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トップハート物語(5132)立志伝敢闘編
19/05/30
2013年(平成25年)3月中旬。
 今日への期待は大きかった。何しろ、全国的にこの業界では特に著名で各種団体の長を務めてなおかつ学術会議の会員でもあり、政府の審議委員も数多く務めた方だった。その方と、会えることになっていた。以前に、私のこれから進めようとする構想を話して、大いに賛同を得たので旗頭としての力も期待していた。
 私には、もう成年後見しか無いのだ。残りの人生を賭けてこの制度運用に邁進していこうと考えていた。朝、8時半に事務所に集合した3人のスタッフ。いずれも、これからこの会社を背負って立つ人材だ。
「こういう著名な方にお目に掛かって薫陶を受けるのは大切なことだ。」
と言って、同行させることにしたのだ。
NPO法人常勤理事、新規事業所責任者、守口の居宅介護支援事業所管理者兼介護支援専門員。それぞれが、それぞれの持ち味を出して支えている。結果も大いに出しているので、段々と仕事も面白くなり、のめり込んで行っている。
 2台の車に分乗して、凡そ40分でその教授の個人事務所があるビル近くの到着。まだ、時間があるので喫茶店に入って懇談。いよいよ、訪問だ。丁度約束の10時半に事務所に入る。
 それからの、約30分は何のために来たのか分からない疑問を自問する時間だった。まったく、この制度に対する情報も知識もないのだ。やはり、専門分野が異なっているとこんなものか。一定の自分の専門分野以外何も知識がないのだ。
話をして、すぐに分かった。事前にみんなに話をしていた内容と異なる方向に行く私にみんな気づいていた。ものの数分で早く帰りたかった。言っていることが、素人なのだ。それが、教授という肩書や著名人という名声で抑えているような感じだったが、私には通用しない。この人はだめだとすぐにレッテルを張ってしまうのが悪い癖なのだが。
 苦痛の時間を過ごして出て来た。
 「質問はないか、他に何か聞きたいことは。」
 質問したが、そんなの分からないという言葉には驚いた。
 全く関係がないが、今日出掛けに行政から来たアンケートの『ケアマネジメント自立支援』という言葉の意味を聞いたのがが、前掲のような答えだった。日本ケアマネジメント協会トップにして、いや行政が勝手に作った言葉だからか。
 出てから1時間ほど喫茶店でみんなで話をした。何度か、その教授の話をみんな聞きに行っているが、
 「そういえば、テーマと異なる話が多いな。自分の書籍の話だったり、何かに掲載しているコラムをプロジェクターで長々と説明したり、いったい認知症の話はどこに行っているんだというような。」 
 「専門分野以外はどうしようもないのだろう。期待できないから、自分たちで頑張ろう。そういえば、弁護士も約束の2月末の契約書などの資料を出してくれずに困ってしまったな。」
 そんな、愚痴を言って移動し近くの百貨店で食事をした。江戸前風ウナギだったが、少しがっかり。
 その後、銀行で入金処理して関西電力病院に行った。私の主治医だが、来月から代わる。現場から研究室に入るという。新しく建設している隣の建物に、私も変わる。
 百貨店で食事をしている時に、本社管理者から電話とメールが来た。働きながら学ぶ介護プログラムで、当社で採用して2年間のほとんどは介護福祉士養成校に通学している。2年間の250万円の学費、教材費や、本人に支払うひと月16万円の給与や、社会保険や通学費や実習先へ移動する負担、ユニフォームなどなどすべて国の税金で賄っているのだ。
失業しておりなおかつ生活保護者や失業保険を負担していないものが対象なのだ。
 その対象者の負担があるので、その負担と会社がしてほしいと養成校からの文書だという。それを、管理者が予算の執行窓口である市役所に問い合わせしたところ、支給するとの返事だった。
当社が預かっている一人の中年の女性はとんでもない人物で、たとえば夏休みや土曜日など授業のない時には仕事をすることになっているのだが、学校で勉強するとかボランティアに行くとか、会社に来ないし、養成校がその後押しをする。市は働くようにさせろと当社に要請するが、本人が拒む。
 今回会社負担を求めて来たのは、介護福祉士登録申請費用、介護福祉士協会入会金、レクレーションインストラクター登録申請費用で合計4万円程度だ。そんなもの自分で必要だと思ったら負担したらいい。
市役所の担当者に抗議した。安易に税金を使うなと。個人的なものまで、なんで負担しないといけないのだ。私のことばの圧倒に折れていた。私の考えが通ったが、常識だ。


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