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トップハート物語(5224)立志伝敢闘編
19/07/21
2013年(平成25年)6月上旬。
 朝一番で支援責任者が来た。続いて、今日から勤務する中国からの帰化した松ちゃんが来た。昨日、福祉有償輸送運転者の講習を受けて貰ったので採用は日曜日からになる。
今後の仕事を説明した。その直後、研修センター責任者が来た。いい加減さが目立つ、もう50代の半ばを過ぎた小意地の張った問題が最近目立って来た社員だ。
 これまでの、女子社員を扱う能力が無くいいように利用されているだけで、それを修正しようとすると悪知恵を働かせて邪魔する。馬鹿な大学を出ているから限界か。その餌食になった女子社員は、権力があると思ってその傘に入って我儘し放題。
その典型が介護をしない。拒否する。自分の都合で勤務条件や出勤日などを決める。本人たちは仕事も決まっていなくて、手持無沙汰で時を過ごす。
介護現場は人員不足で戦って、相当な密度で働いて収益を上げている。私が研修センターを立ち上げて初年度を担当した時には6000万円の売り上げがあった。現責任者に引き継いだ昨年は4000万円。そして、今年度は始まったばかりだが最初から債務超過に陥ると判断している。それなのに、そんな異次元な考えでまだ過ごす。
昨年に、既に次の一手を考えて置くように言った。そして、募集方法などを研究して置くように。なお付け加えて、他の部署の人間にも仕事をさせるように。つまり、お年寄りの典型で、人に仕事を教えない、させない。自分の仕事が無くなるからだ。
 新たな仕事をと考えて置けば、次につながるのだが、次を考える能力が無い。新たな講習を考えて引き継いで、ああしろこうしろと助言するのだがしない。
 「6月の初任者研修はどうだ。」
 と、いう私の質問につい1週間前にああだこうだと説明し
 「何とか開講できると思います。」
そう言っていた。
 それが、今日になったら
 「開講は難しくなりました。受講生が集まらずに。」
 そして、金を使ってどれだけの募集をしたかを説明し、
 「結果、2名しか集まらずに断念します。」
 最初から分かっていた。
 自分たちがするときには、ポストインなど体を使ってやった。ところが、こいつは、動くのが嫌だ。新聞の折り込みや募集する広告媒体など、また、外部の募集委託業者などを使って数十万円を投資して中止になった。それでも、自分の懐が痛むわけじゃないので平気の平左。私が、講師を探しに出て現場で働いた人たちにお願いして確保していたのに対して、かれは人材派遣業などに頼んで多くの不要な金を使う。
 そして、3月終わった成年後見人の次の講座を本来なら6月に行う予定だった。問い合わせが何件かあり、そのように責任者が外部に返答していた。色んな媒体に掲載する際も、そのように記載していた。それでも、一般市民に告知しないと集まらない。
「市の広報に掲載してくれるよう、どのような手続きが必要か問い合わせして下さい。」
 そう、言って何度も指示していた。
結局、この日まで全くしない。
 「多分、集まると思いますので。」
自分が、返答している手前始めて貰わないと立場が無くなる。ただ、それだけだ。
 「市に問い合わせしましたか。」
 「問い合わせなど、そのような話は電話では失礼です。」
 「それじゃ、行って話したのか。」
 「いや、行く時間が無いです。」
 「そんなことないだろう。俺が研修センターに行っても暇そうで手持無沙汰だった。他の者になぜさせない。どうして、自分だけしか仕事が出来ないようにしている。何カ月も前から、他の者を市に行かせるように言った筈だ。」
 「済みません。」
 「もう、あれから3カ月だぞ。」
 「今の問い合わせでも、十分集まると思います。」
 「そんな言葉、信用できない。やることやってから、言って来い。」
このようなやり取りは、常に続く。
 あまりに毎回続くので、こいつは病気かと思うようになった。
 昼に、一旦部屋に戻ってそのままケアマネ会がある明日の調理準備をしようと思っていたが、ふと思い出した。今日は、所得税と住民税の支払い期限だ。慌てて、事務所に戻って申告書を作成して銀行に向かった。
