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トップハート物語(5246)立志伝敢闘編
19/08/01
2013年(平成25年)7月1日。
 朝一で、支援責任者、介護管理者と続いて1日から入社した新人ケアマネジャーが来た。出戻りでありながら、入社させたことに感謝の口を開いたが問題は考え方だった。再入社を依頼して来た目的は、ケアマネジャーの資格を今回得たが独立開業が危険だと分かって当社を利用して利用者を確保して、その半分を持っていく。
また、末まで所属していた事業所にケアを回すと言うことを等を公言していたことが問題だ。
 既にシフトを完成させて準備は各部署終わっていた。非常勤ケアマネジャーに登録をするのだが、最初なので仕事が無い。男性でも人手が不足しているので結構多くの時間が埋められた。
 今さら契約は無理だと言う訳に行かないので、条件の変更を申し出るように会社としての考え方を述べたのが昨日だ。その条件をお互いに述べ合った内容でいいのか返事を貰う事になっていた。
 結果、ケアに対する支払いは登録の計算。ケアプランを自分で獲得して行った場合は1ケース5000円。加えて、当社に対する介護利益を得た場合はその総額の24パーセントを報酬として支払うことにした。
 パンフレット作製を中国からの帰化者にお願いした。彼は中国芸術院を出てそのような仕事をしていた経験がある。
続いて、昨夜自殺現場に立ち会ったこの守口市ケアマネジャー兼管理者が来た。その始終を報告受けた。ショックが強く、眠っていないようだった。化粧も今までと違ってほとんどしていなかった。前に他の事情でノーメイクの時は大きなマスクをしていたが今日はしていなかった。暫く話を一方的に聞き、慰めの言葉を掛けた、と言っても
 「この仕事をしていると色んな死場に遭うことは仕方がない。」
その程度で、気の利いた言葉は掛けられなかった。
 午前中は、処遇改善報告書の作成やメールなどの返信に追われた。必要なパンフレットや名刺を新人ケアマネジャーから作成依頼された中国からの帰化者から、名刺の台紙や定型ソフトの有りかを聞かれたが返事できなかった。NPO常勤理事が管理している。
 その彼女が出社して来ないのだ。いつもなら、午前中は目をつぶっていて午後から出勤して来るのだが、3時過ぎても出社して来ない。いくら精神的な問題や体調的な問題があっても、余りに酷過ぎるので
 『みんなが困っている。仕事が出来ない』
 と、メールを送信した。
 30分後、つまり3時半に出て来た。
 「みんな困っているじゃないか」
そう言って叱りつけた。
その時に、研修責任者からメールが来た。
 『5時過ぎに時間を作ってくれませんか』
 予想通り来た。
多分退職を申し出て来るのだろう。研修センターの収益悪化を事前に予想していた。そのうえ、収益の8割を占める就労支援が選に漏れたのだ。漏れたということは当分の間、あの400万円を投資して確保している教室の使い道が無くなるのだ。
 いや、これまで
「絶対と言うことはないので、もし選に漏れたら何をするのか考えて置くように。何も介護に特化したことを考えなくてもいい。関連したものでもいいし。」
 そう、口を酸っぱくして言っていた。
 その為に、色々な分野で講習をしている人を紹介したり、情報を送ったりしていた。それが、全くしない。外に出る、何かをする、動くことが嫌いな人間だった。そのうえ、研修センターの目的は訪問介護や自立支援に人材を供給する窓口となって居る筈だった。
それが、全く供給できないばかりか当社を希望した受講生に悪い嘘を言って、来させないように邪魔をしていると受講生や入社した受講生から聞くに及んでいつかは注意しないと、と思っていた。
 他の管理者も
 「どこの会社の人間だ」
と、怒っていた。
 そんな状態で、土曜日に会社宛てに就労支援の選に漏れた通知が来て、彼にファックスした。しかし、事前に知って居る筈なのに、というのは事前に提出した書類を返却されているのだ。私には黙っている。都合の悪いことは黙って、私が知って問い詰めた段階で言い訳を並べるのかいつもの手だ。
それを、今回はしなかった。知っていても、しらんふりしていた。黙って、いてもその通知文を私が彼にファックスしている。無視していれば不気味だ。
 あぶり出すように多分彼から辞めたいと言って来るだろうと考えていた。だから、主だった数人に、
 「もし、研修センターが廃止した場合の対策、または継続するための対策を考えて置くように。」
と、土曜日、月曜日に会って言った。
 彼からの時間を空けてくれと言うメールに対して
 『急ぎか、用件は何か。』
 『今日じゃなくてもいいです。時間の取れる時に話をします。』
 面倒なので、市役所に行った後にメールを送った。5時半に来いと。
 研修センターの事務員と二人で来た。
 手に、実習で不要になった鍋やフライパンを持って来た。
