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トップハート物語(5242)立志伝敢闘編
19/07/30
2013年(平成25年)6月下旬。
朝一で、先日メールで結婚報告があった彼女が来た。背が高く色が白く、何といっても綺麗な顔立ちで明るい。しかし、ここまで何度も男性との交際があり、昨年も一昨年も異なった男性との恋愛遍歴があった。その度に、その動向や経過や進み具合をみんなに話をする。
 いつも、結婚を早くしたいとの願望が先に立って、紹介されれば付き合いをしてついには撃沈。何が問題なのか分からない。その彼女の相手がそれほど素晴らしいとかイケメンだとかそんなレベルではないのに、こんな綺麗で優しい彼女をどうして手放すのか分からない。自分から別れを告げたことはない。その原因は余り知らなかった。
それは、NPO法人常勤理事も同じだ。こんなにやさしくて、見栄えの良い女性はいない。それなのに、中々決まらない。
「あのように素晴らしい女性だったら誰かほかに男性が居る。」
などと、言い出す相手もいた。
 自分に自信が無く、そんな彼女がフリーである訳がないという訳だ。
 その彼女が朝来て、
 「ケアがあるので15分くらいしかないのですが、報告させて頂きます。」
そう言って、事務所に入って来て立ったままだったので促して座った。
 「いつ、結婚するんだ。」
 「入籍は私の誕生日にします。8月です。結婚式は色々問題があるので来年です。それでも、ちゃんとした結婚式が出来るかどうか。」
 そう言って、暗くなった。
 聞くところによると、私の時と同じで男親の所在が分からない。私の場合は、結婚式の時にそのような状態で、数年後路上で亡くなっているのが発見された。
 「俺と同じだ。俺の場合、そのうえ姓が変わっていた。出席者は以前姓で理解していたが、結婚式当日は親が離婚していたので母親の姓で行い混乱した。主賓や友人は私の新たな姓をそこで知ったので、挨拶では無意識に以前の姓を名乗っていた。妻の親族は何のことやら分からない。それで、うまく生活して行けたのは妻やその親族がそのことを気にしていなかったからだ。」
 母親も、普通の家族的なイメージとは殊更に離れていて、兄弟も同じだと言う。相手の家族はごく普通の家族で、普通の結婚式を望んでいるのだがそれが難しいと言うのだ。その家族を離れて、私が保証人になって私の事務所のマンションと同じフロアに部屋を借りて一人住まいを始めた。
 その間、男性が異なっていたけれど、昨年紹介を受けた彼氏とどうやら結婚することが決まったようだ。
 「どこに住むの?」
 「当分は、私の部屋に住もうと思っています。」
 「えっ、ここに住むのか。」
 悪いことを言ったかも知れない、そう思ったが既に口から出てしまった言葉は戻せない。そう言って、考えた。その部屋は私の事務所と同じ間取り。4畳半、6畳の二部屋と3条の台所。トイレ、バス付き。大丈夫か。
 多くの話をしたが、私の若い時と同じ自分の家族を拒否し、特に親を恨む性格を持っていた。同じだ。私と同じだ。親の無責任な行状をいい、これまで自分が結婚しようと思った彼氏が去って行った原因は、親にあったと言った。
 「俺も同じだ。親がそうだからという意識はそんなに強くなかったが、結婚という意識は無くなっていた。出来ないと思っていたので、殊更婚活をすると言うこともなかったし告白などをしたこともなかった。こんな生活が続いて、人生を終わるんだろうなと思っていた。そこに、妻が現れて俺を引っ張り上げてくれた。自分も、自分の家族を理解して受け入れてくれるのだから、それでいいんじゃないか。多くの時を経て老いて始めて子供の気持ちが分かる。いまは、親の気持ちを理解するようにしたらいい。結婚という目標を達成できるのだから、余裕をもって考えを変えることを前向きに考えろ。自分でどうしようもないことがある。例えば、国籍とか親とか兄弟とか。自分では変えられない。俺の顔だって変える事が出来ない。それなのに、ああだこうだと思っても仕方がないので他のことに力を注いだ。」
 目が潤み始めて、危ない状態になったので顔のことを言った。
 「そうですね。私がこれほど背が高くなったのは父親のお蔭ですし、色白なのも。顔もそれほどひどくは無く、人並みに産んでくれたから。」
 「何を言っている、そんなに綺麗で羨ましい人が沢山いる。」
 そう言っていると時間が来た。
