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トップハート物語(5110)立志伝敢闘編
19/05/18
2013年(平成25年)2月下旬。
 日曜日だがいつもの時間に出勤した。寒い。こんなに寒いと感じるほど弱くなったかと思っていたが、どうやら今年の冬は記録的な寒さと豪雪だと聞く。風が、まるで子供の時に感じた切なくなるような寒さだ。この寒さに耐えて、生きて来た記憶が今の自分を作っている。
 朝から、資料作りだ。高齢者介護の介護職員処遇改善加算と障害者自立支援の福祉・介護職員処遇改善加算の書類だ。提出先は数か所になる。合計4か所の書類なので嫌になってしまうような思いがずっとしていた。午前中掛かって仕上げたようだ。
 一旦部屋に戻って、昼食を摂って再び出勤。3時だった。封書に詰めて出すだけだったのだが、確認しながら代表社印を押印しながら間違いに気付く。書類がちゃんぽんになったり、宛先が違っていたり再度見直しながら作り直す作業が発生した。やはり、仕事は嫌々ながらするものではない。何とか終えて、今度は介護プログラムの書類だ。
 働きながら資格を取得する制度だが、やはり人材は得難い。とんでもない奴が応募して来て、分からずに受けてしまう。その資金は全部国なのだ。給与は157000円を保証し、社会保険に加入した金額も負担している。資格を取得するための授業料など、交通費から健康診断経費など。ユニフォームも。とにかく、すべて国が持つ。その間、資格を持っていないので仕事は補助的なモノだけ。
 今年は3人採用したが、一人はもう終わった。資格を取得するまでは真面目に来ていたが、虚偽を言うようになり辟易した。出勤していないのに、出勤したという。管理者も誰もが
「来ない。」
と言っても
「出勤した。」
という。
「他の場所でその時間居た。」
と言う者が居ても、頑として出勤したという。
 「その日、子供の運動会に行っていたと他の人も言っているのですが、行きませんでしたか。」
 「行っていました。」
 「それじゃ、会社には来ていないじゃないですか。」
 「いや、出勤していました。」
 本当に、頭がおかしい。
 そのうえ、雇用4か月終了後継続雇用はしないと言っても、何度言っても、会社に来る積りだった。言っている事が分からなかったという。
 そして、今度の採用者は史上稀にみる人材だった。面接時には、PCインストラクターをしていたという。それを信用して、社内で色々と指導をして貰えると喜んで即決した。ところが、初日に依頼した業務のやり方を見てびっくりした。
社員証を作って貰う業務を指示した。何と、他の業者に連絡して作業をさせようとしたのだ。初日でバカに気付いた。頭がおかしくなる。会社に来ると、自分の携帯の充電を始める。タダだと思って、コーヒーを何倍も、考えられないくらい飲み続ける。トイレに頻繁に行く。ズボンの股のところがいつもびしょびしょ。気持ち悪くなり、人が近寄らない。
 会社の鍵を勝手に持ち出す。バイクを勝手に使用する。自分に指定されたPCを、他の者が使用しているPCの方が性能がいいと、他の者が居ない時に人のPCと取り替えたのにも驚いた。
電話を掛けても出ない。自分の携帯の電気が消費されるから、会社の固定電話で私の携帯に掛けて来る。何度か、
 「どうして出ない。」
 「操作が間違ってしまって。」
 同じ言葉を繰り返す。
 「勤務実績を提出して下さい。」
 「わざわざ持って行くんですか。」
 「持って来てもいいし、管理者に預けてもいい。」
 そう言ったが、封書で送って来た。
 「定期を購入したら、そのコピーを提出して下さい。」
 「定期を購入しないと駄目ですか。」
 「それじゃ、その都度証明を貰って来て下さい。」
 など、色々あり過ぎて、もう管理が出来ない。
 使用を打ち切ろうと思ったが、行政の手前実績が無くなるとまずいので我慢して所属させている。その終了が3月半ばだ。イライラしながら書類を作った。何しろ、月曜日にこいつのための監査があるのだ。名前を聞くのも言うのも嫌なのだが、仕方が無い。やっと、作った。
 今度は、新規事業所の契約更新の申請書だ。新規事業所は昨年1月に公営団地を借りてコミュニティービジネスに取り組んでいる。その公営団地の契約が更新される時期に来たのだ。やっと、終わったのが夕方の6時を30分以上も回っていた。
7時まで暫く色々考えながら過ごした。今月は、どうやら帰省は出来ないようだ。雪に閉ざされて、母親は買い物に行けるだろうかと心配になった。


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