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トップハート物語(4743)立志伝敢闘編
18/11/01
2012年(平成24年)5月中旬。
 「新事業所は何も出来なくて滅茶苦茶になっている、奴のお陰だ。あいつ一人に管理するのにどれだけ時間が掛かっていると思う。たった2か月間だって、残業をさせないように強制的に休ませたり管理するのに何度も指示したり、何しろ以前から何もせずに深夜まで残っていて話し込んで居て残業だと申告する奴だ。電話だって掛け続けて、月35000円も使って、経費の使い過ぎだと何度言っても平気でいる奴だ。車で通勤するなと言っても車で四六時中用事も無いのに事業所に来たり話し込んで時間を潰して、休日でも出て来て何もせずに時間を潰して休日出勤手当請求をする。育児休業を早々と打ち切って4月に出て来たが受け入れる処が無く、仕方がなく新たな事業所に入れた。2か月で直接人件費50万円、バイク代ユニフォーム代合わせて20万円、ガソリン代、駐車場代、電話代、そのほか合わせて100万円近くなる。しかし、彼女が得て収益は先月ケアに入った2万程度だ。営業は全くしていないから何も生みださない。普通の会社だった解雇だ。」
 そんな説明をしたが、バイクが不足しているので本社やここの事業所からも要請があった。それでも、20台はあるのだが益々多忙になり不足気味だ。新たに購入して、忙しく動いている社員のバイクと交換し旧のバイクをバカ者に渡した。
どうせ、時間つぶしに使うのだろうと思ったからだ。案の定、渡されたら仕事をしないと行けないしガソリン代駐車場代を請求しないと行けないので、バイクの鍵だけ受け取って本体はそのまま当社専用の駐車場に置いたままだ。とにかく、再生は無理。早くどこか自分に合う事業所を見つけて去った方がいい。
 この数カ月、目まぐるしく変わって仕舞っているとみんなが言う。新人が沢山入って来て沢山居なくなった。全て、当方の意思で精査している。今年に入って、勤務時間に拘って9時半から4時まで、土日祝休暇という条件を変えなかった20代の女性とひと月で契約解除。
入社後数日で、脊椎損傷を隠していて、腕が麻痺したと訴えて来た若い20代の女性契約解除。欠勤で給与を引かれて納得行かないと訴えて来た20代女性を半年で契約解除。入社2週間で本格的ケアを始めた初日に腰痛で絶対安静10日間の診断で契約を継続するかどうか、検討中の20代の男性。
勉強させてくれと来て、勝手に給与支給を求めた還暦前の男性を、人手が不足していて研修センターなどで求めていたが、勤務に堪えられないのでひと月で解雇。また、3月には70歳爺さん社員を解雇。入っては出て、定着しない。労働レベルは全く低下どころか無い。
 介護職員のキャリア・アップ、つまり介護職員の段位制度、認定介護福祉士制度、介護支援専門員の医療関係講習などの人材育成関係。また、国の予算や地域の予算、税収、企業業績、人口構成、そして、それに合わせるような介護保険を取り巻く制度の動き。
地域包括ケア、介護保険の医療への傾斜、ケアマネジャーのあり方検討会の方向、などなど自分の身に降りかかるこれからの制度の動きを事前に話しをして置きたいと、勉強会を開催することにした。金曜日6時から食事後2時間程度。自分達の行く末を考えて目標を持って欲しい。
 その段取りを移動中に行って、余り気の進まない医療法人理事長との懇談に臨んだ。いつもジャージの私が普段着に着替えて20分前に待ち合わせの喫茶店に行った。暫くすると、来た。最初は、やはり
 「別に議員が話せんでも良かった。電話して欲しく無かった。」
 と、言い放って不快な気持ちにさせた。
その後、やはりとうとうとこれから出来る施設に13億掛かりその設備の話しを述べた。聞き入ったふりをして、いつもの通り耳に入らない。声も小さくところどころ聞えなかったが、返事だけはしていた。
気を良くしたのか、ますます饒舌になる。来年の3月に竣工するようだ。壮大な計画とそのコンセプトに聞き入っていたが、ついに人材の大切さを話しし掛かったが、遮って
 「あんたに言われなくてもそんな事は分かっている。」
 そう言って、自分の経験を話し始めた。
 入れ物と働く者とマッチすることが大切だと、その為には自社で養成するように話しをしたが、医療法人の理事長がそんなこまごました事を考える必要がないという訳だ。
 段々と時間が経過して来て、言う言葉も出なくなったようなので私が今携わっている全国展開する予定の事業説明を行った。その資料を見せると、批判をしながら
 「これは頂いてもいいのか。」
 そう、言って仕舞い込んだ。
 自分の話しのタネが尽きたので、私に何をしているのか聞いて来た。売り上げを聞いて、驚いたようだ。
 「これから、いい関係が出来そうだ。何度か必要な時に会って貰いたい。」
 そう言って、伝票を持って私の背中を叩いて励ますように意思表示をした。


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