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トップハート物語(4899)立志伝敢闘編
19/01/29
2012年(平成24年)9月中旬。
『毎日・・毎日・・大切に生きたいもんです。位牌持ちなんでいろいろ大変ですがねえ・・・・ 』

 私の顔をじっと見て
 「佐藤さんだ。」
 と、言って白っぽい顔をクシャッとして笑った。直ぐに、涙が一粒だけ流れた。少し話をした。老人ホームに入りたいという意思は確認出来た。しかし、私の顔を覚えている、受け答えがはっきりしているなど認知症は見受けられない。
これだと、後見どころか保佐や補助も厳しい。任意で何か代行の契約をするか、身元引き受けだけするか。そんな事を考えていた。暫く、話をして元気を付けた。
 色々と事例が有ればいいのだが、それがないのでこれからこの方をどのように対応して行ったらいいのかが見えない。身元引受でもどのような契約書でどのような金額で、どこまで行うのかさえも決まっていないのだ。
いや、分からないのだ。これから勉強して次に訪問する時にお話が出来るようにしないと行けないと思っている。
 昼前、先日、私の事務所で失恋したと泣いた彼女から電話が来た。来たいというので受け入れた。綺麗で若いし、そんなに焦らなくても誰でも彼女だったら付き合いたいと思うと私から見てそう思う。
しかし、そうは人生うまく行かないのだ。失恋の繰り返しは性格だろうか。私は彼女の性格は物凄く良いと思っているのだが、恋人とだったら性格が一変するのだろうか。その彼女が、仕事に託けて来た。最初は入り口で立ち話をしていたのだが、段々と長くなり急に
 「私、いま幸せなんです。良い事があったので幸せなんです。」
 と、言いだした。
 暫く、話に聞き入った。良く分からないが、男の先輩と二人で海に行く事になったのだが、その時に後輩の男性を先輩が連れて来た。彼女の誕生日だったので、その後輩は花を持って来てプレゼントしたようだ。
 彼女は6月に1年付き合った男性にふられたという。その理由が何んと彼女の家柄的なものがあったというのだ。
 「自分ではどうしようもない家族の事を理由にされて。」
 と、ここで泣いていたのだ。
 落ち込んでいる同僚を見て沢山の周りの既婚者が
 「大丈夫、これからみんなで彼氏を探してあげるから。こんなに可愛い性格のいいお前がふられる訳がない。」
 そう言って、本当にみんな探していたし実際会っても居た。
 一人で部屋に閉じこもって落ち込んでいたのだ。彼女はもともと、24歳の時に私の運営する講習を受けて2級ヘルパーの資格を取得した。それから、半年メーカーの受付嬢を辞めてヘルパーに転身したのだ。
当社に入ったが、なじめず3か月でリタイヤ。施設に行ってしまった。それでも、私は手元から手放さず、交流を続けていた。施設のフロア責任者になってやっと自分の将来を考える事になった。
 そして、当社に戻って来たのは今年の4月。その時点では彼氏が居たのだが、数か月で別れてしまった。それが、生き生きし出したのだ。
 長くなりそうなので、部屋に入って貰った。座りながら、経緯を聞いた。先輩が連れて来た時には勿論友人として、話は、
 「これまでの付き合いの経験を赤裸々に全部話してしまって。その後輩も好きな女性がいて告白したんですが返事がもらえなくて悶々していたようで。」
 そこで、彼女が積極的なアタックに出たという。
 男性は5歳下だというのだ。しかし、彼女にとってはやっとできた彼氏だと言って喜んでいた。それでも、色々言いたい事があったが
 「どうしてそんな今までの男性遍歴みたいな事を全部言う必要があったの。そんな事聞いた男は本心から付き合いたいと思うか?」
 そう言って後悔するぞと、また来る失恋という文字を思い浮かべた。
 自分から積極的にアタックした具体的な言動を聞かされたが、あんなにきれいで性格がおとなしいと思っていたが、私が知らない面もあったのだ。そう言えば、私の傍に居るNPO法人常勤理事が余りに奥手なので、心配した1年先輩が
 「女を前面に出してガツガツ行かないと男は手に入らない。これだと思ったら、女を出してガツガツ行け。」
 そう発破を掛けたというのだ。
 女性は表面だけ見ていたのでは駄目だと、認識した。

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