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トップハート物語(5011)立志伝敢闘編
19/03/29
2012年(平成24年)12月上旬。
 それはちょっと寂しいくもありますね。私が最初在籍していた事業所も、私が退職した数年後に廃止しました。

 本当ですよね。これからは得るものよりも負担を求められるものが多くなると思います。

 現在の情勢では、完勝のようで古くても反省してしっかりして貰う他ないと思います。

 若者に将来を託せるのかよりも、目の前の私たちの生活を支えてくれるのか、のほうが心配。

 私の管理下から離れて自立を望んでいるのですが、いざとなったら無責任に終始する態度は仕方が無いか。

 一度死に際まで行った時に、やはり心配な事が次々浮かんで来て。しっかりしている間に、安心したい。金子哲雄さんは立派だし、安心して逝く事が出来たと思う。自分も、あの時にそのようにしていたらと今は意識して少しずつ考えています。

 朝一番で、この地域の介護管理者が来て
 「もうやはりだめです。退職させて下さい。」
 そう言って退職願を差し出した。
 手に受け取らず、彼女は仕方がなくテーブルの上に置いた。
 「後は大丈夫なの?」
 すべて彼女の管理下にあり、自分は全く手を出す事もなく過ごして来た。思えば、12年前に私が2級ヘルパー研修で詐欺に遭って市民会館という研修会場で被害者百人余りの糾弾を受ける筈だったのだが、意外な展開になって必殺仕置き人が現れて問題なくまとまり、その被害者の中でひと際目だって笑顔が素晴らしい女性がいた。それが彼女だった。
その後、無償で再研修を行って登録して貰い、仕事が無くても無償でも支援してくれた。どんなに困難事例でも、早朝でも深夜でも宿泊でもしっかり立派に対応してくれた。
 しばらくして、私の後を継いで管理者になったのは7年前か。あれから、ずっと介護管理者として手腕を発揮しており、市や居宅介護支援事業所の信頼は厚く対外的には高い評価が得られている。
 しかし、私はこの場面では全く心の動揺が無かった。まるで退職願を待っていたような感覚になっていた。とにかく、彼女が退職する事よりも後をどうなるのか、それのほうが心配なのだ。無責任な態度を社内では見せる事が多いのでそれが心配なのだ。
事業をいつ辞めてもいいとは思っているのだが、社員とその家族はあまりにも若いし自立するには力不足だ。なぜなら、彼女はすべての業務をすべて自分が行っており他者がすることはわずかなどうにでもなる業務だ。引き継ぎや権限移譲などまったくないのだ。サービス提供責任者が12名もいる事務所なのだが、その仕事をしているのは彼女一人なのだ。
 つまり、名前だけのサービス提供責任者がいて内容はほとんどがヘルパー業務なのだ。有能な社員は次々ケアマネジャーの資格を取得して、居宅介護支援事業所を構えた。社内独立だ。ほかにも新たな事業所を設置して移動した者もいる。そのうちの一人が、新規事業所の責任者兼ケアマネジャーだ。その彼女は、多くの仲間から次代の介護管理者と思われていた。しかし、
 「7年介護事業所にいましたが、一度もケアマネジャーのところに行った事がありません。担当ケアマネジャーがだれか分からない。どこにあるかも分からないです。」
 そんな調子だった。
 つまり、一切、ケアマネジャーの事業所を訪問することなく挨拶もしないので、私が切り開いた遺産で活動している状態だった。だから、この高齢者の増加しているご時世で全く収益の伸びが無いのだ。
カレンダーを何十万円も掛けて製作しても、年末のあいさつに行かないので何百枚も無駄になる。私に見つかると大変なのでヘルパーさんやその家族に慌てて配布する。そんな事を何年も続けていた。
介護タクシーの指定を取って営業の糧にと思っていたのに、私が担当していた時には専門の運転手を置くくらい繁盛していたのに、彼女になって全く介護タクシーの営業をしないので段々と衰退して今は7台のタクシーに年間700万円以上の経費を掛けて五十万円にも満たない収入になって、いいように使われている。
駐車場に常に置いてあり、ただ単に社員の移動に利用しているだけだ。それを、一番使用しているのが彼女だ。運転が好きでヘルパーさんを送ったり利用者を送ったりして、結果的には人件費の高い彼女が何の意味もない時間を毎日運転で過ごす実態が分かった。
 そんなもろもろの内容を見て行くと、次が無いというのが不安だった。次はどうするのか、それは彼女が辞めることとは無関係で育てていなかったことに対する不安なのだ。次席ではキラキラ目の珠緒ちゃんなのだが。何しろ、みんな名前だけのサービス提供責任者なのだから。何度も、
 「休みを取り他の者に実践させて育てるように。」
 つまり、サービス提供責任者の仕事を経験させろと指示をしていたのだが、ヘルパーさんの管理はさせるが利用者の管理やケアマネジャーとの連絡相談、報告やサービス担当者会議への参加などさせない。
利用者の担当者が他のサービス提供責任者であっても自分が出てくる。他のものは、担当者とは名ばかりで何の仕事も出来ない状態になっている。温室育ちはいいのだが、実践を積んで居なければ後から困る。

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