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トップハート物語(4988)立志伝敢闘編
19/03/18
2012年(平成24年)11月中旬。
『懐かしい・・白樺ですか・・・2度ほど行きましたね。 』

『国民無視の・・自分の都合のいい儲けて楽する方法・・選挙の時だけペコペコしてる・・ 』

『ですね・・言わないでいた方が身のため・・』

『お金なくても、今よりは気持ちが豊かでした・・・苦労もありましたが、その苦労を忘れないでいたい。 』

『有楽町で・・日産の本社によく行きましたから・・ 』

 大きな問題は発生していなかったのだが、気がせいて早く戻る事にしたのだ。その気持ちを後追いするように連絡が色々あった。
認知症の妻を持つ夫の件だ。最近、太り始めている問題と、勝手に動いて転倒する問題。加えて、外に出て食べ物を買って来て食べることによる色々な弊害が報告されている。幾ら周りが注意しても、何も変わらない。平気の平左でその場でだけ嘘の恭順を示す。
問題は、腎機能の障害があらわれて来たのか、足がむくんでどうしようもない状態になっていた。
 自己導尿も訪問看護の担当者が代わると同時に多分いい加減にしなくなったのだろう。それまでは、厳しい方だったので見ている前で実施するように頭から怒鳴りつけた。そうもしないと人を見て悪行の限りを尽くして、都合が悪くなると、認知症の真似をしてとぼける。
他人の立場を悪くするのを面白がっている節がある。最後には泣き出して何とかごまかす。人がいないと、好き勝手にやって何が不都合な事が起きると同情をかう行為に走る。
 要介護5で、寝たきりの状態であったがこれまでと違う総合病院の訪問看護が入って厳しく指導されて、麻痺が無いと言われているのを見逃さずリハビリの結果ある程度歩けるようになった。しかし、訪問介護員からの報告だと
 「以前から入室すると、台所などで食料を探している本人を見ている。歩けると思う。」
 そう言っていた。
 しかし、我々が行くと全くベットから起き上がることはせずに、少しでも動かすと
 「痛い、痛い。」
 大きな声で騒ぐ。
 食事介助からおむつ交換、カテーテル装着と完全に要介護5。
 たびたび、
 「リハビリをして歩いたり、自転車に乗ったりして妻を色んなところに連れて行きたい。」
 そう言って、ケアカンの参加者を感激させる場面を作る。
 しかし、ヘルパーさんや我々は、それは嘘だと知っている。デイなどで機能訓練をするのだが、その時は一生懸命だ。何故なら、勝手に動いて転倒したと頭を打ったなどとデイにて報告すると、相談員がその事について親身になって問い合わせをして来て、また病院に運んだり。同情をかうために自分の勝手な行動でそうなった事を責めないデイで訴えるのだ。
 「リハビリを自費でしたい。」
と言って、手当をしたこともあった。
その当日、毎日したいと言って置いて、他のヘルパーさんには
 「あんなのカネを払わず自分で出来る。」
 などとクレームをいう。
 そんな、身勝手な生活をして優しいサービス事業者にはそのように演技し、厳しいサービス事業所には酷い事ばかりして高齢者の悪い性格を全部持っていた。その足の状態が悪いと何度か、色々なサービス事業所から報告があった。
しかし、往診は毎週定期的に有るし訪問看護も週2回あるし、総合病院には月1回通院しているし、その医療からは何も言われていない。デイサービスから朝電話が有り、次には新幹線に乗車したばかりの時にあり、直ぐの対応は出来ずに2時間半後下車してからデイの相談員に掛けた。
 「余りに状態が悪く、訪問看護に直接連絡させて貰いました。」
 そう言った話から、デイサービスに訪問看護が行って応急処置をしたとの事だった。
 そして、夜8時になって利用者本人、すなわち、認知症を妻に持つ夫から電話があった。
 「今日、デイサービスに訪問看護師さんが来て私の状態がかなり悪いみたいで、もしかしたら入院するかも知れないと。」
 「当たり前でしょう。仕方がないですね。皆さんが色々注意しても誰の言葉も何も聞かずに、勝手に買い食いしたり通販で頼んだり。自己導尿も止めるし、自分で招いた結果でしょう。」
 「・・・・。私が入院したら妻が・・」
 「大丈夫です。必ずちゃんと面倒はみんなで見ますから。」
 そう言うと、認知症の妻に電話を代わるからと言って代わった。
 「佐藤さん、私一人になるの。私一人では生きて行けない。」
 どうやら、不安を煽って私に何とかして貰うように言い聞かせたのだろう。人一倍怖がりで、恐怖の中にあるような言葉を何度も口にするので、
 「大丈夫ですよ。みんないるから。みんなで見ますから。」
 そう言って、精神を安定させる努力をした。
 なおも、夫は息子が全く電話に出ないというが、当たり前だろう。もう何年も親に愛想を尽かして、
「親が死んだら連絡してくれ。」
といわれている。

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