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トップハート物語(4792)立志伝敢闘編
18/11/25
2012年(平成24年)6月下旬。
 大阪市役所に行って書類を提出した。そういえば、役所から電話が二度あり、5月末に提出すべき書類が出ていないと連絡が来た。分かっていたが、6月末の提出と勘違いしていた。何をしているのだ。
「今月中に出します。」
と返事をしたが、今度は自立支援の書類提出がされていないと連絡が来た。
 追われている。仕事に追われている。新たに居宅介護支援事業所の設置をするので、その書類を求められている。それは28日までだった。あわてないといけないのだが、今日はこれから懇談がある。
市役所の食堂で休んでいると、先ほど提出した書類の訂正で連絡が入った。よかった、帰らないで。少し早目だが、ファクタリングの自動車メーカーの会社に向かった。途中時間調整で路上駐車をしてひと眠りした。
 丁度指定された時間にビルに入って懇談。そのあと、その若手経営者と話合うために懇談会場に行った。のっけから話は核心に迫った。私が受け入れない低価格の高齢者住宅戦略に彼が受け入れ始めているのだ。
低価格は必ず破たんする、それを断定する私に彼も同調しているので結論は簡単だった。何も私が他の人が進めている戦略に文句を言う理由はないのだが、自分でそう思っても言葉が自然に出てしまう。酒の勢いなのか。それでも、ほとんど議論にならなかった。何故なら、考えが一致しているからだ。
 「ここだけの話ですが、あの程度の事であれほどのコンサルタント料を支払う必要があったのか。」
 それは、始める前からスタートまでの600万円のコンサルタント料だ。そのうえ、1億2000万円の設備も投資したのだ。
 「薄利です。」
 そうも言っていた。そして、私が一番懸念している従業員の給与の事だ。
 「かなり低いです。相場でも低いです。」
 「それが問題なのだ。労働者の生活はどうなるのか。将来の希望や人生計画も建てられない報酬では意欲がわかない。」
 そんなことを言って、糾弾調になってしまった。
 何とか表現を穏やかにしたかったのだが、酒が作用してしまった。彼は、今日インドネシアから帰国して、そのまま会場に現れたのだ。
 それから、成年後見人の制度を話した。基本は報酬を得ない考え方で行うのだが、結果的にビジネスになるのだと話をした。全国展開する話をしたが、彼も会員として参加したいという。
 「そうではなくて、その地域の旗振り役としてNPOを立ち上げて欲しい。」
 そのような話をしたが、まだ自分たちは具体的な計画のホンの入口に差し掛かったので、あまり突っ込んだ話をしなかった。
 自分だけいい気持になったのか、時間がそんなに早く過ぎていたとは気付かなかった。気付いた時には既に4時間が経過していた。そんなことってあるのかと、再度時計を見たがそうだった。
 「宴もたけなわですが、またの機会を得るようにしたいと思います。」
 と、主催の自動車メーカーのファクタリング担当者が言う。
 「本当に今日は佐藤社長の話を聞いて勉強になりました。これから、毎月定期的に話をする機会と頂ければと思います。」
 そう言われたが、そう決めると負担になる。
 返事はしなかった。
 また、今日は嫌なこともあった。社員旅行で塩釜に立ち寄った時に市場で海産物を購入して宅急便で送った。その到着が24日の日曜日午後一番ということだった。しかし、社員に受け取りを頼んでいたが物が着かない。
今日かなと思って待っていたが着かない。電話を商店に何度入れても出ない。一体どうなっているのだ。領収書も持っているが、遠くでは文句を言いにも行けない。不快になっていた。
 一緒に送った社員から催促のメールが来たり電話で確認があったり。まさか、新手の詐欺か。復興だから安いと言っていたが、その言葉もむなしい。郷土の事だけに心苦しい。もう少し待ってみるか。

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