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トップハート物語(5128)立志伝敢闘編
19/05/28
2013年(平成25年)3月上旬。
 「2月は稼働日数が少ないので、かなり少なくなりました。」
 「それは言い訳だ。新規事業所は1月より20万程度収益が向上している。いいか、俺に経費明細を出せと言って出さして、どうなったんだ返事がない。大体、上場会社だったら情報開示で分かる。しかし、ここは俺がオーナーで株主も俺一人だ。失礼じゃないか。常識もない、いい加減なやつばかりで。」
 「すみません。もう少し待ってくれますか。」
 「いいか、ほかの部署はそんな経費明細など必要ない、仕事を基本通りするだけで実績が上がるから結構だと。そんな数字見ても仕方がない、前に進むだけと毎日全員で直接的、間接的に動いている。成果が上がっているから楽しいと言っている。新規事業所は丁度1年目に当たる2月は200万弱の成果を上げた。大東本社も年間数千万円増収という大きな躍進を遂げている。ケアプランセンターだって、自分の給与の2倍から3倍の実績を上げて忙しく動いている。」 
 「加算関係の処理が大変で。どうしてみんなで平均的な仕事を配分しない。」
 「忙しいとか、契約で5時までになっているとか言って。みんなで話し合って分担していこうとしたのですが、すぐにしなくなって。」
 「誰がそんな契約になっていると言っている。具体的に言え。」
 言わない。
 「大体、管理者に管理能力がないからこんなスタッフばかり生まれるんだ。大体、これまで何の営業行為もしていなくて、数字が悪くなったらどうして俺のせいなんだ。無責任じゃないか。俺のせいでやる気がなくなったからこうなったと君たちの前で言ったが、仕事を出すケアマネジャーがその管理者がやる気が無くなったから仕事を出すのを止めようというのか。」
 「すみません、みんなが楽しく過ごしているのをブログで見て羨ましかったんでしょう。」
 「NPO法人が懇親会やイベントをして何が悪い。自分たちが加入するのを拒んでいただけだ。成果が十二分に出ているし、これからも中核として向上するのが目に見えているし、それなりの努力もしている。」
 そこで、急に顔が歪んで涙を出しながら
 「管理者だって一生懸命にやっていたと思います。」
 「一生懸命やった結果がこれか。自分の給与は手取り40万近くもずっと確保して、仕事をして金銭を得たい人には仕事をさせずに、早く帰して休ませて。自分たちは、昼間はケアに入らず好きな運転をして一円にもならないヘルパーを送ったりして時間をつぶして、夜になると残って自分の残業代を稼ぐ。休め、仕事の配分をしろと言っても聞かず休日出勤を繰り返す。それに反して、ケアマネジャーのところには全く顔を出さず。せっかく何十万円も掛けて準備したカレンダーを関係先に配らず、登録ヘルパーさんに配布してお茶を濁したり。いいか、高齢者は増えて対象者はかなりの人数になる。それなのに、今激減させてどうするんだ。生活援助が2年後無くなったらどうするんだ。やっていけるのか。」
 「管理者が居なくなったら今の数字も維持できるかどうか不安です。居なくなって、営業して仕事が大幅に増えたら対処できるかどうか。」
 「増やしてから言ってくれ。君が管理者を信奉しているのは分かる。次期の管理者が純粋で、裏がある現在の管理者とはあまりに違いすぎるから、先日辞めたいと言って来た時に新管理者をつぶす訳にいかないから言っただけだ。いいか、あのまま辞めさせたら今月の50万円の収益減は新管理者の責任になってしまうんだぞ。自分が辞めたからそうなったというだろう。そんな管理者居なくなった方がいいに決まっている。自分が俺から引き継いで5年も居座って向上心もなければ努力もしない。下の者のやる気を削いで、自分を追い越せないように仕事もさせない。最近辞めて行った者は、向上する気持ちを持っていながら、その機会が失われているので辞めた者もいる。外に出た者が、管理者があれほど勉強しない努力しないとは思わなかったと言っている。外に出て初めて気づく。」
 「私たちも、みんな管理者に頼って任せ切りになっていたのが悪いのです。」
 「そんな組織を作ったのが悪いんだ。周りの者もみんなが心配して、管理者を変えた方がいいとまで言うようになった。」
 「周りとは誰ですか。」
 「だから、君たちこの地区の介護スタッフ以外の者たちだ。まだ、そんなこと気づかないのか。自分たちのことを振り返ることから始まる。4年でここまで落ちた。元に戻すには同じ年数が掛かる。今始めるかどうかだけだ。」


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