お知らせ


お知らせ

RSS

一覧に戻る

トップハート物語(4895)立志伝敢闘編
19/01/27
2012年(平成24年)9月中旬。
 そうですね。仙台に帰って、美味しい食べ物に触れて幸せでした。中身は、イカの刺身、舞茸の天麩羅、さんまの刺身、沢庵など何の事は無い地元で取れる食材。高いステーでもなければフォアグラなどの高級食材でもない。食べ慣れた、故郷のどこにでもある食材でした。お金では買えない東北のDNAがあって良かったとつくづく思います。

 昨日に続いて、社員が朝から来る。新規事業所の責任者が昨夜の報告に来る。昨夕から内部の意思疎通を図るために飲み会でもするように言った。その初めての日だった。殆ど報告するような話は無かったが
 「気付いたら0時でした。お客さんが誰も居なくて精算に来たので、初めて時計を見てそんな時間だと気付きました。」
 それほど、良い時間を過ごしたのだろう。私は始める前に一言
 「仕事の話題が中心になるだろうが、なるべく避けて仕事から離れて楽しい話題に耽ればいいね。」
 そう言っていた。
 他の報告では、期待していた常勤候補の新人が弱気で困る状況が報告された。とにかく人がいなくて、ヘルパーさんを確保したい。しかし、見つからない。募集して応募した中で
 「人が良く、遣る気も有って常勤希望の方がいます。経験は無いのですがどこにでも行けるし、バイクが有れば走ってくれそうです。今は飲食店で働いていますが、そこを辞めて来週から来られると言う事です。」
 彼女の苦しみが分かるので、
「仕事を確保して採用するように。」
と、言った。
バイクの手当も考える。
 「初めて同行に行ったら、メールが来ました。自信がない、駄目だったら言って下さい。そんな内容でした。利用者も指導者もうまく行っていると言っていましたが、自分では出来なかったなどと考えてしまう。」
 「そんなのもしかしたら駄目だな。利用者に入るたびにそんな事を言われたらたまったものじゃない。そのたびに大丈夫だと励まさないと行けない。常勤は無理じゃないか。」
 「そうですね、言ってくれれば土曜日も出られますと言っていたのですがメールでやっぱり無理だと言って来ました。ちょっと、約束した事が異なっているのでちょっと考えてみます。」
 「そうだぞ、俺も何度も引っかかった。常勤契約する時には、土日も大丈夫ですと言っていながら、結果的に無理だと言い出す。社員や常勤になりたくてそんな事を言う。とんでもない奴が増えているから。」
 昨日、退職を願い出ている者、私が話をした遠方から通勤している社員が異動するかも知れない。また、金曜日に面談予定の看護助手の経験のある30代の女性も新規事業所への異動を検討している。だから、無理して悪魔に手を出さないようにいしないと行けない。
 そう思っていると、私の電話に留守番電話が録音された。丁度大事な打ち合わせをしている最中で、出られなかった。録音を聞くと、何とその期待の14日面接予定の女性からだった。
 『14日面接予定の○○です。応募を辞退したいと思います。理由は産まれて3カ月の赤ちゃんを預ける先がないので働けなくなりました。申し訳ありません。』
 何だ、またいい加減な結果かと思ったが、これほどていねいに辞退の連絡をしてくる方はこの地域では希少価値だ。話し方も温和で、残念な心が滲んでいた。
 普段の私だったら追い掛けることもしないのだが、何か気になって電話した。事情を聞くと、私が懇意にしている老人保健施設の運営医療機関で働いていたのだが、指導や対応が納得できずに退職を申し出たようだ。
上司が他のフロアに変更するようにすると提案したのだが、自分だけそのような対応したらまた何が有るか分らないので、断ったというのだ。それが、今月の事だ。9月1日に入って直ぐに辞めたという事だ。
 経験はそのくらいで、ハローワークの紹介では
 「経験は1年未満ですが・・・」
 と、言っていたのだが、1年近くあると思っていたが何と数日だった。
 どこもここも、騙し合いの世界。
 「保育園に入れようと思ったのですが、市に相談したら勤務していないと無理だと言われました。勤務予定では駄目だと。」
 「それだったら、永久に入れない。契約だけして就労証明をしますので、それを持って行って入園出来たら働くようにしてもいいですよ。」
 「そんなことまでして貰っていいんですか。私、まさかこのような電話を頂けると思っても居なくて、驚いています。ありがとうございます。しかし、ハローワークには今日辞退する旨連絡しました。もし、そうであれば辞退を取り消して再び紹介をして貰わないと行けないと思います。」
 「そうしてくれますか。私ども、仕事が沢山あってヘルパーさんが不足しているという状態なのです。来て一緒に働いて頂ければ有難いのですが。」
 「分かりました、明日ハローワークに行ってそのような話をします。」

一覧に戻る


  • ヘルパー講座・セミナー 最新情報
  • ケア事業・サービス 最新情報