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トップハート物語(5240)立志伝敢闘編
19/07/29
2013年(平成25年)6月下旬。
 雨が朝から強く降っていた。こんなに強い雨が終日続くのも珍しい。朝一番で、新規事業所責任者が来た。いつも毎週水曜日の朝に来るので、昨夜会った時に聞いた。
 「明日来るのか?」
 「どうしましょうか。」
 と、言って曖昧な返事だった。
 何かあったのかと気になったが、追及はしなかった。
 そう考えてみれば、昨夜の食事の席ではいつもと態度が違っていたしどうなっているのだろうと気にしていた。気に掛けすぎか。
 その食事の席で
 「もし来るんだったら、予定管理者の携帯電話を持って来てくれ。」
 「何かあったのでしょうか。」
 「いや、無いよ。」
電話料金を調査してくれと言うから、携帯電話会社に問い合わせてネットで調べられるようにした。その際、PW所有者に送信される。その処理時間が掛かった。つまり、送信されてから責任者通して聞いたPWが違っていたようで、直接転送をして貰うように言ったのだが、嫌に遅かった。
待ちきれずに、色々なパターン、つまり大文字や小文字を入れてみたところ、余りにも何度も操作するのでシャットアウトされてしまった。
再度、PWを取得して送信しすぐに転送するように言ったのだが、来なかった。それで、面倒なので私が携帯電話を持っていてそれに送信して貰い確認して入力し料金の明細が取り出せるのでそうしようと思ったのだ。
その予定管理者は、会社の携帯電話を渡した月から大幅な料金を請求されていた。3月3万円、4月、5月が25000円。それを厳しく注意をすると責任者を通して
「気を付けて使用しているので、調べたら間違って請求されることもあると言うことですので、間違いです。」
「それじゃ、明細を取って調べるか。」
 と、なって調査することになったのだ。
 最初は
「そこまで証拠を突きつけて叱責することは考えていないので、思い返して何がそんなに掛かっているのか考えて注意してほしい。」
 と、言ったのだが、自分は間違いなく注意をしているとの一点張りだった。
 責任者が全幅の信頼を置いているので、それを否定するつもりはない。丁度今が一番最高の時を迎えている。それを、破壊する積りはない。それなのに、自分は間違っていないと言って何も改める必要が無いとの思いだ。
 「最初に、言って置くがもしその明細を取り寄せて自分の勘違いや思い違いの経費が掛かっていたらどうする。他社の携帯に掛ける、固定電話に掛ける、9時過ぎの夜間に長時間掛ける、そんなことが考えられるのだがそれがないと言い張る。もし、証拠が出てきたらどうする積りなのか。済みませんでは済まない。一般の会社だったら始末書取るとか、ある一定の金額以上は自己負担だとかになる。」
 そう責任者にも念を押した。
 管理者候補の携帯電話を持って来るということは、その間の受け答えを責任者がするということだ。
 その行為は大変なので、それは止めて書類で受け取れるように手筈を取ることになった。素直に認めればどうということが無いのに、こんなことで時間や手間やお金が掛かる。
 その責任者との話の中で、
 「実は、今日この守口市のケアマネジャーと介護関係の研修を受けに行ったんです。そうしたら、守口で退職を申し出ている介護管理者と支援責任者が来ていました。双方簡単な挨拶で席も満席だったので離れて居たのですが、終わったあと目が合っても無視して帰って行きました。いつも、顔を合わせている責任者たちがそんな態度で驚きました。いつも、共通認識を持って仕事をしている同僚がそんな態度を取って来るなんて悲しいです。」
 そう言って、目頭を押さえていた。
 介護管理者は彼女の元上司だ。彼女の下にいた者がステップアップして居宅介護支援事業所管理者だったり、新規事業所責任者だったりして業績を上げている。しかし、この守口の介護管理者は自分のレベルアップを図らず、同じ位置にずっといて部下を育てず仕事もさせずにいた。
 何も知らないサービス提供責任者が沢山生まれた。外にも出ずに、私がサービス提供責任者時代の遺産で何とかしのいでいたが、ついに昨年あたりから多くの利用者を失い、新たな利用者を得る事が出来なくなって、最悪の事態を招いている。それでも、危機感を持っているのは、他のメンバーだった。
 その自分の責任などを感じる者ではないので、勢いのある事業所を運営している彼女たちに嫉妬心を無視という形で現したのだろう。
 資料を作り、一旦マンションに戻る。昼食後、郵便局、銀行と立ち寄り、提供表を持って事業者回り。最後に隣のイオンモールに立ち寄って、洗濯物を出して珈琲を飲んで事務所に戻る。
 この地区のケアマネジャーが来る。打ち合わせは、来月から来る、出戻りのケアマネジャーの対処の件だ。サービス提供責任者時代に引き留めたのに、多くのトラブルを発生させて逃げて行った。その逃亡の間に、介護福祉士とケアマネジャーの資格を取得して勉強をしたいと再度入社の依頼があった。
 その間、NPO法人常勤理事にこいつとの交際を押しつけてしまった。それが、もちろんだが、少ない日数で性格や異常な行動を知るにあたって頓挫。彼女からつい先日断りのメールをしたばかりだ。そのような経緯の男が来て、最初から独立することを言って来たのには驚いた。

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