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トップハート物語(4746)立志伝敢闘編
18/11/02
2012年(平成24年)5月下旬。
 先月末に、わざわざ日航ホテルにて、話をしたいという事で高齢者住宅を全国展開している経営者と会った。その間を取り持ったのは、大手自動車メーカーのファクタリング担当者で懇意にしている方だ。何れも、何度も顔を合わせている。
その間、私の思いとは完全に真逆な展開をしている高齢者住宅経営者に批判的と受け止められる発言を私は繰り返していた。
 入居金無し、月額7万円台の介護付き住宅を展開していて今やマスコミにも取り上げられて飛ぶ鳥落とす勢いだ。しかし、私から見れば当初から危うい経営に末路が見えていたので哀れに思っていた。
何故そう思ったのか、それは従業者の賃金による。募集している介護職員の賃金は12、3万円だ。私は、いくら安く利用者の為にとはいえそこで働く人たちの経済的基盤がしっかりしていなければ継続的な経営は成り立たないと思っている。何故、これほどまで安価で入居出来るのか、それはただ安いだけだ。
安い原因は、徹底的に人員を削減して賃金を抑えている。だから、いつも言う。
 「働いている人達の賃金は5年後どうなるんですか。」
 と。
 何も答えられない。それに、全国展開と言って、
「本当に全国に5年後には1000棟だ。」
という。
それだって、市町村の数にも満たない。その分散された地域の管理はどうするのか。また、介護職員をどう確保するのか。それが懸念されていたので、口に出していた。まだ、計画段階や始めの段階では何とか行った運営も行き詰まり出した。
介護報酬の改正であたふたしていた。そして、人員確保でにっちもさっちも行かなくなって来た。
 「障害者や高齢者を使えばいい」
 と、安価な賃金を求めるばかりにレッドカードものの言い方に唖然とした。
 これから考えられる、大幅な介護報酬カットや人材のキャリア・アップ制度に埋もれて行くのだろうと思っていた。そんな中、いよいよ立ち行かない人員確保に助け船を求めて来た。
経営には全く興味がないので、ただ知己のある方からのお願いなので、人員確保だけは何とか一時的にも力になる覚悟を決めて色々頭を巡らせていた。そんな中、私の経営哲学を話しして、
「入る、を計って出を制す。」
極当たり前な事を言った。
詰まり、外に出すものがあったら、出す先の事業を自分がしたら良いという事だ。
 その中に、成年後見制度があった。その話し合いの際に、法学博士という娘を連れて来た。私が人材確保の力を貸す代わりに、
 「当方のNPO法人で行う成年後見の受任を全国展開するのにそれぞれの地域の施設を貸して欲しい。空いているデイサービスを使って人材養成講座を開催して、成年後見人として働ける人材を育成する。その方達が活動することによって収益を得ることを考えている。また、そのデイサービスで色んな事を考えているので、宜しくお願いします。」
 勿論、その会場使用料は支払うのだ。
 そういった考えを披歴した。ただ、幾分、表現を控えながら餌を撒いたのが行けなかったのか。
 「例えば、金銭管理をひと月1万円で請け負った場合100人で月100万円が入って来る。」
 などと、垂涎の話しをした。
 心に余裕がないし、将来介護保険制度が崩壊すると言っているので、不安が増殖しているのだろう。私が、当方で行っている色んな副業的な事業を真似して遣ろうとしているのが分かった。
そして、2週間後彼のブログにあれほど情報の垂れ流しをしないようにと釘をさしていたのだが、成年後見制度運営のプランを公表してしまったのだ。それも、自分のグループとして行うと文字にしていた。
それで、読めた。他人のアイデアをただ模倣するだけの経営者。経営者とは言えない、労働者を犠牲にして自分だけの利益を考えている者の末路は決まっている。
 そして、この日、あの同席していた娘があろうことか
 「当方も成年後見事業を考えています。」
 と、言って助言を求めて来た。
 親が親なら娘も娘だ。確かに、生き馬の目を抜くこの世界だ。悠長に商業道徳などの言葉を吐いていても、何にもならない。自分が馬鹿だったと思うだけだ。直ぐに、中を執り持って立ち会っていた大手自動車メーカーのファクタリング担当者に連絡した。
彼もまた、今年の夏で会社を去ってこのスキームに参加しようと目論んでいた。丁度外出中だったので、私の勢いにタジタジで自分も何か分からずオドオド。
 「直行直帰で、今日は見られないが転送をお願いします。」
 そう言っていた。
 一応人材確保に動いていた私は、どう収束を計ったらいいのかやはり戸惑っている。

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