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トップハート物語(4851)立志伝敢闘編
19/01/05
2011年(平成24年)8月初旬。
 「私は、5時半まで講習の講師をしています。それ以後だったらどこかで待ち合わせて持って行きます。」
 色々整合して、何とか7時くらいに渡せるような感じになった。
 「被後見人はどうやって裁判所まで連れて行くんですか。タクシーですか。介護タクシーですか。車いすでなければならない事は無いですよね。」
 「歩行器を使って室内を移動していましたから、段差があるとか距離が長いとかだったら車いすの方が安全だし移動しやすいと思います。」
 「それじゃ、介護タクシーですかね。」
 「それが良いと思います。」
 こんなこと、私が言わないとどうする積りだったのだろう。
 「介護タクシーを使用するとなると、片道5000円以上は掛ります。金銭的な負担は可能ですか。」
 「現在、○○円が通帳にあります。」
 「それだったら、当社の介護タクシーを使いますか。15分300円です。通常の介護タクシーより3分の1以下ですむと思います。」
 「それじゃ、安ければ安い方がいいと思いますのでお願いします。」
 「代表も一緒に乗車しますか。」
 「そこに行くのにコミュニティーバスを利用して大変なんです。」
 「それじゃ、私が迎えに行って裁判所までお連れします。」
 そう言って、時間を掛けずに結論だけを早く出した。
 それにしても、最初感じたのは今事務所に戻って来たと言っていたが既に夜の10時を回っていた。こんな酷な仕事を遅くまでしていて、大変だという同情が先になった。
 それから、こんなギリギリまで何にも決めずにいざとなったら私に責任を押し付けようとしたり、一体私は何なのだと怒りがこみ上げて来た。
 朝、立て続けに社員が来た。介護サービス提供責任者、支援責任者。みんな人材が不足していて、何とかして欲しいと思っている。その訴えだ。あれこれと案を受け入れて返した。予定があるので、早く終わらせたかった。
銀行と法務局に立ち寄って、NPO法人の大阪市の新規事業所に行った。今日から新人の男性が出勤して来ている。黙って社員とのやり取りを聞いていたが素直でこれからの教育次第と思った。
能力がまだ分からないのだ。PCに精通していると言っていたが、名刺を作成させようと思っていた管理者とのやり取り
 「名刺をPCで作った事がありますか。」
 「いや、こんな機能がPCについているなんて初めて知りました。」
 「いつもどうしていたんですか。」
 「外部の業者に出していました。」
 これが、PCに精通している者の受け答えとは、がっかりした。
 合わせて、当社に来たいという男性が
「実体験をしたい。」
と11時に来た。
当方としては、理屈っぽくて相手する時間が無駄で素直な前者の彼のような人物を求めているのだ。それに引き換え、彼はトラベルヘルパーをしたいという希望をこの講座中に持ってガイドヘルパーをして訓練をするとの絵を描いている。
それを、悉く否定して
 「表面の旅行に一緒に行くという行為だけを見ていては駄目だ。旅行準備から手配、旅行中の緊急対応、医療処置や判断などの能力が必要で素人が遣ろうと思っても出来ないし、お金が取れないだろう。何の知識も無く、ただ旅行が出来るなんて安易な考えだ。ガイドヘルパーの資格も取らずに、何を言っている。」
 そんな事を言っても、馬耳東風。
 また、
 「ガイドだけしたいなど意味が分からない。授業で学んだと思うけれど、ガイドの収益は少ない。そんな少ないガイドをしたいというなら登録でしたらいい。やはり、男性を採用するとなるとそれなりの男性でしか出来ない仕事があるし、それをして初めて延長としてのガイドがある。」
 そう言って、うちでは無理だという意味の事を何度も言った。
 それでも、何やら研修センターの責任者がウチで採用できると言ったのか、値踏みをしているようだ。管理者に挨拶したいとか、時間の使い方が事務と現場とどんな割合か聞いたりしていた。
何とか遠まわしに無理だという事を理解してもらおうと思って、説明をしたつもりだったのだが、どんな理解をしたのか分からない。後から管理者に聞いたが、挨拶代わりにミスタードーナッツを事務所に届けて来たようだ。その時に、事務所居た者に
 「ここは少し遠いかな。」
 と、言っていたという。

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