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トップハート物語(4942)立志伝敢闘編
19/02/21
2012年(平成24年)10月中旬。
『辞める・・が口癖の人は、辞めませんね。 』

『シャッター通りの活性化につながるよう・・・でも不動産屋は強気ですね。 』

 不思議ですね。自分の価値を自分で評価しているのでしょうか。私は、殆ど引きとめることはしないのですが、新規事業所だけは足元を見られてしまいました。人材不足というのは、経営を左右します。

 シャッター通りは思ったより進行しています。このような姿になった商店街でショッピングを楽しむ気持ちが果たして生まれるか。半分以上が閉まっていて、日常必要な生鮮食料などの店はほとんどありません。衣料や整骨院、パチンコ店、安い飲み屋などが目立っています。

 結構飲みますか?
 遊んだ時は、どんな遊びでしたか。
 私など、飲む時期も有りましたが基本的に体が受け付けないのと、飲むと変る人が多く、その姿を見るのが嫌だったので、飲んでも大きく変らないひとと自然と付き合うようになりました。
 今は、介護が中心の仕事なので飲む機会というとヘルパーさんとの宴席くらい。それと、故郷仙台に戻って学校の先輩などと飲む時が一番ホッとします。美味しい、故郷の料理を堪能しながら故郷の歌を聞きながら。のどかなそして、どこか寂しい思いにさせる雰囲気が何とも言えません。都会の喧騒の中では味わえない素晴らしい時間です。

 それがこの世界の営業の基本ですよね。目に見えない、これから提供する介護をどうやって信用信頼して貰うのかは、やはり自分たちの姿勢を見て貰う事から始まると思っています。

『焦り・・ってまわりから感じられるんですね、なぜか・・・なかなかうまくいきませんが・・・苦労しったら
それなりに・・ 』

 いつものように朝から仕事をしたのだが、概ね急いでいる仕事は終わっているので、今日は11月から始まる成年後見人養成講座のカリキュラムを作った。結構大変な作業だった。福祉や介護に携わっている人を対象に行うので、その関係の時間は除いた。8時間の8日で64時間。そのほか、実習を後日組み入れる予定だ。
 11時半ころに終えて、一旦自室に戻って昼食を摂って出発した。被後見人が施設の行事の一環で買い物に行く手持ち金の手当をしに行った。車で30分程度の老人保健施設だ。その後、古代の遺構やお寺などが沢山ある地区なので有名な寺社仏閣の一部でも行ってみようとipadのナビを見ながら異動した。
しかし、一番大事な幹線道路で反対方向に行けずにそのまま戻る形になってしまった。県境の山間を走行中に電話があった。1年半前に退職した元男性社員だ。
 簡単な挨拶のあと
 「辞めてこんなことお願いするのは申し訳ないのですが、私が転職したデイサービスの営業に佐藤さんの居宅介護支援事業所3か所に行かせて貰えないでしょうか。」
 「どううした、客が居なくなったのか。」
 「余りはっきり言えないのですが、そうなんです。お客が居ないと立ちいかなくなるような感じで、私も何とか力になりたいと。」
 「しかし、おたくが窮地に陥っているからと言って、ケアマネジャーの権限で回すなど出来る訳がないじゃないか。従業員の問題か。」
 「色々ありまして、少しずつ利用者が抜けて行き維持できない状態になりました。」
 「そうか、誰か独立して引き抜きに遭っているんだな。それは、どこでもある事だ。それが、この低レベルの業界だ。そんなところ何故支えないと行けない。一瞬は立ち直るかも知れないが何れは駄目になる。」
 そんな話をしたのだが、ここから口調が変わって来る。
 「ここだけの話で絶対口外はしないでください。私と佐藤さんだけの話です。」
 「いいか、おたくたちの話など興味がないしそんな重要な人間でもないし俺には関係がない。」 
 「そうですよね、分かりました。実は、私が身勝手に退職してその事業所に入りましたのは、ケアマネジャーの資格を取って独立する積りだったのです。その間、腰掛け程度の勤務で済む会社に行きたかったのです。その受け入れをしてくれたのが、そのデイサービスでした。その施設長は佐藤さんの講習を受けて問題を引き起こしたIです。そのIが、施設に内緒で他にデイサービスを立ちあげて介護職員を引き連れて出て行きました。そのあと、少しずつ利用者を移しています。自分が全部一手に遣っていたので遣りたい放題です。そして、今までこのデイサービスで利用者を回していたのがIWAさんのところでケアマネジャーを辞める時にデータを全部消し去った奴です。申し訳ありません。」
 そんな話を聞いている時に、車が深い山峡に入り途中で切れてしまった。
 暫くして、また掛って来た。途中で切れたので、どこまで話を聞いてくれたのかと言って来たが、どこでも良かった。適当に続けて貰った。
 「複雑なのが、その利用者や介護職員を連れて行ったのに今でも出入りしているんです。経営がうまく行っていないらしくて、扶養範囲の8万円しか給与は貰っていなかったのですが、契約は20万円だったので遡って何年分も支払えと言って来た。それに怒りを感じて、今までにないくらい怒鳴り怒ったんです。」
 「なんでそいつが出入りできるんだ。」
 「それが、本当に申し訳ない複雑さなのですが、その前の施設長というのがオーナーの愛人で、自分の奥さんが今の施設長になるのですが、オーナーは利用者と介護職員を持って行った愛人を応援しているので訳が分からないのです。でも、私はその今の奥さんの施設長に良くして貰ったので、何とかして上げたいと。」
 ここまで聞いて、話を打ち切った。
 内容がないし、支える意味合いも無い。ただ、あるプランが浮かんだ。それに、彼は誠実な人間で話だけは聞こうと返事をした。月曜日の昼間に会う事になった。


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