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トップハート物語(5094)立志伝敢闘編
19/05/10
2013年(平成25年)2月上旬。

『後悔でしょうね』

『自分の足元・・・後ろみて反省。』

『形の違うのが始まりますかね』

『掴む・・・考える力を養わなければ』 


『介護の未経験・・・医療からのケアマネがダメです。生活プラス何が欲しいかがわからないんです。』

 後に残された人の人間模様が徐々に出て来る。やはり金銭面で。

 自分を省みることが出来なくなってしまい、人の気持ちも思う事も出来ない。

 そう思います。第一弾が、段位制度・認定介護福祉士・医療行為の導入によって2年後の報酬・制度改正時に。その年は団塊の世代昭和23年生まれの大量の65歳以上の高齢者が生まれる始まりの年です。

 気付きが大切に成ります。

 気付きが大切に成ると思います。

 如何に残された認知症の妻を守り財産を守るのかが、私の使命のようになった。朝一番で一人残された認知症の妻の家に入る。9時前に着いた。ヘルパーさんがデイサービスへの送りの準備を始める。娘さんがお相手をしている間に、ヘルパーさんの話を聞く。
もう10数年も当社のヘルパーさんで問題ばかり起こしているが、どんな時間でもどんな利用者でも対応し利用者や家族からは頼りにされている。しかし、自分勝手で行動し沢山の問題を引き起こしその火消しに躍起となったり、多くの利用者や同僚ヘルパーさんを失った。
 いわゆる外面がいいという事だ。息子さんが少し遅れて到着。すぐに銀行に同行する。葬儀代や病院などの経費を賄うために利用者の定期預金を解約する手続きに同行したのだ。私がその息子さんの指示で財産関係、つまり定期預金や保険証書を預かった。金銭的に綺麗な姿勢を示したのだが、事あるごとに、
「金を工面してくれ。」
とか
「貸してくれ。」
とか、言われたので出来るだけ幾らあるのか見せない事にしていたが、
「最低限の経費をどうにかしてくれ。」
と言い
「財産を見たい。」
というので見せずに、一覧表にしたものを見せる事にした。
 最低限の金額が欲しいというので、通帳を1通だけ持って来た。これからの、認知症の妻の生活費などが必要になって来るのだ。その為にどうしても守らないと行けない金額を死守したい。
しかし、私がその任に無いのは分かっている。それでも、話をして理解して貰って、私が認知症の妻の後見人となる事を認めて貰った。疎遠に成っていて、認知症を妻に持つ夫が亡くなっても誰も悲しまない。息子さんに連絡しても、
 「仕事を休む訳に行かないので、明日の朝だったら休暇なので佐藤さんにそれまでお願いする訳に行かないでしょうか。」
 そんな事を言っていたが、勿論やんわりと断った。
 定期預金を解約して、これこれに幾ら掛かると私に説明をしたが、聞き流した。これ以上持って行かれたのでは、私は後見人とかの業務は断らないと行けない。責任が持てないからだ。終わったところで、やはり出た。
 「すぐに現金化できる他の預金とかはないのですか。」
 私のものではないので、一覧表を出す。
 「定期預金がまだあるので、それを解約できないか。」
と言いだしたが返事はしなかった。
そうすると、如何に借金があるか裁判に掛かって督促を受けているような話をする。全く関係ないので、相槌と大変ですねという気のない返事をする。
 「葬儀関係の費用だけで、あとは要らない。」
 と、言った言葉に恥ずかしいと思ったのか私の顔を見て続ける言葉を止めた。
 一緒に主治医へ挨拶に行った。これまで多くの迷惑を掛けて来て、まだ認知症の妻の往診もお願いしているのだが、全く何の挨拶も出来ずに、言葉も全く無いので、私が促したがやはりこんなに何も言えないのかとあきれ果ててしまった。
後見の診断書を書いて貰うようにお願いして、辞した。最近は、後見の依頼が多くなって来た。早くしっかりした体制を作りたいと思っている。
 主の居ない部屋に戻って、今後の事を遠方からフェリーで来た娘さんと同じく遠方から来た息子さんを交えて今後の話し合いをした。年金で生活するには少な過ぎる。家賃の負担で年金の半分は無くなる。結果的に施設に入所をする事に異論は無いが、年金がひと桁なのでそれでまかなえるとなると、どうしても公的な施設になる。
かなり難しい。何故なら、共同生活が無理で軋轢を起こしてしまう事例がこれまでもショートステイなどであった。
 暫くは、在宅で過ごしながら次の住処を見つける事になると思う。それぞれが、納得しているような感じで別れた。あとから、娘さんから電話があり
「国債が見つかった。」
と、
 「生きているかどうか分かりませんが、母のために使って下さい。それから、他の財産もあったでしょうが絶対に母だけのために使って下さい。これだけはお願いします。私は今日帰りますが、それだけお願いします。絶対にあの人に渡しては駄目です。これだけはお願いします。佐藤さんを信じています。」
 そう言って、電話が切られた。
 その債券や預金通帳、生命保険、簡易保険などの証書は私が預かり受け取る事になった。この財産目録を作成して裁判所に後見の申請をするのだ。今、二人ほど準備中で3人目となる。担当は4人となるので、そろそろケアマネジャーも引退かと思う。
 昨年夏から話があった商店街活性化プロジェクトの進展の催促があったが、既に11月にあるアンケートを出して3か月を過ぎた。一体どうなっているのか、とこちらが言いたいが来ていないという。
何をばかな、と言いあいになる前に、解消を通告した。他に案件が3件あり、今日も打診があったので14日に新聞社と社会福祉法人の方と会う事になった。

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