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トップハート物語(5024)立志伝敢闘編
19/04/04
2012年(平成24年)12月中旬。
 朝、テレビを見ていると若者の雇用問題を取り上げて居た。非正規雇用と、それまでも達しない失業者の多さ。それが政治の問題だと言っているが、何をばかな。現実はどうなのか。沢山の雇用機会があるにもかかわらずブランド志向で大会社を希望する、入社してもすぐに辞める。
また、労働力としての能力が全くない。無いどころか、勤労以前の常識が無い。挨拶、言葉遣い、法令順守など何もない。無いのに、口ばかり達者で使い者にならない。そんな労働者レベルを誰が採用するのか。
一旦辞めたらもう正社員ありつけない。それが政治の問題だなんてチャンチャラおかしい。当事業所も近隣の外国人を正社員として採用し始めた。来週から来る中国残留孤児のお子さんで3人目だ。働く意欲と姿勢が、以前の私の周りに居た日本人そのものだ。
 朝一で、今年の4月に三顧の礼をもって採用した若い女性社員が来た。彼女は、一旦当社に入ったのだが施設に出してしまった。そして、5年後再雇用した。主力で活躍しているが我慢できないくらいまで来ているという。
 「もう一杯一杯で喉まで出かかっている言葉を飲み込んでいる。忙し過ぎてどうしようもない。自分の生活が出来ない。」
 「どうして、ほかの社員に仕事を分担しない。自分たちだけが出来ると思うな。おかしいだろう、仕事をしたいと言っている社員が居るのに仕事をさせずに帰したり、休暇を取らせたり。何人かそれなりの能力があるのに自分たちだけで抱えてどうするんだ。」
 「教える時間がないんです。」
 「そんなこと言ったらどうするんだ。自分たちで抱えて他の社員に仕事をさせずに、方や300時間も勤務して残業代を20万も稼いで。他の社員も仕事をして給与を沢山貰いたい人もいる。それなのに、最低勤務時間を20時間も割りこんでいる者もいる。2日半休んだことになっているんだぞ。最低保証をしているから固定給は支払わないと行けない。そんな馬鹿げた事を平気でして、何が忙しいだ。この地域の売り上げより本社の売り上げの方が多くなっているのに、4分の1の社員で対応して居るんだぞ。」
 「どうしたらいいのか、本社の管理者に聞いてみます。」
 「大体、一番金額の高い管理者が幾ら車の運転が好きだからと言ってヘルパーさんの送り迎え的な業務を一日中しているのはおかしいと思わないか。そして、夜になると事務で残る。休めと言っても休まない。ほぼ休みなく出勤して自分だけ仕事しているような風に振舞って。収入だけは多く確保する。事務能力がある社員や教えれば出来る社員が沢山いる。本社の人間がしていることがどうしてこの地域の者は出来ないんだ。」
 「そうですね新規とかケアカンファレンスになると、決まって二人だけが参加して他の10人のサービス提供責任者が出る事は無い。全く何も知らずに、ただヘルパーをしているだけ。」
 「そんな事をして、段々と社員間の意識のずれが出て来て下の者が辞めて行く。都合悪くなると、投げ出そうとして管理者が何度も退職願を出す。訳が分からない。介護タクシーだって年間直接経費だけで700万円かかっている。それを、みんなでする、営業を掛けるなどの行為をせずに移動でしか使って居ない状態になっている。」
 「そうですね、ヘルパーさんまで7台もありながら稼働して居ないなんておかしいと言っています。」
 「そんな組織を作っているのは一体誰なんだ。」
 そんな話をしていると、彼女がケアに走る時間になったので出掛けて行った。 
 次に先日入社したばかりの新人が妊娠したと告げて来たが、結果的に死産になるようで、その報告に来た。何と言っていいのか、少ない人員を奪われる危機を脱したのは、一面では良かったのだ。
 夜6時半から忘年会があった。大勢社員が属している地域は大勢で単体開催が可能だが、少数部署もあるので3か所合同で開催した。11名のこじんまりした宴席だった。あっという間の時間だった。
9時に終わり、初めての人も居たので顔合わせには丁度良かった。そのあと、移動して半分の参加希望者でカラオケに行った。ここで2時間歌い続けた。この地区の居宅介護支援事業所管理者兼ケアマネジャーが家庭の不和で、我慢できずに泣き出した。
 彼女は一生懸命に働いて、稼ぎの少ない旦那のカバーをしている。その旦那は異常な嫉妬心を持っていて彼女の自由を奪う行動ばかりしている。彼女は楽しい仲間との少ない時間を有効に過ごしたいと思っているのに、自分が世間で相手されないからなのか楽しく過ごす妻に嫉妬して居るのか。
どこでも生まれる小さい軋轢ならいいのだが、彼女の方が稼ぎがいいので結果がどうなるのか。色んな思いや心配が錯綜して、戻って来て部屋でそのまま眠ってしまって、深夜3時に目を覚まし着替えて再び眠った。

『ギリギリで仕事してますから・・経費はおさえなければ・・ 』

『楽しく仕事・・・儲けはボーナスで・・・登録さんにも・・・ 』

『古い体質のまま変わらないかも・・ 』

『親にすがれば楽・・ゆとり世代なんで考えられない 』

『でも・・長くは続かない・・ 』

私もサラリーマン時代は気付かなかった無駄や、これほど掛かるのかと思う経費があると改めて認識しました。
 当社はボーナスは、立ち上げから数年は支給していましたがその月に入金が特別多くないので、当時からの社員は継続して支給していますが、それ以後に入社した社員はありません。しかし、毎年1万円以上の昇給があるのと月160時間を超えると超過勤務扱いになります。多い者で毎月20万円を超える超過勤務手当が支給されています。

 私は自宅が遠方で投票する時間がありません。結果をみる他はありませんが、地域の福祉に本気で取り組んでいる方を支援しています。当選確実ですので、今度は色々地域のために支援をして貰おうと思っています。

 今年は、その不心得者に振り回された1年でした。何と数えると19人が正社員として採用されました。しかし、残したのはたった6人。そのうち、一人は今年中に辞めて貰おうと思っている。

 1年で3割、3年で8割が離職する。



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