 月末入出金の最終日だった。銀行に行って、入金しようと思ったものの数件を7月1日にした。月末の通帳上の残高を水増ししたのだ。7月の支払いは多額になる恐れがある。6月決算時の通帳残高を多くしてもそれは実質ではなく見栄だ。
 一旦マンションに戻って食事をして、再び出勤。NPO法人常勤理事がみんなに押し付けられて付き合った男性に対して、二か月間我慢して断った。その相手が来月の入社に備えて、居宅介護支援事業所に来る。その時に、彼女が返したいものが有ると言っていた。二人でアミューズメントに行った時写した写真。彼女が複写プリントをすることになっていたようだ。それをせずに原版を返す。
また、8月に予定されていたコンサートチケットの代金。加えてアミューズメントで一緒に購入したハート形の半分ずつのストラップは外した。そのほか、何か彼との連想されるものを全部外した。
 私はそんなことがあると嫌なので、そういうたぐいの行為をことさらしない。つまり、物を上げない、貰わない。
 その時の様子を聞いたが、余り気にならない。興味がないというか、聞きたくない。
 新たなパソコンを、その居宅介護支援事業所に導入した。新規で入って来る彼の為に購入したが、先日の面接で
 「辞めて独立する時に、担当する半分の利用者を頂いて行っていいですか。」
 と、馬鹿げたことをいうに及んで、新たなパソコンを与えようと思ったが、新しいのを管理者に渡して、その管理者が使っていたものを彼が使用するようにした。
 新しいiphonが来た。社員の使用している半数を入れ替えた。また、ipad4台を入れ替えた。その初期設定が大変。自分たちで出来ないので、懇意にしている事務機器事業者に頼んだ。
 先日、毎年行っている「君と歩いた青春コンサート2013」のチケットを手に入れた。その同行者はいつもNPO常勤理事が勤めていたのだが、彼氏との付き合いが始まってコンサートにも行く予定があったので、遠慮して声を掛けないでいた。
 他の人にお願いしていたが、私と同じ年代ではなく歌にも興味がない私の年齢の丁度半分の歳の彼女だった。先日、雨の京都に行って楽しく過ごした彼女だったのだが、どうも無理やり連れて行くのに気が引けていた。
 そして、NPO法人常勤理事が彼氏との付き合いを断った。その彼女が一番私と気が合うし、我慢している風も見せないで付き合ってくれるので一番いいのだが、言いそびれている。彼女だって私より22歳も下で、楽しいはずはないのだが歌が好きで、あの当時の歌は知っていて一緒に乗る事が出来る、と勝手に思っている。
 まだ、日にちはあるので機会を見つけてお願いしようと思う。
 今日たまたま昼にテレビを点けてニュースを見ていると、突然この地域の街の町名を言い出した。画像は、隣のイオンモールの横の路上だ。どうやら、出会い系サイトで呼び出した女性を車に乗せてどこかに行こうとした時に、突然男性2名が現れて止め
 「俺の女をどこに連れて行こうとしている。」
 と、すごまれて車ごと連れ去られて、車だけ近くのマンション駐車場で発見されたと言う。それを、見てからNPO法人常勤理事の彼女に
 「出会い系サイトなどに手を出すなよ。」
 「そんなことしていません。友達の子が一緒にやろうとうるさく誘って来て。それで知り合った男性がたまたま高校時代の同級生で、何度かホテルで会って捨てられたと言っていた。」
 そのことがなぜ心配かと言うと、彼女の友達4、5人は独身だった。それが、一人そのような出会い系の合コンで知り合った男性と結婚したと言う。その家に招待されて行ったのだが、それまで行く気もなかった彼女たちに対して、その結婚した仲間の女性が独身男性を呼び紹介するから来てと言ったので、彼女たちが行くことになった。
 何度か注意したが、それを振り切って行った彼女たちの後日談を聞いた。全く自己紹介もなく、お互い女性は女性、男性は男性で固まって会話もほとんどなかったという。結局、男性は6人来て、みんなが花束や高級食材、有名店のスイーツなどを買って来たという。女性陣は、調理の手伝いをさせられて何もないままに終わって帰ったと言う。彼女に、友人からのメールで、うまくはめられて彼女のお祝いを誰も言わないので男性陣にそれを要求して、女性には男性を紹介するからと言って来させて調理を手伝わしただけだったのだろうか、男で釣られたかも知れないと言って来たが、その通りだ。


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