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トップハート物語(5208)立志伝敢闘編
19/07/12
2013年(平成25年)5月下旬
NPO法人常勤理事は、石見銀山方面に友人と旅行に行っている。このひと月、鎌倉に行って戻って来たと思ったら、東京、大宮方面に行って、戻って来て今度は石見銀山。
 彼女がここにいないと、休日や土日など余り来る者は居ない。それでもいつもは一人か二人来るのに実に寂しいものだ。誰も来ない日を過ごした。
 いつもと同じ時間に起きて、いつもと同じ時間に出勤する。6時台だ。自家製のお茶漬け掻き込む。刺身用のタイやマグロ、ブリ、カツオを冷凍している。少しずつ解凍して食べているが、大きなブロックなので解凍して刺身で食べるには限界がある。それを、困って漬け込んだ。大体同じタレで、酒、味醂、ニンニクまでは同じであとはメインを味噌にするか醤油にするかだけだ。
 ところが、タイを解凍して困った。私にしては初めてだ。醤油が無いのだ。いざとなった時にやはりNPO法人常勤理事が不在は痛い。仕方が無く、以前購入して使用していなかった白だしを使った。タイを漬け込んで、少し小さく切って冷たいご飯の上に載せて、ねぎを沢山みじんに切りにして乗せて、白ゴマをたっぷり。なお更にカツオ顆粒を入れる。
 お湯を掛けて食べた。美味しい。滅茶苦茶美味しい。明太子を少し乗っけた。昼は同じパターンだが。味噌漬けしたマグロを乗せた。やはり白だしのタイの方が美味しい。
 会社では、大東市の居宅介護支援事業所の管理者が帰省時にいつも私の要請で購入して来る長崎の福砂屋カステラを一切れ食べた。あまり食べると折角の体重調整が頓挫するが、また、食べないと悪くなる。部屋に1本あるので、事務所のココア入りのを、ごちそうになった。
 朝の決まった動作、メール確認、ホームページのスタッフブログ更新、もう2年も続けている当社の日々のホームページへの掲載。平成11年から始まって現在は16年9月辺りを掲載している。そして、前日の記録を残して定型的な朝の業務は終わる。大体、2時間近くかかる。
 8時あたりから仕事になるのだが、凡そ数人の社員が来る。9時過ぎに終わる場合もあるし、11時近くなる時もある。だから、午前中は予定を入れない。大体、午後は外出する。
 今日は誰も来ないし、いつも一緒に居る筈のNPO法人常勤理事が旅行。それでなくても、彼女に彼氏が出来たので、私の行動範囲が狭まった。彼氏は、7月から当社に戻って来る出戻りだが、出てから3年の間に介護福祉士、ケアマネジャーの資格に加えて持っていなかった免許も取った。
 その彼氏は、当社の同じ年代の仲間がプロジェクトを組んで仕掛けて成立したのだが、イケメンの部類に入る誠実な印象の、高校時代は野球部のエースとして卒業後はノンプロに行ったという、今でもそのイメージが色濃く残っているさわやかな人物だ。ただ、野球部にありがちなスポーツだけしかしてこなかったので、常識の方が欠けて理解が遅かったり、心配な面はある。
 ただ、彼女が好きで、好きで片時も離したくない。のぼせているようだ。会えば午前様になるまで離さない。彼女の顔写真を拡大して、携帯電話の待ち受けにする。メールは四六時中、電話も遅くかけて切らない。
 それでいて、告白の言葉が吐けない。彼女を目の前にすると見られないという。言葉も出ないし、頭に血が上って真っ白になるというのだ。メールや電話だと言えるようで、旅行に行きたいとか、
 「ボーリングで賭けをして、負けた方が勝った方の言うことを何でも聞くようにしませんか」
 などと、言って来ると言っていた。
 何度かチャンスがあって、観覧車の中でなどと自分で決めて置きながら、乗ったとたんに怖がって何も言えなかったという。高くて怖い方が優先したと。
 その彼が、最初は私が居る宴席に参加していたが、私が居ることで緊張して落ち着かないようなので、私は彼が参加する席に顔を出さないことを決めた。
 その彼とは異なって、大人である彼女の目が厳しくなってきた。浮ついて、まるで女王様の傍に居る、僕のような態度に疑問を持つようになった。彼女は引っ張って行って欲しいのだ。世間知らずの彼にはできない。疲れて来たという。
 「楽しいけれど、疲れてきて、余り長い時間はもういいわ。もしかしたら、急に嫌になるかも知れない。」
 そう言っていた。
 みんなが作ったレールを外れるかも知れないという恐れが出て来たが本心かどうかわからない。
 もうひとつ、みんなが心配しているのは私だ。いつも傍に居て、私の癒しの重責を担っていた彼女が居なくなると、私が辞めたと言って埼玉に戻ってしまうのではないかということだ。
 だから、みんながカラオケに行くとか飲みに行くとかという時に、何度かしつこく私を誘う。自立しないといけないと、私も思って頑張って何とかなりそうだ。一番身近な問題は、毎年行っている「君と歩いた青春」コンサートだ。
いつも一緒に行くNPO法人常勤理事の彼女を誘うのは厳しいからだ。彼女はいつもの通り行くと言っているが、そうはいかない。年末、年始、いや、通常の買い物やコインランドリーなどの日常生活支援はどうなるのだ。
 そう思うと、まだ、何も決めていない。会社の業務以外も沢山彼女に頼っていたことがあったのだ。何とか自分でも自立しようと思っているが、目が出て来た。それは、時間の充実という点だ。出掛ける、小旅行などの時間だ。近隣に行きたい時があり、だれか一緒に行かないと行けなかった私だ。
 何とかなりそうな気配になった。ただ、どこに行ったらいいのか分からない。連れて行ってくれるならどこにでも行きますと言われているが。

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