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トップハート物語(5123)立志伝敢闘編
19/05/25
2013年(平成25年)3月上旬。
 とにかく忙しいが、閑もある。作る事が出来るのは、やはり隆盛にある社員のお蔭だ。私の一日の大体の業務の配分は、朝9時前後まで前日の処理。記録や終わったスケジュールの確認や処理した内容の確認と、社員の訪問を受ける。
9時頃から第二弾の社員の訪問を受けて、事務処理や近隣の銀行での入出金や郵便局での書留などの関係処理。午後からは、外出。概ね夕方6時ころまでに終えるように組む。遅いときは、社員との懇親会が一番多い。
 今日の朝も8時から新規事業所の責任者と懇談。一番気に掛かる部署なので出来るだけ詳細に把握して置きたい。新規契約書の代表者印の押印を終えて聞く。
 「どうだ、状況は。」
 「もう少しで、またヘルパーさんが不足しそうです。」
 発足して丁度1年、1周年記念懇親会を11日に開催予定だ。現在7名の社員が常駐している。登録ヘルパーさんは10人程度だ。最近は、登録者が少なく社員という身分を求める。当社も判断をして厳しく求めるモノがあるので吟味するので、少ない。その社員がフルに活動しているので時間の余裕がない。
 「4月15日に終わる講習があるので、その中で誰か居ないか確認してみる。」
 「研修センターの責任者に声を掛けているのですが、居ないというのです。」
 「そんなバカな。俺が言うから。一体、あいつはどんな気持ちでこの会社で働いているのか。」
 どうも、研修センターの責任者の動きが不満だ。
 不足する人員の確保どころか、ほかの事業所には斡旋をしているとか、当社に入社させてもなにかと調子のいいことを言って、業務への意欲を失うようなことを言う。つまり、ケアをして欲しいのに、それをあまりしなくていいような口出しをするのでその気になってしまい、終わりには仕事を失う結果となる。
ケアを指示しても、これもしなくちゃいけないあれもあると自分で勝手に自分の仕事を決めてしまうのだ。それは、ケアではなく事務処理だ。勿論、辞めてもらうことになる。
 「先日面接をして、今月から登録で働いてもらうようになったヘルパーさんは物凄く綺麗で驚きました。品の良い上流社会の方のような雰囲気で、キャビンアテンダントとかデパートの化粧品売り場の方とかそんなイメージです。施設で働いていましたが、辞めてこちらで働きたいというのでお願いしました。ただ、お子さんが小さくてフルは難しいのですが。本当に素晴らしい人です。」
 「今度の1周年記念懇親会に来て貰ったら。」
 「それは出来ませんよ。ほかの登録ヘルパーさんも呼ばないといけないでしょう。」
 「それは、そうだ。」
 などという話も交えて、
 「先日交通事故に遭った社員はどうだ。大丈夫か。」
 「事故直後は思い出して震えていましたが、今はいつもの元気を取り戻してあのキャラクターで一生懸命に働いています。」
 天然の気持ちを持った女性で、半月前にバイクで信号待ちをしている時に大型トラックに後ろから追突されて、バイクが滅茶苦茶になり大型トラックのタイヤの下敷きにエンジンも外れてしまうような状態。運良く、追突されたと途端に前に飛ぶように弾き飛ばされて軽傷で済んだ。
 「中国からの彼女は。」
 「意識の違いで金銭に絡む主張はするのですが、時間の使い方など指示してもなかなか受け入れない。でも、居ないと困る状態です。ただ、なぜか彼女のシフトにキャンセルが多く発生している。彼女が原因ではないのですが。」
 「俺の弟子にしてくれと来た男性は。」
 「本当に独立してやる気があるのか分からない。佐藤さんが言ったように、引っ張ることを止めて自分で気づいて聞いてきたことに対しては答えようと思っていましたが、実績の処理をしていても聞くわけじゃないし、あれほど泊り込んでも勉強すると言っていたのですが、掛け声だけで6時には帰ってしまいます。ただ、営業は以前よりは少なくなりましたが、出ています。仕事を生むきっかけだけでも作ってくれればと諦めています。」
 「それでいい、もう大人だから。いずれは逃げると思って準備して置いてくれないか。」
 彼は、思ったようにやる気が見えてこない上に、いつも逃げようとする。ケアも同じだ。入浴介助させようとすると、同行と称してすでに5回も同行しいつまでたってもはじめない。そのために、経験のない新人の女性が入ることになった。
 「経験も当社が初めてという、マネジメントができる2級ヘルパーの女性はどうだ。」


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