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トップハート物語(5139)立志伝敢闘編
19/06/02
2013年(平成25年)3月中旬。
 新規事業所が今、一番私が力を入れている生命線だと思っている。その責任者はかなり負担が大きいと思う。それでも、なんとか結果を出そうと自分の生活を犠牲にしてまでも頑張っている。
 「中国から来た彼女はどうだ。」
 「やはり、自分の主張だけはします。相手するのも嫌になるくらいだし、逆に相手しないと自分が必要ないのじゃないか、辞めさせられるんじゃないかと思いすごすので、大変です。ただ、仕事は一生懸命にしますので、居なくなると困る。ケアも言葉が通じなかったり違和感を持ったりする利用者からは拒否されることが多いのですが、それを気にしない利用者には受けがいいし、身体介護もうまい。」 
 「天然の、先日トラックに激突されて奇跡的にかすり傷で済んだ彼女は。」
 「最初は、自分勝手に考えて利用者との個人的な取引のようなことをしたり、内部情報を話したりしていらないかなと思ったのですが、仕事に自信をもって来て、あれほど駄目だった事務も出来るようになりケアでは一番の戦力です。遠くからバイクで通勤して、休みなく働いています。」
 彼女は、少し考えが甘いところがあり、先日行われたクリスマス会に父親が一緒に出席すると申告して置いて、実際は付き合っている男が来たようだった。後から知って、怒った。
利用者と個人取引と映ったのは、精神障碍者が頼りにして、不安定になって電話を掛けて来た時に夜間でも早朝でも駆けつけて行ったことだったが、利用者のことを思って起こした行動だった。ちゃんと説明をして理解を得て、今は少しずつ距離を置くようになった。
 そして、社内情報を利用者に漏らしていたのは、前の管理者が辞めることをごく自然に話をしたり、利用者から聞かれるシフトをだれだれが決めていると言うたぐいの情報だった。先日の、バレタインデーでは、私には一切持って来ないという決まりを知らずに手作りのチョコレートを持って来たのだ。
叱責して返そうとしたがガッカリしていたので今回限りと受け取ると、飛び上がって抱き着かんばかりに喜ぶ。そのお返しを先日、北海道から取り寄せたチーズケーキやシュークリームなど多くの品物を、人を介して渡した。また、それも素直に喜んでいたので私もうれしかった。
 「社員になってもいいのだが、まだそのような仕事が出来ていないというしっかり者の彼女はどうだ。」
 「当社に入社してまだ、半年にも満たない。その間、四六時中辞めると言って振り回していた管理者が辞めて、その代わりを十二分に務めています。彼女が居ないと会社は回らない。経験もうちだけだし、資格も2級なのでサービス提供責任者や管理者に選任するのが難しい。それでも、特例として主任に選任したら本当に喜んでいました。まだ、自信がないのでパートですが、そのうち社員にしてもらえるような仕事実績を残します、と言っています。」
 当社に縁が出来て数か月で、子どもさん2名を連れて離婚してしまった。
 当社が彼女にとって、砦となっているのだ。
 「弟子にしてくれと言って来た男性はどうだ。」
 「少し期待外れで、自分が本当に立ち上げたいという働きや勤務状態ではないです。佐藤さんが言っていたように、聞いて来たら教える。その姿勢ですが、何も聞いて来ないし夕方6時には帰ります。」
 あれほどサラリーマン化しないようにと言ったのだが、無理があったようだ。ただ、性格的に、悪人ではないのでいいのだが、給与を支給しているので、交通費2万以上と合わせて勉強というには負担が大きい。
 「新人の空手をしていたという女性はどうだ。」
 「彼女は最初からすごい援助に入って貰っています。毎日、間断なく動いています。すでに主力です。」
 いいメンバーが揃った。
 常勤6名と、登録6名だ。バランスが悪いが、これが将来の姿なのだ。
 それに加えて、先日来業務委託契約をしていた者が交通事故で腰をやられたという。その者が保険会社に出す休業補償の申請書を書いてくれと言って来ている。しかし、その申請書にあるように労働基準法での休暇とか内容が合わないのだ。雇用しているわけではないのだから。保険屋に直接話をすることにした。
 彼女が数時間後戻ってから、小1時間仕事をしたが予定の業務は手つかずだった。
 半日かかって確定申告書を作成した。余りにも多額な所得税に改めて驚く。勿論、それ以上の収入があるわけだが。40代まで勤務していた以前の証券会社の年収くらいが所得税と社会保険料だ。

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