではないのだ。ただのズボンとシャツだ。
 それでもカードを出してサインをした。
とんだ買い物になった。合計3万5千円を超えた。
ズボン2着とシャツだ。
 そんなもの、普段着て仕事は出来ない。再度、いつか買い求めないといけない。
 夕方、昨日、その扱いと今後のプランを考えた本社のあるケアプランセンターとレンタルに所属しているパートさん。ケアマネジャーの資格を努力で取得した。その結果だが、仕事をしたいといっても、サービス提供責任者としての経験がほとんどなくヘルパーだけの人材をすぐにケアマネジャーとして登用する訳に行かない。
 その人件費が問題なのだ。
 その取扱いを、管理者に話をした。これから、障害者のプランをケアマネジャーが作成することになるので、相談支援員の研修を受けさせて両方の資格を持ちながら営業とプラン作成をして貰う事にしたのだ。その際、これまで私が指示した営業的な行為を忙しいとか時間が無いとか言って逃げていた。
「それを、克服して時間のせいにしたり人のせいにしていたけれど言い訳をしない。」
と言って来た。
 「君なら出来る。誰もがみんな君の能力を知っている。あとは自分が前向きになるかだ。そうなれば、周りがサポートする準備をしている。将来は長いので、これからのことを考えながら生きて行って欲しい。一人ではない。周りにちゃんと支えあう人が居る。」
 そう励ました。
 お子さんが障害を持っていて、生まれた家庭にも恵まれなかった。それが、トラウマになって逃げる気持ちが強かった。それを、どう引き出すか考えていた。批判して手放すよりも、やる気を引き出して能力を発揮させた方が彼女にとってはいいと思っていた。少しの支出はあるかも知れない。しかし、彼女だったら将来に亘って会社を支えて、みんなと協力し合って行ける。そう確信した。
 色々あるが、今日は気持ちの良い時間を過ごした。


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