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トップハート物語(5136)立志伝敢闘編
19/06/01
2013年(平成25年)3月中旬。
 昨夜、新規事業所管理者に指示をした。15日、今日で契約が切れる働きながら学ぶ介護プログラムを利用して当NPO法人の4か月契約社員となった中年男性が最終日を迎えた。長かった。
4か月前に、その責任者と私が二人で面接をした。ハローワークより紹介があり、当社の募集に応募して来た。今月3月に4か月契約が終了するようにどうしても11月中に採用する必要性があったのも判断に悪く作用していた。
 面接時に確認した履歴書と本人の申し立てに心が高ぶった。パソコン操作のインストラクターをしているというのだ。
 「どんなお客様でも、何度聞かれても100回同じことを聞かれても笑顔で応じています。」
 そう言って、我々の心情に共通すると感激させた。
 そのうえ、
 「親が介護を受けていて、ヘルパーさんが来ていますがそれ以外のケアを私がやっています。また、普段ボランティアで介護教室に行って簡単な介護基礎を学んで必要な人に支援をしています。それをやっていく中で、本格的に学びたかったので・・・」
 そんな殊勝な言い方で、即決した。
 終わってから責任者と二人で、
 「良かった我々では難儀しているPCの扱いに精通している者が出て来たなら、もう外部に依頼する必要がない。」
 と、話し合った。
 そのうえ、この介護プログラムの主たる運営者の行政の調査官にも同じように良い人が来たと言っていたのだ。とにかく早く来て欲しいと要望し、予定より半月早くから出勤した。
その第一日目は、翌日から始まる成年後見講座の受講証を作成することだった。PCに精通していたら簡単に出来る筈だ。何しろ、NPO法人常勤理事は素人だが社員の社員証を作っているのだ。
 その日のうちに作成するように指示した。夕方、研修センターの彼の作業を心配して行ってみると出来ていない。中途半端の印刷やまだら模様だったり、はみ出していたり。何もまともなものが出来ていなくて、そのうえ印刷の仕方が分からずごまかしていると思っていたら、後から聞いたのだがプリントアウトをたまたまその日に来ていたコピー業者に教えて貰っていたという。
つまり、パソコンに保存してある写真、パーソナルデータを使用して受講証を作成するのが出来ない上に、プリンターに接続して印刷も出来ない。
 夕方にできるというので行ってみたが、全く出来ない。
 「いつできるのか。」
 CMのフレーズだ。
 「明日朝までには完成します。」
 そう返事していたが、その開講日には完成していなかった。
 後からこれも聞いたのだが、その出入りしているコピー販売業者に早朝連絡して来てくれるように頼んだというのだ。馬鹿な男だ。結局は何にも出来ないのに出来ると言ったのがばれてしまったのだが、契約後なので当社にとっては後の祭りだ。
メールも出来ない。それから、奇行が始まった。トイレに頻繁に行くのだが、常に男性の股の部分がびしょ濡れで尿の臭いが充満している。それを隠す訳でもなく、気持ちが悪い。誰も彼の傍に寄らず、座った椅子や自転車、トイレなど後から使用できない。
 誰も事務所に居ない時に、自分に与えられたPCより性能がいいとほかの社員が使用しているPCを自分の使用するように言われたPCと取り換えてしまった。会社入口のカギを無断で持ち去る、バイクを勝手に乗り回すなどは序の口。
1杯1杯ドリップする高級なコーヒーを勝手に買って来て請求する。それが駄目だとわかると、みんなで飲んでいるコーヒーを朝から、ガブガブ飲み続けトイレに頻繁に出入り。股がビショビショで悪臭散布。朝来てすることは、自分個人の携帯電話の充電作業。注意しても止めないというので、私が叱責するとやっと止める。  
 誰も相手にしなくなると、それをいいことに一日中何もしない。それでも平気だった。当社最大のイベントであるクリスマス会は250人参加だ。その中に勿論彼の名前も席もない。居ないのに、ほかのスタッフに、
「自分が幹事で中心となっている。」
と言う始末で、少し精神を病んで居るのかも知れないと思うようになった。
そう言いながら、いつどこで何時にやるのか聞き出して、開会から数時間後の受付に現れたと責任者が飛んで来た。
 怒鳴りつけて追い払ったが、その精神が理解できない。もう業務は無理だと判断して、今年に入ってからはチラシのポストインに特化して仕事をさせた。朝来てチラシを持って出て近所の団地などに配布する。その数も、1日で200枚を超えない。私だったら、10分で終える枚数だ。それでも、何にもしないよりはいい。

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