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トップハート物語(5160)立志伝敢闘編
19/06/13
2013年(平成25年)4月上旬。
 今日の土曜日は久々、誰も来ることはなかった。朝からずっと事務的な業務をしていた。一番大事な、旅行から戻って来て翌日向かう家庭裁判所への成年後見審判申立て書類の準備だった。
概ね、1日で出来る積りで法務局などからの外部資料を順次準備していたので、大丈夫とタカをくくっていた。ところが、進めるにつれて必要なものがだいぶ抜けている。昨日は、委任状の印鑑が必要になり被後見人の下へ行って来た。今度は、一番大事な申立書に署名押印が抜けている。
 日常に掛かる金銭的なものがわからない。通帳を見ればわかるものは何とかしたが、問題は不明な部分が多額にあるのだが、聞いてはいない。しかし、時々訪ねてくる女性がいて多額の金銭を貸したと言うときもあった。
 少しずつ、ケアマネジャーに聞いたりしてなんとかそれは済んだ。今度は、自分の法人のことだ。NPO法人にて受任する積りだが、登記簿謄本が見当たらない。いろいろ探して、というのは日曜日から家庭裁判所に行く前日の夕方まで妻と旅行なのだ。
もし、謄本が見つからなかったら、万事休すだ。貰って来た筈なのだが、色々探した結果以前弁護士事務所に持参して戻して貰ったものがあった。NPO法人の決算書も自宅にあったものを持って来てコピーして揃えた。
 一つ一つ進んでいく。何とか午前中で終わった。これほど大変なものだとは。というのも、今、私が担当している方の申請は京都との共同受任であり、申立てはその代表者がしたので分からなかった。共同でと言いながら、戸籍の受け取りや委任状の作成、申立ての申請などは、全く私は教えて貰えなかったのだ。すべて、私の知らないところで行って聞いても、
 「そのくらいのこと知らないと。」
 と、言うだけでわからなかったのだ。
こうやって、実践してみてよく分かった。
これからは、十分できると思う。問題は、後任だ。今、頭にあるのは先日当社に希望があった、ファクタリングで関係のある大手自動車メーカーの社員だ。また、これも流動的だ。
 一旦部屋に戻って、昼食を摂った。一眠りして、3時に再び出勤。
 いよいよ、WAMへの助成金申請に取り掛かる積りでいた。しかし、気が変わった。若者チャレンジ奨励金の申請書の方が優先だったのだ。それから3時間半を要して作成した。まだ、これではすべての申請書の数割でしかない。しかし、作成した2種類の書類をまず提出してみて貰うのだ。
社会保険労務士にメールで送った。それの目を通して貰って、彼女に申請を頼むのだ。勿論手数料を支払う。
 これを作りながら、やはり私はこの仕事が一番合う。書類作成だ。折角、行政書士の申請書を作成しようと思ったのに、そうすれば色々な幅の広い仕事が出来たのに。あの爺さん社員で失敗してしまった。
爺さん社員といえば、書留で履歴書などを返して欲しいと言って来たが、私は既に昨日到着くらいで返していた。何しろ、塾経営が長く難しい言葉が多く、ファックスにてやり取りを求められたので、大変だった。
言葉尻を捕まえて、「無謬性」がどうのこうの、「スパイラルに陥ってしまう」「客観的合理性の有無に言及し」「知慮致しました」「客観的脈絡もなく」「心理は推察できますが」「センシティブな」などの言葉を羅列し、私の言葉を捉えて「人格や人権的側面の否定に多少なりとも抵触する表現」など、端的に言って面倒くさい。仕事が出来れば、ある程度の表現力だけでいいと思っている浅学菲才の私だ。
 仕事が出来なくて、こんな面倒なファックスを毎晩送り付けて来て、「返事をファックスにて送信してください。」などと言われては、時間の無駄がある。
 私は、非常に時間が無く、知識もないうえに何かを言えばああでもないこうでもないと言われては限界だ。夕方、書留が来た。爺さん社員からだ。事務所の部屋のカギと定期だ。一区間、時間にして2分程度の乗車区間だ。
直接に自転車で来るなら10分から15分で来る事が出来る。それが、自宅から駅まで30分近く歩いて、乗車して事務所まで50分かかるという。なんと無駄だと思ったが、期待をして購入させた。しかし、半日でお断りした。指示を全く理解できないのだ。簡単な指示だ。
 同じ様式で別の内容の原稿を渡し、この通り打って下さいと言ったのに一枚だけ打って、同じ様式なのでそれをコピーした。それに対して私は理由を聞いた。私がそう指示したという。ほかのものも同じだ。一枚の表の作成を依頼して、同じく原稿を渡して
 「この通り打って下さい。」
 と、頼んだ。それが表の左半分だけしか打ち込んでいなかった。それも、
 「佐藤さんがそう指示した。私が確認すると、それでいいと言った。」
 そういって、ボールペンでその範囲を示しながら強く言った。
それも同じだ。一言もそんなことを彼は私に聞いていないし、私も半分でいいなど言っていない。それに加えて、ボールペンで原稿を指し示すことは年齢のいった者の考えれば上司にする態度かどうか理解できる筈だ。
 あまりに平気で嘘を言うので、
 「もう無理ですね。終わりにしましょう。」
 と、私が言うと
「いや、無理じゃありません。」
 こうなると、もう滑稽の何物でもない。
 そして、また夜にファックスだ。もういい加減して貰いたい。まだ、意欲があるし情熱もあると言ってきて、熟慮期間を貰いたいという。
折角の能力をうちで使わずほかのステージで活躍を、という表現で終わりにしたかった意思が届いたと思う。何しろ、雇用条件通知書を出しているので、雇用したことになっている。下手に表現すると解雇だとか言いかねない。
我慢していると、「不適合と判断されたと推測されます。まだ労働契約書に私は署名押印をしていませんので、雇用を辞退したい。」と言ってきた。渡りに船だ。労働関係の法律は詳しくないようだった。
労働契約書か労働条件通知書で雇用契約は成立するのだ。私は既に労働条件通知書を出していた。
 そんな思いも、かき消すように業務は遂行出来てついに6時半に完成を見た。
 明日から2泊3日の旅行だが、何の準備もしていない。靴も衣服もあるものを着ていくほかない。

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