お知らせ


お知らせ

RSS

一覧に戻る

トップハート物語(5050)立志伝敢闘編
19/04/18
2013年(平成25年)1月上旬。
新規事務所には今年は一番気がかりなので来た。売上的には昨年の3月スタートにしては、順調だ。9ヶ月目の昨年12月には150万円程度の売り上げを記録した。このまま順調に推移して行くためには人材が必要だったのだ。
 最後の歯止めに資格者を研修生として受け入れた。昨年当初から私の後を歩いて行きたいと思っている彼だ。まだ、30代で何とかものにしてあげたいと思って、受け入れたのだが全く器ではない。
これまでの独立心の旺盛な人材はどこかそれなりのものを感じる事が出来た。それが全く無いのだ。勉強させようとあれこれ考えるのだがいざとなると逃げる。逃げ口上が多過ぎる。段々と諦めて手を離そうとするのだが、なんとか食らいついて来る。しかし、意欲が無く闘争心も無い。これで良く金融の営業が務まったと思う。
 その彼を再度受け入れることにし第一日目が今日なのだ。これまでの状態と続けることになるので、釘を刺しておこうと思った。彼を採用する意味合いは、管理者が退職するのでその後釜としての最後の砦だ。
それ以外何も無い。そのためには、一通り責任者としての業務を教え込む。独立するので、それは彼にとっても重要で意味合いのあることだ。
 彼も少し早く来た。最初から厳しく言った。
 「いいか給与は支払うが従業員と言う感覚は捨てて欲しい。経営者感覚で、自分が何をやってどんな利益を得られるのか常に考えて欲しい。今できる事は何なのか。うちの管理者などから言われるのを待っているのではなく、自分で何が必要なのか。収入が得られなければ何もする事が出来ない。どんな理屈を言っても何にもならない。おまえは大学卒業だから口だけは結構な事を言うが、いざ何かをして貰おうと思ってもああでもないこうでもないと逃げる。それが心配だ。俺たち脳が筋肉で出来ているモノは、まず動いてみる。やってから考えてまた働く。」
 そういう感じの事を言った。そすると、
 「ここに寝泊まりしていいですか。」
 そう言って来たので、いいよと答えたがなんとなく違和感がある。
 確かに時間は必要だが、必要なりにも頭を使わないと。数打てば当たる式の感覚で居るのだろうが、それにも戦略があるのだ。何も言わない。何かを言うと指示されたと受け取ってそのまま行って何も考えずに、結果悪ければ人のせいにするのがオチだ。
 続いて頭の痛い人物が来た。一体どういう奴なのが理解に苦しむ奴で、辞めて貰いたいと思っているのだが、まだ強制するまでに行って居ない。働きながら学ぶ制度を利用して入社したのだが、パソコンインストラクターをしていたという触れ込みだった。
ところが、期待した仕事は全く出来ずそのパソコンの操作についても出入りのコピー屋に聞く始末。朝来てすることは、個人の携帯電話の充電を会社でする。コーヒーをガブガブ飲み、減りが余りに早いので訴えがあった。トイレに入って出て来ると、股の部分がびしょびしょ。汚いし臭い。
 仕事は全く出来ずに、パソコンの前に座って悪戯しているだけ。朝来ても挨拶が無い。馬鹿な男にそんな事を言っても始まらないと思うが、黙っている訳に行かない。当然注意をすると
 「おはようございます。」
 と、わざとらしく大げさに挨拶する。
業務日報を出させた。ある時には、パンフレット作成というのが何日も続く。印刷というのが8時間もある。つまり、午前と午後2行しか書いていない。それも、パソコンで打ち込みする。その時間も書いてあるが1時間。こいつは頭がおかしいのか、そう思ってこの50代になったばかりの馬鹿な男に
 「これからは、朝来たら出勤の挨拶をして外に営業に出る。席はもう無い。出たら帰って来なくていい。電話で業務が終わったと報告しなさい。」
 こいつが居ない方が管理の手間が省ける。
 採用してしまって、制度を運営する市に対して報告してあるので4か月は雇用して毎月157000円を支払う事になっている。そのうえ、資格取得のための受講料は無料だ。不快な制度だ。まともな人材は居ない。
 管理者と面談した。もう引きとめることはしない。しかし、制度上雇用保険や実習型雇用などの運用のためには1年以上勤務が必要となる。その事を話して、登録か雇用延長かを提示したのだが登録で働くのは受け入れた。そのうえで、
 「今のアパートを引き払う必要があるのですが、居座っています。また、彼氏とは別れて実家に帰ろうと思っています。」
 そう言っていた。
 彼女の両親は家を出てしまった。弟の一人は障害者になっている。祖父はがんで入院。祖母は独居となってしまった。そんな話を聞き、
 「人生など自分で何も出来ない運命がある。その運命を変えることはできない。自分の置かれている立場を受け入れて一生懸命に生きる他ない。きっと人生の転機が来る。」

『熊本はいいとこですね・・友人がいます。山形うまれで・・今ではすっかり熊本の人。』

『とにかく、寒い・・』

『たのしいこともなければ・・』

『福島が好き・・・たとえ、汚染されてても・・・』

『その日・・その時間・・で 勝負  自分達も同じかも・・』

一覧に戻る


  • ヘルパー講座・セミナー 最新情報
  • ケア事業・サービス 最新情報