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トップハート物語(4701)立志伝敢闘編
18/10/09
2012年(平成24年)4月中旬。
 朝一番で居宅介護支援事業所管理者と話しを数分しただけで、あとは机に向かっていた。それでも、全く捌けない書類の山。新たに次々と産まれる仕事。社員の給与の支払いをしないと信頼が無くなる。
直ぐに銀行に行って、電力会社に支払い。新たな事業所の電気料金がまだ直接になっている。歩くのも気持ちが良い季節なので苦痛はない。戻って来て、今度は社員給与の明細。
大阪市の新規事業所の管理者が相談や渡したい物があり、5時に来たいという。出掛ける予定があるが、ここまで何度も断って来た。新たな事業所の運営が厳しい上に、
「自分の家庭に事情があり管理者やサービス提供責任者を辞めたい。」
と言い続けている。
 最近は、余りに言い続けるので説得力を使うのも疲れて来た。周りの同僚も力の限り応援しているのに、張本人が何度も辞めると言い続けるともう段々と回りもやる気が無くなる。それが怖い。
しかし、私も予定があるので、どうしようかと思ったが打開策はひとつ。私が出掛けるのではなく、来て貰う事だ。しかし、それも相手つまり大東本社管理者なのだが、彼も忙しくてなかなか時間が取れない。
その彼に何時に空くかと問い合わせると、
 『お伺いしましょうか。3時頃だったら大丈夫です。』
 そのような、私の心を見透かしたような言い方で、飛びついた。
 それで、他の事業所に行く分を彼に任せる事も出来るので、時間が空いて大阪市の新規事業所の管理者と5時に会う事にした。
 70歳爺さん社員が行ったNPO定款変更に多くの問題があり、どれだけ出鱈目で仕事が出来なかったのか今更ながら知った。いつも人に遣らせて、それも上から目線で指示するが、私には自分がやったように報告に来る。
とんでもない奴で、まともな管理者などと軋轢があったのが良く分かった。それでも、その軋轢のお陰で必要の無くなった管理者3人とお局様を一掃出来た。
 その役所からの修正補正依頼が続く。そのたびに作り直してファックスを送る。
 途中、突然、あのバカ者が来る。それでも、今までは辞めて貰うのが常道だったが、彼女に限って育成してみようという考えになった。彼女に新たな事業所設立をさせて運営をさせる。
誰もが無謀というが、私には期待の方が大きい。サポート次第だが、だれを傍に付けるかそれを考えている。まだ彼女は返事をしていない。決心がつかないのだ。それはそうだ、今までは他人の下に居て身勝手な事をして言い訳を繰り返していた。
それは、彼女にとっては誰もが認める天然で、自分は悪くないのだ。誰が何と言っても、自分が正しいと思っている。そして、自分は一生懸命に遣っていると思っている。それが困るのだ。誰もが外部から見るのだったら楽しい、しかし、彼女と関わりは持ちたくないというのだ。
 その彼女は元ヤンだ。余りのケバケバしさに、受講していた頃は引いた。その彼女の首に縄を付けて連れて来たのは私だ。だから、可愛い。誰も彼女を憎んだり嫌いになった者はいない。そのキャラクターを楽しんで居るのだ。
その彼女が結婚して子供を産んで、再出発した。それを、私は受け入れたのだが、直ぐに破たんしてしまった。その彼女の再生だ。それは、新規事業所を設立させて、運営することによって自分の言い訳は自分に跳ね返り自分が分かる事になるという方程式だ。その資金はあるので、何年後かに喜びに変わると思う。
 その彼女と1時間ほど話し合った。概ね受け入れの方向に行ったと思う。それが終わり、部屋に戻って昼食を30分だけ取りまた戻る。行政からの書類提出依頼や、社員向けの給与に同封する手紙を作る。
代表者印が必要な書類が沢山ある。概ね契約書だが、社員の4月の労働日数と労働時間は半端ではない。余りの多さに、支払いが物凄く増えたがそれもまた嬉しさに変わった。
これほど働いてくれる社員は他に居ないのではないだろうか。個人管理で、会社は関知しない。その働いた時間は自己申告で、今月最高で14万円以上の超過勤務手当を支払った。その者の超過勤務時間は70時間を超えた。
 昇給も最高5万円から最低1万円だ。3時に大東本社管理者が来た。26歳で当社に入り、27歳で既に本社管理者だ。よくまとめ、回転寿司チェーン店でのスーパーバイザーの経験を生かしその力を遺憾なく発揮している。無駄な人員の削減と原価に基づいた運営をしている。
その売り上げの実績は素晴らしい。当社に無い営業センスを持っている。
 夕方5時に、大阪市新規事業所の管理者が来た。新規依頼が相次いで、本当に忙しそうだったが、今回は辞めたいとは言わなかった。

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