お知らせ


お知らせ

RSS

一覧に戻る

トップハート物語(5241)立志伝敢闘編
19/07/29
2013年(平成25年)6月下旬。
 やはり月末は何かと忙しい。追いつめられているものが沢山生じている。例えば資金だ。予定されていた、就労支援の報酬が入らない。決算期の今月に500万円は未収のまま終わるのか。計上するのは簡単だが、現金の支払いが滞ってはどうしようもない。決算期なので、決算調整が必要でいつも経費の支払いをまとめて年間で行っている。
 例えば、今日振り込んだ家賃だ。研修センターの400万円は既に支払っている。この地区の各部署のマンションの支払いだ。4部屋で300万円だ。労働保険は先日支払った。150万円だ。自動車保険も140万円支払った。駐車場代もこの地区だけだが、90万円、税理士の報酬128万円、社会保険労務士72万円、弁護士120万円、本社や本社のある地区にある居宅介護支援事業所や新規事業所は別だ。
 問題は、昨年6月に運転資金として妻から500万円1年契約で借りた返済。そのほか、私が立替えている600万円。現金は給与など支払って通帳には1000万円を少し切る程度ある。
 講師報酬が毎月10日までに100万円前後生じる。その分を残すことが必要だし、余りに決算書に記載される現金が少ないのは問題なので、私の報酬も今月の支払いを止めている。どうしようか、悩んでいる。払わないわけじゃないのだが、7月1日にしようかと思っている。
 7月1日は、6月末が休日なので社会保険料の引き落としが行われる。その金額は200万円だ。その分も残しておかないといけないので、妻や私の返済は短期借り入れになる。その代り、就労支援の500万円を含めて未収金は4000万円を超える。キャッシュフロー的には優良企業だ。そんな、自負心があり我慢しているが、研修センターの不誠実な責任者に一言いうかどうか迷っている。
 就労支援を始めとして、多くの受講生を輩出している。それなのに、その受講生が一向に当社に就労の希望をしないのだ。それまでは、沢山の、というか昨年前半までは多くの希望者があった。それが、一転して全く来なくなった。色々と、原因を探っていたが、どうやらその責任者が邪魔をしているようだ。
 はっきり言って、背信行為を働いている。その情報は新規事業所責任者からだった。
 「研修センター責任者がどこの社員か分からないような言動を吐いているようです。当事業所に入った新人の受講生が、研修センター責任者との面接のときに当社のことを悪く言って来させないような発言が多く出ていたと言うことです。例えば、ただ働きで超過勤務が出ないとか、通勤通えないほど遠方だとか。」
 ないことを並べ立てていたようだ。それを、聞いて初めて多くのことが理解できた。私が確保しようと目を付けた受講生のことに対していいことは言わない。ダメ人間のように私に情報を送って諦めさせようとする。それでも、入れた者は全く問題なく戦力化している。それで、他の事業所には紹介をして就職率は高くなっている。
 その行為を把握しているのだが、言えば逃げるように退職を申し出て来るだろう。その後釜が居ないのだ。彼の戦略で、次の者を付けても仕事をさせない、教えない。
 この地区の介護部門と同じだ。私が就労支援を担当していた3年前は6000万円の収益があり、一昨年は4000万円、今年度は多分2000万円だ。赤字体質になってしまった。何もしない、いい加減な動きで時を過ごすとこうなる見本だ。
 その研修責任者の前任者が、トラブルを起こして退職したのは3年前だ。その間、デイサービスに働いていた。自分ではデイサービスと言っているが、障害者支援と訪問介護のサービス提供責任者だ。人員の不正をしていると自分でも言っている。
  その者が、今年ケアマネジャーの実務者講習受講試験に合格した。独立してケアマネジャーをしたいと言っていたが、出来ずに当社に来て勉強したいと言って来た。勿論、私は受け入れた。打算でもある。その時から、NPO法人常勤理事と付き合いをするような切っ掛けを作った。その為に、ある程度のことは目をつぶった。
 しかし、NPO法人常勤理事が彼の異常な行状に我慢できずにたった2カ月で断った。そうなると、彼の異常な言動が目に付いて来る。それでも、それをきっかけに自分の考えが変わったと思われるのは、困るので表には出さずに、先日面談をした。
