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トップハート物語(4726)立志伝敢闘編
18/10/22
2012年(平成24年)5月中旬。
 早朝から、NPO法人大阪市新規事業所管理者が訪問して来た。相談事があるという。これまで、何かというと、
「実力が無いので管理者を辞めたい。」
と言うばかりで、最近は返事もしなくなった。
うんざりしていたので、会いたくも無かったが、
「新規契約書に押印して欲しい。」
というので会った。
もう何もその事は言わなくなった。私自身、今度言ったら受けようと腹を括っていた。その代わりの候補に、先日から研修という名目で来て居る還暦間近の男も頭に有った。
数日前の連休中に話しがあるので時間を取ってくれというのだ。会うと、いつものように長い話しでうんざりしていたが、営業をしない新規事業所に対する助言と営業の必要性と進め方をとうとうと述べていた。
 その言葉に一理あるし、営業を厭わない彼の思いを聞き託してみようかと一瞬たりとも思っていた。彼の勤務シフトのうち2日間は新規事業所の応援だった。その実態が彼の口から聞き言葉も出なかった。
だから、新規事業所の職員に口を突いて出るのは、
「仕事をしろ営業をしろ、事務所に居ても一銭にもならない。」
だった。
 その言葉を聞いていたので、この朝来た大阪市新規事業所の管理者の言葉に耳を疑った。
 「あの中年の男は、何をお願いしても「出来ません」「私はしません」の一点張りで、居ても仕方がありません。来て貰っても何もする事はありません。ただ、うちのNPO法人の情報を興味深かそうに見ながらああだこうだと長い話ばかりで。」
 あの男の話しでは、
「新規事業所のスタッフが動かない特に管理者はリーダーシップが無い。」
と言っていたが、とんでもない奴だった。
 加えて、シフトの内3日間は研修センターの方に応援に行かせている。その責任者を呼んで聞いた。
 「どうだあいつの仕事振りは。」
 「いや、・・・・。」
 「はっきり言いなさいよ。給与を支払って働いて貰っているんだ、勉強だ、研修だと言っていたが、給与を安くていいですからなどと言っていた筈だが。」
 「実は期待していてお願いした仕事があるのですが、全く進まずに期待外れです。話しは長いのですが。」
 この責任者自身も自分も買っていた人材だった筈だが、いいにくかったのかこれで決まった。
 「分かった、もう駄目だな。」
 「それでも、朝の受付とか担当者が居ないと。」
 「分かった、替わりに誰か手当する。」
 その頭の中には、先日、業務初日で急性腰痛と診断された若い男が浮かんだ。それと、介護雇用プログラムで雇用する積りの女性もいた。もう、この男は難しい。そう決断した。
 それでも、その男を活かす事も頭の中では思っていた。頭の中が混乱していて、クリアにする為に久々に遠方の珈琲館に行った。相変わらずに美味しいケーキと本物の少しお高いが珈琲と。ブルーマウンテンを飲んで考えていた。
NPO法人の新規事業を推進するためには、事務局が必要だ。その事務局でも一部の業務が出来ないか。例えば後見事業導入に関して金銭管理の金庫番など、といつもと違うダメの烙印を押しても活かし方を考えたりしていた。
 それにしても、どいつもこいつも。若い奴も年寄りも、いい加減な奴ばかりでこれからの世の中をどうやって生きて行くのか。そんなことより、こんなバカげたことに時間を取られて何も出来なくなる。人を使う仕事は私には出来ない。早く手を離して、自由に仕事がしたい。
 昨夜、当社を担う期待の社員からNPO法人への入会希望があった。その気持ちは嬉しかったが、これまで活動して来た者は社内でも主力メンバーが入って居なくて変な眼で見られて来た。
しかし、昨今の社会はNPO法人が主となる社会活動多くなった。社会はNPO法人なしでは動かなくなったのだ。その現実はひしひしとみんなに伝わって来た。地域社会に貢献できるのはNPO法人が主となる社会になって来たのを見て、入会を申し込んで来たとしたら今まで拒否して来て何を言うのかと言いたかったのだが、彼女の力は絶対にこれからのNPO法人活動の中で必要となって来る。
 その思いを持って条件として、発足当初のNPO法人会員に賛同を得られればという条件付きで認める事にした。メールでその会員に是非と問うた。全員が彼女の力は是非これから必要との事だった。一緒に遣りたいと賛同の意思を示した。これで私も力強い援軍を得て益々仕事に希望が見えて来た。

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