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トップハート物語(4709)立志伝敢闘編
18/10/13
2012年(平成24年)4月下旬。
 10時から日航ホテルで会議があった。メンバーは、今や飛ぶ鳥落とす勢いで全国を駆け巡り、テレビにも出演しマスコミにも取り上げられている時代の寵児。コンサルタント兼経営者。
その周辺には目ざとい多くの著名な企業が並ぶ。トヨタ、松下、伊藤忠、三菱、セキスイ、ホシザキ、最近は関東鉄道などが並び益々栄華を極めようとしている。これまでの話しを聞くと、
 「5年後には5000億円の売り上げ。」
 「施設が出来れば出来るほど資金が潤沢となる。」
 「特養を潰すのが目標。」
 「介護保険が無くても運営出来る体制が出来あがっている。」
 その旗振り役を買って出ている自動車メーカーのファクタリング会社の社員は、私の疑問を批判と言っている。
例えば、
 「今、寵児となっているのは低価格の販売だからです。極端な低価格では誰でも飛びつくでしょう。ただそれだけで大丈夫ですか。5年後の職員の給与はどのように成っているんですか。12,3万円で採用しているのが、これから生活が出来るような賃金は支払えないでしょう。7万台6万円台の低価格で入居させて、経費が掛かるからと入居費を上げる事は不可能でしょう。」
 「これからの社会は、財政悪化で色んなものにしわ寄せが出て来ます。介護保険とて例外ではありません。介護保険に頼って料金体系を決めていて、これからこの保険が今まで通り続く訳がありません。利用料が2割負担、切り捨て減額のあらしが吹き荒れます。介護保険を支えている税金納税者が大幅に減る、介護保険料を支払っている40歳以上の者がこれ以上の負担に耐えられなくなる。サービスを受ける大幅に対象者が増える。どうなるか分かるでしょう。その時に、その施設はどうなりますか。社会問題化する可能性が高い。低価格というのは恐ろしい事です。」
 「そのような直接的な問題だけでは無く、色々な法令が重なり合っています。例えば、労働基準法。サービス残業の問題。人員確保の問題。そして、社会保険加入の問題。加えて入居者の後見人問題。そのように、諸々の主たる法律以外の場面で大問題に成る可能性もある。」
 などという意見を、批判と言われてしまった。
 私がかなり前から人員確保が急務だと言っていたが、それをコーディネートするファクタリング会社の社員は、
「大丈夫だ。」
と答えていた。
「問題に成る人材はいないのか。」
と言っても、
「大丈夫だ。」
と言っていた。
先日、その張本人の社長に聞いたが、やはり、
「問題山積でその対処に苦慮している。」
という。
もう、コーディネートの話しは鵜呑みに出来ないと思っていた。
 先日もその社長と話しをした。その時には、やはり人材育が出来ないと問題に成ると、協力を要請されていた。それよりなにより、危うい感じがして来たので、ある程度不安をぶつけた。
 「介護保険に頼る遣り方では幾ら低価格で運用しても、報酬額が変われば大きく経営が悪化する。」
 「大丈夫、介護保険に頼らないシステムが出来ている。」
 そう言っていた。
 それが、今日は顔が変わった。それよりなにより、余りにサービス残業が多過ぎて困っているという。
 「従業者が居なくて施設長が長時間勤務している。タイムカードを押せないので、タイムカード上は勤務していないがケア自体はしている。しかし、裏付けがないとダメだと結果的には請求出来ないのが発生している。」
 と、言っていたが私の懸念はサービス残業自体が葬り去られてはいない、何かあると必ず訴えがなされる可能性があるという事だ。
 「今年はすでに30棟が実際になされる。」
 と、自慢するがハードで可視的な話しを打ち出すのはいいがそれだけ危険が内在しているという事だ。それを早く気付くかどうかだ。
 「週20時間以上勤務者には雇用保険、30時間勤務には社会保険の加入を強制されている。それが出来ないと大変な事が起こる可能性を秘めている。売り上げや利益を追い求めて社員の事や相手の事を考えないと、これからは遣って行けないと思う。」
 などと、偉そうに言ってしまった。
 しかし、わざわざ遠くから来て依頼されて断る訳にはいかない。私の方も、全国ベースのNPO法人を設立して成年後見制度の推進を行いたいとの案を受けれてくれた。
 その足で国会議員にNPO法人顧問若しくは理事になって貰おうと面会に行った。秘書と懇談。
 夜は、社員研修旅行の打ち合わせで社員14人が集って牛角で乾杯。

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