 当社に来るにあたって、まず、自分の今現在の事業所での選任状態をクリアにすることを迫った。当然の言葉だと思うが、後釜が決まっていない誰もいないまま継続するなどと言い出すと、続けて
 「今も違反していますから。」
 そう言っていた。
 馬鹿な奴は何処までも馬鹿だ。条件、特に新人ケアマネジャーという自覚がどれだけあるのか確認を込めて希望額を聞いた。
 「手取りで20万円は欲しいです。」
 「手取りで20万と言うことは月額25万円だな。」
 「はい。」
 「いいよ、支払うよ。その代り、毎月50万円稼いでくれ。」
 「分かりました。」
 と、返事していた。それから10日経過した今日の午前中に彼から連絡があった。
 「よく考えたのですが、色々聞いたり調べたりしてすぐに月50万円を稼ぐのは無理だと分かりました。私が申した条件を変えてくれるでしょうか。」
 「やっとわかったか。いくらケアマネジャーになったからと言って、直ぐに仕事が来ると思うのか。また、お前は独立したいという前提だ。貰うより、支払う原価を前提に考えろ。20万手取りとは社会保険を含めて25万の額面だ。それに会社負担の社会保険を加えると30万円の直接人件費だ。そのうえ、お前が来るのでPCを10万以上で発注した。設置費用やソフトなどの諸経費が掛かる。移動にバイクを15万円制服が5万円。そのほか、お前が使用するパンフレットや名刺、印鑑代など必要になる。また、多くの社員は当社で働き、将来も当社で生きて行く、より以上の生活をするために会社に対して収益を上げる勤務をする。だから、研修などのステップアップ費用は先行投資だ、しかし、最初から自分で立ち上げるとなると、お前に先行投資としての金を使う訳に行かない。当社で、腰掛程度に居て金銭を得てその金で独立する。そのほか、ケアプラン作成などの事務処理や実績報告などのノウハウを盗んでいく。個人情報も沢山あり、持っていく可能性がある。当社には何のメリットもない。だから、即戦力と同じだ。最初から働いて自分の報酬を得ないと話にならない。大体、ケアプランを作成する利用者を確保する秘策があるのか。」
 「特にないのですが、地域包括とか医療機関とか民生委員とか回る積りです。」
 「そんなこと、多くの人がしている。お前だからと言ってケアプランを依頼するのか。精々、当社の名前で受けるのだろう。」
 「医療機関とか作業所とか。」
「医療機関など誰もが行っている。何を考えているんだ。お前の好きなようにパンフレットを作って、好きなように営業したらいい。ところで、条件をどのように替えるんだ。」
 「佐藤さんが決めてくれればいいと思っています。」
 「俺が決めるか、俺は希望する額は出す。しかし、その額がマイナスにならないように仕事はして貰う。」
 「時間給で結構です。」
 「意味が分からない。時間を過ごしても一銭にもならない。いいか、お前の目標を言え。1週間に必ず一人のケアプランを確保するというなら、時間に関係なくその目的の為に動いて結果を出すのが当たり前だ。口に出したら必ず成し遂げる意識が必要だ。結果が出ても出なくても、過ごせば金になる契約はするつもりはない。すぐに辞めることを申し出ている奴に、どうしてみんなが一生懸命に働いた金銭を回すのか。」
 そう言った。
 入社日の7月1日までに、自分の考えをまとめて来るように言った。
 また、一つ心配は、現在の所属している事業所の人員の不正に関してだ。彼は、訪問介護、自立支援の唯一のサービス提供責任者だ。その彼が、朝夕の送迎の要員として働き、その時間以外は自宅に戻ったりしている。時給支払で、彼が居なくなった後の後釜が不在のようなのだ。
 その形式を守るために、当社に正式入社してしまった証拠があると困る。その為に、時給でと申し出ているかも知れないのだ。非常勤として、関わるだけで情報やシステムを盗むことだけに専念するのかも知れない。
 段々と、こいつと関わると当社も不正に巻き込まれる恐れがあるのが確信に代って来た。
 午後から利用者宅を周り、被後見人が入所している施設に行った。認定変更通知が、私が後見をする前の親族宛てに届いていた。親族は、郵便物が転送されることを隠していた。財産が無いが、保険に加入している。その証書もないのだ。金庫の鍵も引き継いでいない。その親族に対して不信感がある。

一覧に戻る


  • ヘルパー講座・セミナー 最新情報
  • ケア事業・サービス 最新情報