お知らせ


お知らせ

RSS

一覧に戻る

トップハート物語(5000)立志伝敢闘編
19/03/23
2012年(平成24年)11月下旬。
『少ないなかでの濃度がある付き合い・・いいね 』

『ゆとり教育・・順番つけない運動会・・少子化で子供の言いなりの親』

『感じてないかも・・・ 』

『同情はいりませんね 』

『今は休んでますが・・また、姫とら軍団に・・・ 』

『お互いにゲームみたいなんです。』

『困りましたね・・本人の意識がなければだめですね。 』

 自費が発生した場合、その支払いは出来る筈なので認知症を持つ夫に聞いた。
 「あとどの程度残っていますか。」
代わりに訪問介護サービス提供責任者が応えた。
 「殆どありません。自費の支払いに耐えられるだけの金銭は無いと思います。年金も、今月はありませんし。」
 「嘘でしょう。奥さんの積み立てが8月に満期になって200万円くらい下りて来たでしょう。」
 「それが、もうありません。」
 夫に相対して
 「幾ら残っているのですか。」
 「2、3万円ならあります。」
 「そんなバカな。何処に行ったんですか。」
 「妻がお寿司を食べたい、お菓子を食べたいというので買って来る。ヘルパーさんが忙しいからと言って、頼んでも買って来てくれない。」
 傍の訪問介護事業所のサービス提供責任者が言う。
 「いいですか、ヘルパーさんも認知症の奥さんのケアも合わせて時間も超えてちゃんと食事も作ってあげているんですよ。それ以外に、勝手にデパートに行ってお寿司を買ってきたり、先日は4000円もするカステラを買ってきたり。みんな質素な生活をしているんですよ。」
 そんな諫言を言っても聞く相手ではない。
 「妻が喜ぶと思って、買って来ている。」
 「何を言っているんですか。みんな自分で食べているんじゃないですか。お金が下りてから数カ月の間に20キロも増えているんですよ。」
 「足が腫れて痛い。尿を出す事が出来ない。」
 そんな事を言って同情を買おうとしている。
 「そんなの自業自得でしょう。どうするんですか。そんな痛みなんか死ぬ事を考えれば何でもない。」
 「毎日1時間でも散歩とかしてリハビリをしたいが、ダメですか。」
 「いいですか、リハビリより食べる事を控えないと段々と悪くなるばかりです。」
 「お金が居ないので、保険でなんとかなりませんか。」
 「言いですか、今でも保険がオーバーしているんです。それも払えない、誰が無料で面倒を見るんですか。自分だけは贅沢をして、介護をばかにしているんでしょう。いつも、そんな事を言って追加でサービスを頼んで払わないとなどと平気で言って。」
 「会社の負担で何とかなりませんか。」
 そう言われて、もう限界だ。
 みんなを残して、また来ますと言って部屋を出た。
 明日、通院をしないと処置をどうしていいのかが分からない。その指示だけはした。
 「私が入院してしまったら、妻が一人で可哀そうだ。何とか入院だけはしないようにしてくれませんか。」
 「ヘルパーさんがいくら注意しても直せないならどうしようもない。奥さんは一人の方がちゃんとした生活が出来ます。」
 その間、奥さんが
 「お父ちゃんが私の1千万円を使った。沢山お金があったのに無駄使いをしてなんにも無くなった。」
 その言葉を聞いて
 「息子や娘に金を貸した。戻ってこない。」
 そう、認知症を妻に持った夫が言う。
 「昔の話ではないでしょう。8月に200万円が満期で下りて来たでしょう。奥さんのお金だから使っちゃ駄目だと言ったのに。」
 そう、言っても後の祭りだ。
 そのまま定期健診を受けに行った。呼吸数が90を超えているのでその点だけ、睡眠不足ではないのかと質問された。睡眠不足ではないが、テレビを見ながら途中で寝てしまう。その時に酸素の装置を装着していないので指摘された。
 社会人となった時に一緒に会社に入った新潟の男に電話した。あれからもう40年以上も過ぎた。どうしても、次の日曜日にその勤務した会社や寮などに行ってみたいので同行をお願いした。了解してくれた。彼は、既に定年になっていた。
雇い止めで9月に勤務を終わったという。ついに職を失って雇用保険を受給しているというのだ。そんな年齢になったのだ。私はその立場に無くて良かった。



一覧に戻る


  • ヘルパー講座・セミナー 最新情報
  • ケア事業・サービス 最新情報