 買い物をして、戻って、再びケアカンに出て、買い物して忙しい時間を過ごした。
 その中で、どうしても気になったNPO法人常勤理事の婚活の行方を確認した。というのも、私が仕掛け人で協力者が3人いてプロジェクトを作って何とか交際に漕ぎ着けた。それが、先週当りから、雲行きが怪しくなり彼女の口数が少なくなった。
 昨日は、行きたくないと言っていたがデートした。すぐに戻って来ると言って出たのだが、映画に行くことになったとのメールが来て安心した。戻ってから
「どうだった。」
と、聞いたら
「やはり、ボディタッチが多いわ。」
そう言っていた。
今日は意を決して、何があったのか聞こうと思って昼に彼女に聞いた。しかし、話はするのだが、その核心を言わない。再度同じように、ボディタッチって何をされたのか聞く。同じように、他のことの話をするので、もうやめた。言いたくないなら、と思って話をしなかった。しかし、やはり自分でも気になったのが話し始めた。毎回毎回、
「明らかに不自然な行動でタッチをしてくるので、気持ちが悪い。」
 そう言っていた。
 その時は、それで話は終わった。もうダメかなと覚悟を決めていた。
 ケアカンが6時半に終わって、買い物をして暫く車中で休んだ。彼女から色々話し始めた。私たちが押し付けた彼の言動の問題を聞き、私は納得した。知識が無い、世間常識が無い、理解力が無い、無いから話が合わない。会わなくても、彼にとっては舞い上がっているように、彼女と一緒にいればそれだけで楽しい。彼女が全く逆の気持ちを持っているのを彼は全く知らない。
 ケアマネジャーの資格を今年得て、7月から当社に入社してくる。格好つけたがって、中身が伴わない。デートのプランもなく、すべて彼女に任せている。折角、彼女が何かの機会を与えようとするが、何もできない。出掛ける場所も決められないし、行くことも出来ない。エスコートが出来ないのだ。乗り物に怖がり、アトラクションに怖がり、映画に怖がり、自分が演出した観覧車に怖がり、全く自分の意思を伝えるのに怖がり。
 それなのに、不自然なボディタッチが頻繁にあり、話は続かない、会話が出来ない、物事が理解できない、ナイナイづくしでは私も責任を感じた。
 「色々考えて、結論はお断りすることになるので、どう言ったらいいのか考えて。」
 「仕方がないか、やり直しか。」
 「やり直しって?」
 「新たな人を見つけるようにするか。それだったら、もう夏の旅行メンバーから外すか。」
 「外すのはかわいそうでしょう。喜んでいるのに。別に会うのは嫌じゃない。恋愛の対象としては無理だと思って。考えていると、眠れなくなったり。毎日に泣いていました。」
 「どうして、泣く必要がある。」
 「なんだか涙が止まらなくて。」
 「分かった、俺に責任がある。何となるかなって思ったんだけれどな。」
 暫く、沈黙して
 「旅行までメンバーから外すのは可愛そうだから、もう少し我慢しようか。」
 「それだったら、言わないと。はっきり、こうして欲しいとかこういうのは嫌だとか。毎日のように会うのを止めたら。行くところも決まらないなら、行かないとはっきり言えばいい。言わないと分からない。」 
 そんな話で、車は動き出した。
 何とか、首の皮一枚で繋がっていた。
 一方、彼氏の指導役の新規事業所責任者があれこれと再度厳しく指導していたようだ。
 一番問題のボディタッチについても、やはり自覚していたようだ。反省していたという。また、告白についてもはっきりさせようと、言ったが相変わらず
 「自分はメールや言葉で伝えているつもりだと言っていたので、本人は何も聞いていないということは言っていないと同じだ、どうして、はっきり言わないと厳しく言いました。」
 そして、遅くに彼氏から彼女にメールが来た。
 16日はっきりしていなかった京都行の場所などを言って来た。
 「やっと、自分から決めて嵐山と言って来た。どうして、早く言ってくれなかった。自分で調べて、食べ物や店などを言って来た。」
いつになく、弾んだ声が聞こえた。
何とか、行けそうな感じもした。あの男の精神を改造しないと。

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