お知らせ


お知らせ

RSS

一覧に戻る

トップハート物語(4738)立志伝敢闘編
18/10/29
2012年(平成24年)5月中旬。
 朝から電話や書類整理などで動いているのだが、来客が引っ切り無し。社員が立て続けに3人ほど、業務前に来た。しかし、電話が長引いて諦めて戻る者もいた。支援費責任者は我慢強く待っていて、話しをした。
 「2点話しがあります。第一番目は、先日のNPO法人総会で有給理事となって仕舞ったんですが、本当に頂いて宜しいのでしょうか。」
 「勿論、君とNPO法人常勤理事と大東本社管理者は普段の業務で忙殺されてNPO法人から委託する業務が出来ない。資格や経験のあるメンバーは求職者支援などでキャリアコンサルタント、手話講師、介護実技講師、講座講師など持っているものを活かして働いて貰っている。その報酬をNPO法人ンから支払っている。また、それ以外の人にも各種イベントで参加して貰って事務局として支払いをしている。君達は資格や能力がありながら普段の業務で収入の道を閉ざされているのでそうした。」
 「ありがとうございます。初めてあの席上で聞いたので驚いています。第2点ですが、大阪市の事業所が閉鎖するのでそのサービスの一部を引き継ぐように依頼されています。その対応が土日や祝日となるので、NPO法人に回している登録ヘルパーさんが厳しくなるのではないかと心配しているんです。」
 「それは、問題だが事前にはっきりしたら教えて欲しい。その対策を練るので。」
 そんな話だった。
 また、新規契約書に代表者印を貰いに来た介護事業所の方では、今月の今日までの新規一覧を持って来たが、すでに2週間で11ケースの新規依頼があった。大東本社の方は、先日のNPO総会の席上で管理者が、
「5月は50万円増えますので。」
と言っていた。
大分落ち込んでいた実績が復活し始めた。以前から、
 「今年は65歳以上になる介護保険利用対象者が300万人近く生まれる。今後も毎年その傾向が続く。如何に受け皿を作って置くかだ。ヘルパーさんの数や事業所の数だ。」
 そう言っていたのが的中した。
 他の事業所はヘルパーさんの数が限られていて、もう受ける事が出来ないのだ。
 9時前に長期傷病休暇を取っている入社したばかりの若い男性社員が今後の打ち合わせに来た。
入浴介助で腰が動かなくなったのだ。その者が今後どういう意思で居るのか確認をしたかったのと必要書類の提示を求めたのだ。動けない歩けない立ち上がりなどの動作に痛みが走る。まだ全く直っていない。
先日は電話で、
「痛みが和らいで出勤出来る。」
と言っていたのだが、全くそのような期待は持てない状態だった。
「このままでは当社での勤務は無理。」
と言ったが、とにかく当社の保険を使おうと意思表示が盛んになされていた。
 それまで、全く無保険で過ごしていた。当社には先月28日から勤務していた。本格的な業務は連休明けの7日だった。その7日に事故が起こった。後から確認すると、以前1年前にそのような症状が生じてひと月以上休んだようだ。その再発という事だ。
アホらしいのは当社だ。ほとんど仕事もせずにそんな事になったのは、先月に続いて二人目だ。
 それぞれが、持病を隠して当社に入社して来て直ぐに腕が動かなくなった、腰が痛くなったという訳だ。帰った後、10時半に顧問の社会保険労務士が来た。その対策を話し合ったが、私が将来的な希望を持っている人材かも知れないというと、労災適用で行こうという結論を出してくれた。
労災と言っても、余りの入社後短期間の出来事でその取扱いに当社も時間がとられる。まるで利用されたような感じだった。履歴書を提出して貰っていたが、この日以前に勤務していた会社の雇用保険証の写しだけ持って来た。その名前は、当社の近所の特別養護老人ホームだった。最近辞めている。
 その書類を目にしてある疑惑が湧いて来た。当社に4月からその特別養護老人ホームから戻ってきた社員が居る。八面六臂の活躍だ。その彼女が戻って来てから、ある話しをしてくれた。
「その特養で高齢者に虐待している職員が居て、誰か犯人は不明だった。危害を加えている者が居るのは分かっているのだが、被害者は認知症のある利用者。思い余って隠しカメラを設置したところ、若い男性がその犯人と分かったという。」
彼が居た時期と一致する。そして、それ以前に所属していた事業所で、
「知的障害者に暴力をふるって親の知るところとなり退職した。」
と、本人が言っていた。
「反省している。」
と、言っていたが顔にそのような相が見える。確認する必要がある。この半年の間に、分かっているだけで3か所転職している。
 

一覧に戻る


  • ヘルパー講座・セミナー 最新情報
  • ケア事業・サービス 最新情報