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トップハート物語(4968)立志伝敢闘編
19/03/08
2012年(平成24年)11月初旬。
『アルバイトより高いから、楽して暮らす方をとる 』

 「そんなにはいっていないと思います。」
 「多分、5万円も行っていないだろう。」
 そう言った。
今まで、我慢に我慢を重ねて指導して来ているのに全く無関心では運営できない。
 「いいか、人件費を考えると社員と常勤パートと経費を加えてこれでは100万円の赤字になるぞ。10か月で1000万円だ。どうするんだ。」
 私は余り数字の事は言わない。
 それは、社員の活動が委縮してしまうからだ。しかし、あれほど言っているのに全く守らない言動では言わざるを得なかったのだ。
 言い過ぎたかも知れないと思って、直ぐに話題を替えた。慌てて準備をして出た。銀行に立ち寄り、一目散に被後見人の入所している施設に入った。これまで、指導者がいて私が自由に動けなかったが私が全権を得て自由に判断し動ける事になった。
私は最初被後見人に会った時に感じた事を同行のNPO法人常勤理事に話をしていた。まだ、夏前だった。
 「あの人は正常で認知症でも何でも無い。どうして、周りは認知症にしたがるのだろうか。」
 そう言っていた事が、今日実証されたような気がした。
 これまで、私が面談する時には誰かが必ず居たのだ。しかし、今日は誰もいなかった。部屋にお伺いして話をしようと思ったが、談話室でと指示されて尚且つ施設職員に談話室を借りると断り、歩きも歩行器を使用しているのだが不要だと思われるスタスタ。受け答えもはっきりしていて、気持ちがいい判断や話の筋道。
そして、決定的に思ったのは私が疑問に思っていた引き継ぎ前の金銭の行方。大きな自宅が有りそれを確認したが、その購入や生活には相当の金銭があった筈だと思っていた。その事を確認しようと一通り私の考えを言って
 「通帳には殆ど金銭が有りません。引き継ぎを受ける前に管理していた人にどの程度財産があったか亡くなっていますので知る由も有りませんが・・」
 話の途中ではっきりとその点をつかないでくださいと言下に言っているように強い口調で亡くなった、どういう関係か分らない人だが管理していたと否定された。
 そのうえ、
「家に帰りたくない。」
と言って拒否された。
大きな屋敷で、
「このまま放置されていては傷みがひどくなり、少しの時間でも帰りましょう。」
と言っても断られた。
大勢で面接した時には周りがみんなで一度行くと言っていたのだが、一対一になるとはっきりと断って来た。何故なのか、これから時間を掛けて話をしたいと思っている。この時間の中で、はっきり正常だという事は分かった。被後見人も自分を出して来ているので安心した。これから長い付き合いになる。
 その施設を出て、地方銀行に向かった。隣の京都府の小都市だ。山間を走行したが、秋の装いに感激しながら綺麗になった車道を気持ちよく走った。ipadでカーナビの代わりに使用して行ったのだが、途中から高速道路に入って半分以上を費やした。
50分かかった。銀行の駐車場は満杯で他に停めるところが無く、地域のスーパーの駐車場に停めた。何か買わないと悪いと思って店内に入ると、野菜が安くて新鮮。思わず、嬉しくなって大根とブロッコリーを買った。大根は大きくて立派で美味しそうだし、ブロッコリーも開花しているようなどうしようもないものを平気で売っているようなこの地域とは違っていた。
 銀行との約束の時間はあるので、終わったらまた寄ろうと思って一旦出た。銀行では、地方の良さで丁寧で優しくて気持ちよく対応してくれたが、私の方の準備不足で再度来ないと行けなくなった。
 「このような遠くまでお時間を取らせますが、宜しくお願いします。」
 そう言われたが、気持ちが良いので
 「いや、またお目に掛れるのが嬉しいので何度でも来ます。」
 そう言って、あとからセクハラになるかも知れないなと思って同行したNPO法人常勤理事に
 「俺も自然とあんな事が言えるようになった。」
 と、笑って誤魔化した。
 再び、スーパーに立ち寄って、買い物をした。
 それも、大人買いで6000円程度になった。安い買い物で6000円は大量だ。魚は沢山あるので、野菜や肉など。
 夜、県人会事務局から電話が有り私がお願いした社員や子供の参加を認める連絡だった。総勢9名で、会費だけで11万円くらいかかる。今年は高校の後輩のサンドウィッチマンが来るので、会場のホテルも超一流で年会費も同時徴収だからだ。





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