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トップハート物語(4673)立志伝敢闘編
18/09/25
2012年(平成24年)4月上旬。
 ケアに出たNPO法人常勤理事の智子さんからメールが入った。何故か夫婦別居生活をしていて、夫婦で外出するサポートだ。夫には他のヘルパーが付いている。その夫との待ち合わせ時間に、
『待ち合わせ時間を30分過ぎても来ない。』
というのだ。
妻は、物音に反応して、または言葉のイントネーションや言葉使いに拒否反応などを示して、ヘルパーさんの我慢の限界を超えてトラブルになる。多くの事業所が1日で終わる羽目になる。
多くの事業所にも限界があり、サービスを使用していなかった期間が続いていた。その間、夫がヘルパーさんを使用して妻の家事も、特に調理で弁当を作って貰い運んでいた。
 夫も視覚障害者だが、余り癖の無い利用者と思っていたが、段々と分かって来た。全盲で移動は身体介護で視覚障害者なのにDVDを借りに行くし、エレベータの戸が閉まると、
「閉まって仕舞った。」
と言って怒るし。
 書き込んで居たら、認知症の妻を持つ夫が入院している病院の医師が
「手術前の話しが医師からあるので。」
との連絡がナースステーションからあり、
「直ぐ来てくれませんか。」
とのこと。
書き込みを止めて病院へ行ったので中断してしまった。そのまま業務に就いて今になったので取り敢えず中止する。
 昨日は、日曜日の調整の結果をまとめられなかった。緊急にてお願いしたヘルパーを遠方に迎えに行くのに、時間が重なり大変迷惑を掛けてしまったのだ。何時も何かと運転をお願いしているNPO法人常勤理事の智子さんは困難な利用者に気に入られてしまった。
困難事例に対応して終わったのが6時過ぎ。もう一人の、頼りになる社員は急きょヘルパーを代役し、終わるのが5時。しかし、遠方の位置で終わるので移動時間が30分以上掛かる。
そして、緊急で依頼した知的障害者の援助は6時までの予定。しかし、6時前に終わるのが通例だった。その時間を気に入られて如何に延ばすかに掛かっていた。前回のヘルパーさんは4時までだった。
そんな時間だったら、私は運転出来ずにいるので迎えは困難だった。やきもきしていた結果、NPO法人常勤理事の智子さんは大幅に延びてしまって無理だったが、頼りにしていた社員が5時10分に終わったと連絡あり。至急、私の許に向かった。
 問題の知的障害者への援助に行ったヘルパーさんが、前回の4時を超えて終わったという連絡がまだない。もっと延びるように祈っていた。電話の着信が鳴るたびにびくっとしたが最初に来たのが、頼りにしている社員。
5時10分に向かうとの連絡。そして、30分に遂に終わったとの緊急でお願いしたヘルパーさんから連絡。少し待って欲しいとお願いした。やっと迎える事が出来たが、渋滞で進むのが困難になった。戻って来たのが、彼女が終わって1時間半後だった。サービス提供責任者に指示した。
 「緊急でお願いしたし、迎えが伸びてしまった。勤務時間を30分延長し移動手当を加算するように。」
 そのうえ、その緊急にお願いしたヘルパーさんは物凄く気に入られて次も依頼された挙句、よほど嬉しかったのかお姉さんに連絡して紹介されたというのだ。目出度し目出度し。
 さて、9時過ぎに認知症を妻に持つ夫の入院先のナースステーションから連絡があり、
 「手術について主治医からお話しがあるという事ですので、急ですが10時に来る事は出来ますか。」
 「はい、お伺いします。」
 家族が疎遠に成っていて、来る事も無く利用者が私の名を告げたのだ。急いで、介護管理者にお願いして向かった。10時まで20分待ったが待っている部屋に来ない。それから30分以上も待ったが一向に現れない。仕方が無く、病室に行った。丁度手術の準備をしているところだった。
看護師さんが、我儘な認知症を妻に持つ夫の話しをうまくかわしていた。私が入って行くと、言い出す
 「ヘッドホンを買って持って来てくれませんか。」
 「何をするんですか。」
 「テレビを見るのによく聞こえない。看護師さんに聞いたら売店で売っているという。」
 「ヘッドホンなんか必要ないでしょう。イヤホーンがあるでしょう。」
 「それじゃ駄目だ。ヘッドホンが欲しい。」
 「ダメです。お金が無いでしょう。」
 「息子と娘に電話してくれ。」
 「何で、ですか。」
 「入院中、妻の面倒をみる経費とか100万円ほど借りたい。」
 「何を言っているんですか。借金の話しで私が電話など出来ません。自分でして下さい。」
 「私が掛けても、出てくれない。」
 「それは仕方が無い。とにかく、今はお金のことは考えないで手術の事を考えて。」
 「その携帯ラジヲを持って行く準備をして下さい。」
 「どこに持って行くんですか。」
 「手術室に持って行きます。」
 「何を言っているですか。」
 「妻が一人で可哀そうだ。」
 と、言って泣きだす。
 「大丈夫です。奥さんはヘルパーさんが24時間体制で見ていますから。昼間はずっとデイサービスに行っています。」

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