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トップハート物語(5199)立志伝敢闘編
19/07/05
2013年(平成25年)5月中旬。
 朝一で、この地区の居宅介護支援管理者が来た。昨日、いつものメンバー5人で飲みに行ったが、その場所に私が居なかったことにみんな不安を覚えていたようだ。その中に、いつも私が入っているのだ。
 その5人のメンバーが発足したのは、ごく最近だ。4月2日NPO法人常勤理事の誕生日。なんとかして、40歳の大台までに婚活を決めたかった。27歳から13年間、真面目に精励してくれた身近にいつもいる彼女のことを心配していた。
私が居るから、自由に出来なかったことも、機会が無かったこともある。いろいろ努力を始めたのが遅かった。機会があっても断る、やっと会う機会を得てもうまく話せないし、頑張ってもうまく行かないのは、年齢のせいだと分かっていた。
 紹介が有ったり、少しはチャンスがあったのだが残念ながら成就は出来なかった。それが、リミットと思っていた誕生日が4月2日だったのだ。
 その時閃いた。当社に戻って来る男性。30代半ば、真面目だけが取り柄。あとは、頑固で気が利かないし、考えが昭和の前半。それでも努力して、ケアマネジャー試験をクリアして当社に戻って来たいと申し出があった。
 仕事を真面目にこなしていたのだが、突然、周りとトラブルが生じて退職。そのひと月前までは、
「本社の管理者をさせて下さい。」
 と、申し出があったので選任する積りで現管理者が退任を申し出て来たので引継ぎをさせる辺りからおかしくなって、退職を申し出て来た。理由も言わず、説得にも応ぜず逃げるようにして3年。
 突然電話があり、色々相談に乗っている間に戻って来たいと。受け入れをした。その性格が変わっているのか分からないが、真面目さだけは継続していた。人間、真面目に働いていれば、必ず誰かが見ていてくれる。
 その対象者が彼だったのだが、その彼と彼女を交際させようと画策した。勿論、事前に彼に彼女が居るのか調査はそれとなくしていた。大丈夫という確信を得て、その時に誕生日の花束とケーキを彼に持ってくるように指示した。
彼に、徐々に包囲網を狭めてデートするように迫ってその場でお互いに受け入れた。
 それから、アミューズメントに行ってラブラブだったようで、と言っても奥手の彼は彼女にメロメロ。それも、口も利けないくらいの狼狽というか上がってしまうというか、それなのにメールだと、私が恥ずかしくなるくらいの言葉を吐けるのだ。
 いわゆるイケメンの部類だが、無類の恥ずかしがりや怖がりなのでこれまで高校時代に一緒に帰る女性が居た程度で、ずっと女性には無縁だったようだ。
 震えてまともに彼女の顔も見られない、言葉も言えない。大事なことを早く言うように囃し立てて、やっと言えたようだ。ついに、付き合いが始まった。
 そのプロジェクトメンバーが、新規事業所責任者で彼のヘルパー講習の同級生41歳、この地区の居宅介護支援事業所管理者兼ケアマネジャーの女性40歳、本社管理者27歳と私。そして、NPO法人常勤理事とその男の6人が正規メンバーだった。
 しかし、目的を達して、私がいると目に見えない圧力になると今回は出席をしなかった。今後も同じだ。その私に対して、何度も宴席からメールで誘ってきた彼女が朝来たこの守口の居宅介護支援事業所管理者だ。
 私の思いを話して、
 「俺にも一緒に過ごす人が居るので、安心してくれ。」
 私が一人さびしくひがんでいるんじゃないかと思っていたようだが、残念ながら不正解だと、証拠の写真を引っ張り出してきた。
 安心したようで、今度は夏の社内旅行に話が移った。みんな旅行慣れしていないので、勝手なことを言って、うまく行かない様相だ。
 午前中は、約束の就労継続支援B型の申請書を作成して、昨日急に依頼のあったNPO法人登記の書類を作成した。昼前にヘルパーさんの入金をして、一旦戻った。
 外出する積りが無かったが、大阪市の介護プログラムの書類を求められたので、面倒なので持参することにした。
 完成した就労継続支援B型の書類を手渡し、役所に行って今日の業務は終わった。NPO法人常勤理事がデートに行くのだ。昨日も会って、今日も会う。彼にとっては毎日が天にも昇る思いだろう。手を握って、肩を組んでまともな話が出来るのはいつのことだろう。
 その彼女と彼を連れてみんなで旅行に行って、決定的な事実を得て
 「恒例の年末のクリスマス会は、結婚式に変更だ。俺は司会をするから。」
そういうと、プロジェクトメンバーは盛り上がって、
「今年は楽しいことが続きそう。」
そう言って、喜んでいた。
しかし、好事魔多し。
役所からの帰りに、本社管理者から動揺しているような声が分かる電話が入った。
「社員の女子プロレスラーから、6月20日で退職したいと申し出がありました。将来はデイサービスを開設したいので、そのような所で働きたいと言っていました。辞めるのはいいのですが、人員が不足していて、彼女のようにいつでも時間を問わず働いてくれる人材は希少価値で。」
1年位前から、彼女はいずれ辞めると言い出すので、それなりのポストを与えて辞めるのを防ごうかと言った時に
「別にその時はその時です。特別必要な人材ではないし。」
その結末は、こうなった。ただ、ここ2か月間で100万円も売り上げを伸ばしている。慢性人手不足に陥った。


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