 加えて、今月初旬に辞めたアルバイトの勤務状況やユニフォームを返しに来た。
 私の予想が間違っていたかないと不意に思った瞬間、一緒に来た事務員が
 「8月末で退職させて頂きます。」
 そう言って、退職願を出した。
 ほとんど不意を突かれたので、何も言わずに受け取った。
 彼女は、障害者のお子さんを抱えているので勤務時間を短くして、少ない時には普通の勤務より50時間も少なく勤務しても普通の常勤の固定給を支払っていた。勿論社会保険加入。そのうえ、バイク支給、携帯電話貸与だ。
 余りに唐突だったが、仕方がないと思った。
 そして、一人残った研修センター管理者と向かい合った。如何にして選に漏れたかをながながと説明されたが、理解できない遠回しの言い方で自分の責任は全くないような口ぶりだった。他の事業者は選に入るようにちゃんとルールの最大限に認められるような対応をしていた。
当社は、彼の面倒なことはしないとの意思が表れて出来ることをしていなかったので、加算ポイントが無かったので落ちたのだ。
 そのうえ、これからのどう対応するのか説明を受けたが、今すぐにしたら間に合うことは時間的に無理だと言う。
 「それは出来るでしょう。まだ時間が有る。」
 ああでもない、こうでもないと言い
 「実は、私も引継ぎをして辞めさせて頂こうかと思っています。」
 「それは、あなたの性格からそう言うだろうと思っていた。主だった者には、そう言って、来るだろうからそのような対応を考えて置くように言ってある。」
 「私も一生懸命に仕事をしていますが、ケアに入っている人の評価はするが私が遊んでいると言われるのが辛かった。」
 「誰がそんなことをいつ言いましたか。」
 「先日、宴席でアルバイトが何もしていないのを見て私もそうだと言われた。」
 「それは当たり前でしょう。私は講師をして稼いでいるのに、休憩で戻って来たら何もしていない二人が話し込んでいたら、誰だって頭に来るでしょう。私がこうして下さいとかああして下さいとか言ってもしないで、結果が段々と悪化する。」
 「・・・・」
 「絶対ということはないので、次の一手を考えて下さいとかいろいろ言ったが無視していた。」
 「それだけの能が無いのです。」
 「今さら、何を言っても仕方がない。廃止するのか、継続するのか考えて後始末をきっちりして下さい。」
 「まだ、収益は上がると思います。」
 「私は他の者に赤字だから止めることも視野に入れると言ってある。どう考えても今期はダメでしょう。いいですか、家賃だけでも年間400万円。講師謝金が月額100万円を超す。そのほか、自分たちの人件費。少なくても、月額200万円の収益は必要でしょう。」
 「そのくらいは大丈夫だと思います。」
 「あなたは、いつも楽観的に言って出来なかったと言う。そう言うのは簡単だ。いつも言っているが、申請書などだれでも作れる。問題は受講生をどう集めるかだ。いつも言っている。色んな方策を立てて実行しろと、ダメだったらまた他の方策を考える。」
 「・・・・」
 「今回だって、初任者研修を6月コースは2名しか集まらずに中止した。7月コースは何人ですか。」
 「10人くらいです。」
 彼の10人くらいは半分くらいに思っていた方がショックが少ない。
 ずっと、以前、半年前くらいから辞めることを考えていたような感触があった。それなのに、急に、先日の私の言動を理由として出したのはなぜか。
 この地守口介護管理者も、私の言動を理由に辞めたいと持ち出したのは、実績が急激に悪化したのが原因だった。
 悪化した原因は自分たち運営者にあるのに、私のせいにする言動は悪化した部署の責任者に共通している。
 昇竜のごとく実績を上げている部署は人手不足で、毎日大変な思いをしている。落ち込んでいて他者のせいにする部署の部員は全くやる気もなく、一生懸命な実績を上げている部署のお蔭で飯を食っている。それなのに、以前のままの報酬を支払っている。
 そのような話の行き掛り上
 「それじゃ、独立採算で行くか。」
 彼は計算を始めた。算段が出来たような感じだった。
 「まず、当面事務員が辞めるのでその代りの者が必要だ。そのあと、君の代わりの者を探して引き継ぐという形で行こうと思っている。」
 代わりの者を探すように言った。
 「簡単に思っている訳じゃないのですが、それは社長の方で探して貰えるものと思っています。」
 「何を言っている。そんな余裕がない。いくら探しても人はいない。応募すらない。自分で探してくれ。」
 そのような中から、また講師として来て貰っている女性がいた。その女性に声を掛けるように何度も言っている。
それを、いつもの言い方で、ああでもないこうでもないと来れない条件を言い出す。それを全部クリアするように言っても言わないのはなぜか。

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