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トップハート物語(5091)立志伝敢闘編
19/05/08
2012年(平成25年)2月上旬。
 治療をしても蘇生できないと判断したので、別の部屋に移された。私も3階から1階に移されて、
「来て下さい。」
と言われて物々しい雰囲気の部屋に通される。
体の一部に管が通されて、口の中に入っている管には血が見える。血の気の引いた夫が横たわっていた。医師が説明をする。治療しても効果が見込めない事、血圧も測定できず、心臓のモニターも停止した。そのような一通りの説明があり、
「装置を外していいでしょうか。」
と、確認されたので、勿論了解した。
基本的には、
「私に聞く事ではないが、」
という言葉が前提だ。 
 検眼などの一通りの儀式が終わり、心臓のあたりに低温火傷のような跡があり、AEDの使用した跡が見える。
 再び、待機室に戻る。最初来た時には、矢継ぎ早に看護師の質問と、救急隊員の書類作成の為の聴取があった。先を争うように質問を繰り返すが、分からない部分もあるので医療方面は医師に聞くように言った。
 近所の主治医に連絡した。しかし、受付の方が、
「待って下さい。」
と言ったきり電話に出ない。
長時間待ったが出ない。そのために、主治医には連絡できないままでいた。既往症などを聞かれたが、分かっている範囲は答えたが、
 「正式な病名などは知らないので医師に聞いてくれ。」
 そう言っていた、が慌てて出て来たので資料を持ち合わせていないのと、間違った答えをすると不味いので、殊更医療関係はあいまいな返事で、すべて主治医に聞いてくれと返事した。
 何故なら、医師の説明の時に
 「全く原因が見当たらない。薬が原因の場合もありますけれど・・」 
 と、ひとり言のような事を言った。
 あのカンファレンスで決めた新たに投与し始めた薬が、不整脈や心筋梗塞に近い状態と言われていたので、それに作用したかもしれないと思ったのは素人の思い過ごしかなと、余計なことは言わずに、
「医療情報は医療から。」
と何度も言った。
同じ総合病院内で、診断結果を共有しているのだろうから私がとやかく言う必要は無い。
 暫く待ちながらも、頭の中は認知症の妻の事で一杯。弁護士との食事を諦めて、社員にその対応を指示する。警察が来る前に、再び、息子さんとデイサービスと訪問介護など関係方面に連絡した。
 警察がやっと来た。いつもながら、不躾で偉そうに高圧的に話をする。しかし、脳はやはり低い。たとえば、
 「その時に対応していたヘルパーさんの氏名。」
 「誰誰と誰誰です。」
 「生年月日。」
 「分かる訳ないじゃないですか。」
 嘲笑しながら言った。
 何故なら、たとえば自分たちは他の部署、いや同じ部署でもいいが同僚の生年月日を答える事が出来るのか。他の事業所だと言っても、分からない。あほか。
 「通報した者はデイサービスの者ですが、連絡先を言います。」
 「そんなのは要らん。」
 そう答えていたが、後刻、息子さんに
 「電話で通報した者を教えてくれなければ前に進まない。」
 と、言って連絡先を教えてくれと言っていたようだ。
 バカバカしい、遠くから駆け付けている息子さんにそんな事を話しても埒が明かない。
 私に
 「既往症の内容を教えてくれ。」
 と、いうので病院に聞いてくれと言った。
 「間違っていては困るから。正式な名称など知らない。病院に電話で聞けばいいじゃないですか。」
 「病院は教えてくれない。個人情報だと言って教えてくれないんだ。」
 そう言っていたが、自分たちが偉そうに言うからだろう。
 事務所に戻って確認して連絡する事にした。
 その間、息子さんから電話があったが休みたくないという意識があり、なかなか進まない。葬式の対応や、これからの時間を費やすことが出来るかなど、矢継ぎ早に聞いて来る。この日の夕方からNPO法人の臨時総会があるので、断った。
 2時半に息子さんと会った。非常に暴力的なイメージがある方で何度か会っているが、親のために動くのを嫌う。金銭関係で親との対立がなされている。その金銭関係をものすごく心配して、私の知る限りサラ金などの借り入れは無い。ただ、郵便局で死亡保険と相殺で借り入れがあると思うと話をした。
 突然、お金が無いので工面してくれとか一時的に貸してくれとか言いだした。本人は一部上場企業の社員だが、その契約内容は分からない。つまり、契約社員なのか正社員なのか派遣なのか。何度も一時的な金銭が無いというので、2万円というので12日返して貰う約束で貸した。
夜にNPO法人臨時総会中にも連絡があり、金銭が必要な話をして
 「幾らだったら都合出来ますか。」
 と、聞いて来る。
 驚きながらも断る。
 NPO臨時総会が4時半から7時まであり、その後、本社管理者、新規事業所責任者、管理者、NPO法人常勤理事と深夜2時まで飲んでカラオケして。


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