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トップハート物語(4732)立志伝敢闘編
18/10/26
2012年(平成24年)5月中旬。
午後の大阪市との打ち合わせが2時からだった。その時間に合わせて準備をしていた。ところが、朝社員との打ち合わせ中に電話が入った。このNPO法人の所在している市役所からだ。
市民生活部から電話で、
「16日に予定されている交流会の話しをしたい。」
というのだ。
そんな訳で、担当責任者の課長と係長が、当NPO法人事務所を訪問したいというのだ。その伏線があって、前回初めての交流会があった。市に所在するNPO法人の集まりだ。21団体あるというが、参集したのは8団体だった。その8団体の交流会は悲惨だった。
 余りのバカバカしさに、今回の集まりに関して苦言を書いた。内容が貧弱で、具体的な意見が無いし方向も無い。参加した団体の長が酒を飲んで来たのかあれこれと文句を付ける。
程度の低い話しや質問があり呆れ果ててものが言えない。そんな事だったので、今回は市役所が運営をきっちりするようにとファックスで送った。それをみて、慌てて電話して来たのか。
来ると言っていたが、私が大阪市の市役所を訪問する途中に位置しているので、私の方から行く事にした。30分後訪問した。
 応接室というか、とにかく倒れそうな市役所の庁舎で歩きながら、階段をのぼりながら情けなかった。市の職員の給与は全国平均の公務員の年収よりはるかに高く、市議会議員などこの地域では30数市ある中でも4番目だ。
18年には夕張に続いて財政悪化を伝えられて危なく倒産しかかった。今でも危ない状態で、先送りする借金を重ねて溜まっていた剰余金も無い。学校の校舎の耐震化率が全国最低なのだ。見栄えは悪いが、職員・議員の年収はピカ一だ。
 その職員4人と向かいあった。事前に、次回の話し合いの提案事項を示した。
 「誰にも出していないので口外しないで下さい。このように提案しようと思っていますが、ご意見を頂ければ。」
 という訳だ。
 煩そうな奴なので穏便に進めるのには、事前にガス抜きをして置くのが一番だと、議会対策という手法だ。心配はいらない、私はほとんど意見を言わない。公の場所では。その内容が、NPO職員の研修をするという事だった。
コーディネーターを呼んで研修を5回に亘り実施して、それが終わっても数回の講習をするというものだ。それが今年度の事業計画だ。このほかにも職員が居て5人入る筈だ。その5人で出し合ったプランがこれだ。
 「この市が落ち込んで居てこれからも期待が持てない。その落ち込んだ市をどうやって活気ある市に持って行くかが課題なのに、こんなバカバカしい無駄な時間を費やして本当に実効があるのか。」
 そんな事を言わせて貰った。
 そして、
 「この先には何があるんですか。はっきりした具体的な方向があれば、その過程として我慢できると思いますが。何を目指しているんですか。」
 そう聞いた。
 「まだ、何をして良いのか分からない。遣りながら考えないと行けない。各団体のレベルが違うので、まずその人たちの考えを纏めてひとつの方向に持って行かないと行けないので。」
 などと、何を言っているのか何をしようとしているのか分からない。
 この間、1時間半近く。結局
 「私たちははっきり言って、素人で何も分からないままに担当している。自分達も向上しないとどうやって何をやって行っていいのかも分からない。」
 これが、現実なのだ。
 職員のレベルを専門家するという事は難しい。ただ、勉強をして貰わないと行けない。出来ないことを追及しても何も始まらない。出来る事を見出して協力してなお且つ後押しして行く必要がある。色んな意見を述べた。何をして行くのか分からないし、自分達のプライドもある。おいそれと受け入れる訳にはいかないだろう。決めた事は代えられないのが役所だ。

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