お知らせ


お知らせ

RSS

一覧に戻る

トップハート物語(4668)立志伝敢闘編
18/09/23
2012年(平成24年)4月上旬。
 医療現場のモラルや能力の低下がはなはだしい。しかし、行政は知識が無いので手も口も出せない。そのうえ、今回の介護保険改正でも報酬が増えて手厚く守られている。
 敗血症と言えば、数年前に私がその病に倒れた。死に直結する。血液検査を終えてから、結論が出る。バルーンの管理が悪く、その点での尿路感染も疑われた。どうやら入院は確実のようだ。
そう思って、徘徊がある認知症の妻の対応が悩みだ。
 何度かNPO法人常勤理事の智子さんから連絡が入る。雨が降ると不安が増幅する精神の病と全盲を持っている利用者の対応に困惑しているようだ。産まれた時から全盲で、音や言葉、雨などが不安を掻き立てるのが分かって来た。
その、雨の為に病院は比較的早く終わったが、昼食を摂っている先で3時間も足止めを食っているようだ。ただひたすら忍耐だ。
 病院で紹介状に対する返事を書いて貰って、主治医に届ける事になった。その前に、食事をした。早く食べられる、吉野家に行った。私は、沢山の牛丼店があるが、吉野家一筋だ。全く素材が異なる。同行の彼女は初めて入った。
これまでは、値段で決めていたようだ。食べ始めて
 「吉野家はお米が美味しいですね。本当に美味しい。」
 と何度も言っていた。
 銀行の駐車場に停めたので、戻った。
 毎月の住民税と所得税を振り込んだ。合計で毎月200万円を超す。そのうえ、社会保険も200万円を超える。また、受講料の入金を確認するために通帳への打ち込みをした。
今月は、受講料が多額に入るので支払いは痛みがそれほどない。そのうえ、介護雇用プログラムの導入で200万円以上の入金があるので、逆に6月決算の法人所得に掛かる税金の心配をしないと行けない。
 先輩からメールが来た。6月予定の、社員旅行で東京のあと東北仙台と平泉に向かうが、その同行をお願いしている。その提案が来た。平泉で超有名な前沢牛のステーキを食べようと言うのだ。勿論だ。
 その返信もままならない。利用者宅に行って更新の為に介護保険者証を受け取って事務所で急いで提出資料の作成をした。新規利用者の生活保護届け出は、居宅介護サービス計画表利用票が必要になるが、作成をお願いしているNPO法人常勤理事の智子さんが不在なので後日にした。
 更新手続きだけ市役所に5時ぎりぎりに入り、認知症の妻宅に向かった。その間、夫の入院が決まったと連絡が入った。その連絡を貰って、主治医の医院に行った。自分のバルーンの管理が悪くてそのような感染症を引き起こしたが、バツの悪そうな顔をして
 「これまで、2週間に一回バルーンの交換をしていたが1週間に一回にするくらいした手立てが無い。」
 「病院では、このままではまた同じ事が起こる恐れがあるので、自己導尿が出来るようにリハビリを行って自宅に戻したいと言っています。その間、1週間から10日だそうです。」
 そう伝えた。
 向かい側に、自宅があるが認知症の妻に会うと手を握って不安を解消したいと長い時間の滞在となるので覗かなかった。同行の、彼女が、朝、誰も見るものがいないので、夫の通院時に同行のヘルパーさんと認知症の妻も乗せて移動した。その時に話しをしたようで、
 「佐藤さんのことをよく覚えているんですね。私の事など忘れているけれど、しょっちゅう佐藤さん、佐藤さんと言っていました。」
 「それはそうだろう、一応の対応はしているから。」
 「お子さんは4人いて、皆さん若くして亡くなったようですね。」
 「何を言っている。2人いて、外に出ている。交流が無く、死んだと思っているんだろう。」
 決断をした。
まず、昼間はデイサービスを毎日利用する。なるだけ早く迎えに来て貰って、遅く帰して貰う。
 ショートステイやデイのお泊まりを考えたが、止めた。ショートは個室利用を求められたり、徘徊をするので転倒などの事故が起きた経験がある。また、お泊まりデイはその後の利用を確約させられる。短期であるので、24時間体制で、デイ以外の時間は訪問介護とNPOを利用することにした。
もう経済的な余裕はないので、ボランティアに頼らないと行けない。
 暫く、事務所に戻って放心状態になりたかったが、書類が欲しいと待たせた社員に追いまくられて作成した。7時過ぎに、近くでアリナミンVを購入して飲みながら、イスの背もたれに寄りかかり、疲れ切ったNPO法人常勤の智子さんが戻って来たのを迎えた。

一覧に戻る


  • ヘルパー講座・セミナー 最新情報
  • ケア事業・サービス 最新情報