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トップハート物語(4921)立志伝敢闘編
19/02/10
2014年(平成24年)9月中旬。
 「子供だが、少しくらい外に出られるのか?」
 「登校拒否しているのですが、高校には在学しています。専門学校に行きたいのですが、高校卒業の履歴がないと行けないので、どうしても卒業したいと。」
 「それだったら、アルバイトは駄目か。」
 「アルバイトは大丈夫です。」
 「それだったら、うちの事務所に来て働けばいい。いるだけで大丈夫だ。それで少しずつ仕事をして覚えて行ければいいと思うが。親も出勤して、働けばいいと思うが、検討してくれないか。」
 そう言って、打診した。返事はいずれあると思う。
 午後、夕方認知症を持つ夫へのモニタリングに行った。最近、勝手に歩きだして外で動けなくなり、又は転倒してヘルパーさんに支援して貰い戻ってきたりしていた。要介護5の寝たきり状態だったが、厳しい訪問看護師に支援をお願いした途端、我儘をきかない指導に段々とベットから離れるようになり、手すりを掴んで室内を歩くようになり、トイレに自分で行けるようになり、デイサービスに行くようになって機能訓練を受け得るようになると、俄然歩く事に意欲を出して来た。
 何度も室内で転倒してけがをしたが、それでも歩く。やっと、外に出られるようになると、歩行器を使って出る。それでも、途中で吐いたり動けなくなり近くの店の主人が連絡して来たり。余りにひどい状態に、業を煮やして訪問時に
 「これ以上身勝手に歩くのであれば、区分変更の申請をしましょう。今は、機能訓練で機能を取り戻す事にまい進していますが、室内のみならず外出して人に迷惑を掛けるようになっては問題だ。いいですか、今は寝たきり状態の要介護5ですよ。それで、外で怪我でもして病院に運ばれたら、どうなります。要介護5の介護を受けている利用者がどうして歩くんだ、不正ですよ。私もそれを知った段階で通告する義務が有る。もう少し、自重して室内でしっかり歩けるようになったら区分変更して幾らでも歩けばいいじゃないですか。それとも、いま区分変更の申請をしますか。」
 「いや、点数が減るとヘルパーさんが来る回数が少なくなる。自己負担が増えるんですよね。」
 「動けるなら、自分でするものが多くなりますから、自分でしたらいい。」
 「これ以上減らされても、ヘルパーさんが来る回数を少なくされたら困る」
 「いいですか、あなただけの介護保険ではないのです。みんなが負担をしているんです。もう少し、他の方の事も考えて下さい。」
 そうは言っても、こんな我儘な奴が分かる訳も無い。
  そして、移動中、議員から電話があった。ある、商店街に示している活性化プランを受け入れるとの連絡だ。商店街でプロジェクトを作ってコラボレーションで実施するというもの。
5つの商店街の協働である。嬉しい知らせに舞い上がった時に、研修に行っていた新規事業所の責任者が帰って来て泣きごとを言いだした。
 「実は、毎日入っている利用者とヘルパーさんが喧嘩したとの報告が有り、行かないと行けないと思って。ショックです。」
 あれこれと、間断なく続いた1日が終わろうとしていた。

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