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トップハート物語(4947)立志伝敢闘編
19/02/24
2012年(平成24年)10月中旬。
 「その思いは恰好が良いが、うちにとっては何の関係も無い。そんな争いの中にどうして利用者を紹介して巻き込まれないと行けない。そのうえ、お前を支える理由がない。どうして、その辞めた施設長がいまだにデイサービスに行って勧誘が出来るんだ。おかしいだろう。」
 「実は、オーナーの愛人がその辞めた施設長で今の施設長が奥さんなんです。そして、オーナーは愛人を応援しているんです。奥さんはすごくいい人なんです。恩に報いたいと思っています。」
 「基本的な考えは、おかしいだろうということだ。一般的な営業ならパンフレットでも持ってこい。それを、判断して照会できる人がいるなら紹介しよう。」
 「いや、土曜日に電話を掛けてお話しさせて貰ったあとに考えたんです。佐藤さんは、即断即決の人なので、その時に返事がもらえないで、来いという事だったので、私に話が有ると思ったんです。私の考えは間違っていると思いますので、もう結構です。折角、無責任に仕事を投げ出して辞めたのに会ってくれるというので、嬉しく思って顔を出しました。」
 「いいか、それならそれでもいいがひとこと言わせてもらう。何を考えるにも決断が必要だが、間違った方向に決断をするとズット間違った考えと悪い人間と付き合う事になる。お前は悪い、うちの事業所でデータを消し去ったりした悪い奴などと、デイの利用者を回してくれるからと言って付き合ったが、今度はその利用者を他のケアマネジャーに紹介して担当を代えさせて自分のところに持って行かれたり、悪い奴は悪い奴ばかり集まって利益が得られなければ誰もいなくなる。どうだ、今自分を支えて呉れる奴は誰が居るんだ。よく考えろ。これからの時代、そんな付き合いをしていたら、誰もいなくなるぞ。ケアマネジャーの資格を取ってケアプランセンターをすると言っても、開設しただけでは利用者など得られない。やはり、支えてくれる人がいないと成りたたない。」
 そんな内容の話を長々と話をした。
 殊勝にも聞いていた。2時間ほど話をして帰ったが、少しは分かってくれたと思う。今度開設する成年後見人養成講座の話をすると、受けたいという。受け入れた。
 暫くして、気になっていた新規事業所の男性求職者の結果を責任者に電話して聞いた。私が彼女とその就職希望のある男性を面談して
 「多分、来ないと思う。」
 と、言ったのに対して来ると責任者は言う。
 事前に何度か面接をして話をしていたという。
しかし、話の内容がどうもうまく理解できないので、不信感を私は持っていた。最初に彼女から話があった時には、内部が分裂していた事業所にいた。社内の誰か分らないが、利用者とヘルパーを引き連れて独立したようだ。その時に、意気を感じて残ったと本人は言う。
 「そんなお世話になった事業所のヘルパーさんや利用者を盗んで行くなどというのは私の性格から受け入れられないので、残って支えて行くと言っていました。」
 「それだったら、登録で仕事をしたいというのだからいいが、後から社員になりたいと言っても無理だと言って暮れ。恰好はいいが、自分の人生を考えた時にどうなるのか気になっているだけだ。」
 そう返事をした途端、
 「その事業所にそこまで義理がないので正式に常勤として応募させて貰いますと言って来ました。」
 その後、次々と疑問が湧く面接だった。
 「私でなければ駄目だという利用者が沢山いて、1日8、9ケースをケアした事も有ります。」
 それなのに、他のものが独立する時に全部も持って行かれて、今は仕事が全くない状態で無給だというのはおかしいだろう。1日8、9ケースなど出来る訳がない。
 「どんな時でも、給与以上の実績はあげて来ましたので自信が有ります。」
 「幾ら欲しいですか?」
 「手取り20万円は欲しいです。」
 「総支給額だと25万円くらいになりますが、自分の持っている何を会社に提供してその金額を稼ぐんですか。」
 「・・・。今すぐ欲しいのじゃなく、私の働きを見て貰って判断して貰えれば。」
 「仕事がないので、直ぐにいつでも来られると言っていましたが、明日から来られるんですか。」
 「いや、辞めるのに30日前に言わないと行けないので直ぐは無理です。」
 そして、いつから来られるか返事をすると言った日にメールで責任者に来たのは、何曜日の何時くらいなら空いているなどと変なメール。そして、電話を掛けて確認した日曜日と、今日、朝は大丈夫来ますと断定していた責任者が夜電話を掛けて来た。
 「幾ら聞いても煮え切らないし、返事がはっきりしないんです。」
 「だから、俺が言っただろう。自信がないのに、嘘を並べ立てていたので来ないと。もう追いかけるのはやめなさい。」
 「人間不信になりました。」

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