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トップハート物語(4797)立志伝敢闘編
18/11/28
2012年(平成24年)6月下旬。
 私の仕事は余り進まず。大阪市の新規事業所管理者との懇談が続く。まず、2級ヘルパーで働きながら学ぶ介護プログラムで資格を取得した社員が新規事業所立ち上げのメンバーだった。
その彼女が今月一杯で退職すると申し出ていた。給与に反して能力は追いつかないし、問題は仕事をしたくないという姿勢になっているのでその残党を切る意味で私は直ぐに届け出を受理した。
とんでもない事をしでかして逃げて行ったバカ者と連絡を取り合っているとの情報があり、断ち切りたいと思っていた。私にも周りにも、
「再婚して遠くに行く。」
との理由で退職を申し出ていた。
 しかし、信じてはいなかった。その裏付けが彼女からあった。
 「いつ結婚して遠くに行くのと聞いたら、何も決まっていませんと言っていました。何しろ、今は人が不足しているので登録でも残ってくれるように言ったのですが、どうなるか分りません。」
 そう、昨日は言っていたのだが今日は
 「登録で残ってくれるそうなんですが、長い時間のケアはするが短時間のはしないと言っています。そんな人間に頼む事は考えていないので、何とか現有だけで頑張ります。何か分かりませんが、失業保険を貰って過ごすとか言っているようで。」
 「そんな人間だよ。何が結婚だ。前の管理者と示し合わせたのか分からないが、あの高齢社員と繋がっていてそこに当社の使い物にならないお払い箱になったヘルパーがみんな行っている。そいつも行く事になるだろう。駆け引きをしているので、直ぐに退職を受け入れた。その斡旋をしているのが研修センターの責任者だ。そんな構図になっているので心に入れて、騙された積りで体制を整えるように。」
 夜遅く、10時近くまで彼女と話をしていた。
 また、一人利用者で長時間対応している方が居る。その利用者へ男性のヘルパーがほぼ一人で対応しており、支払金額も30万円近くになる。それでも、当社の場合利幅を少なく取るので利益としては5万程度だ。
 「最近その男性ヘルパーの要求が半端じゃなくて、足元を見てもっと出せなどと言い方も上から目線で我慢できない。出来れば、他の者に替えたい。しかし、人が居ないので我慢している。」
 「それだったら、利用者家族にこのように横柄な態度で当社としては看過できないと言って、そのままヘルパーごと他の事業所に変えてくれるように言ったらどうだ。うちはそんなの失ってもどうという事はない。いろんな事を総合して考えれば分かる事なのに、そんな馬鹿げた人間に対応しても無駄だ。そのエネルギーを他に使いたい。」
 「それを聞いて安心しました。」
 とにかく、人が居ない。
 人材が居ない。その事だけが頭を占めている。6時半から3時間も話合って、時間を感じなかったので相当気持ちを入れて話したのだろう。
 午前中は昨日の続きで、処遇改善の書類を作成しようとしたのだがもう間に合わないので、他の懸案のある業務を中心に行った。社員の給与明細作成と同封する手紙を書いた。
今回は、これからの日本が置かれている経済環境の予測だ。余り皆さんには興味がないだろうが、少しでも知って欲しい。
 介護管理者が、先日の時給の続きの話を持って来た。ヘルパーさんが生活援助の単価が下がって他の事業所との比較を言って来たのだ。しかし、
 「それぞれの事業所の考えがあり、当社は介護福祉士や介護職員の資格を取得したら総額に10%上乗せしている。それはどこか、そのヘルパーさんが登録している事業所ですか。誰がケアしても同じ報酬だからそんな多額のプラスをしている会社があるか。それを止めて、一律に常勤社員としての換算で170分の何時間として掛ける15000円の算出でもいいけれど。年末年始手当や技術講習出席手当などを止めてそうしてもいいけれど。みんなで話し合って決めて貰えばいい。」
 そう言って介護管理者と話し合ったが、結論は生活援助と身体1生活1の時給を200円から300円上げることになった。
 「その穴埋めはどうするの。常勤がもっと働くか、仕事を沢山取ってくるか何か考えないといけないだろう。」
 「私もいつまでいるか分らないので、そろそろシフトを譲ろうと思っています。」
 「それは、自分たちで決めてくれ。俺に相談するのは金の件だけだ。」
 そうやって、送り出した。
 資金不足が判明して、懸命に私の郵便貯金から毎日50万ずつ振り込み始めてが、今日が決算日なので面倒になり妻に500万ほど入金をお願いした。やっと、これでゆっくり休める。


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