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トップハート物語(4667)立志伝敢闘編
18/09/22
2012年(平成24年)4月上旬。
「確かにそうだと思います。私も、人材の発掘を効率良くするために研修センターで学んで講習などが出来るようにしたいと思います。それでも、私が開業する地域が近隣ですが邪魔をする事になりませんか。」
 「そんな、多くの事業所が新たに参入している。多くの上場企業がこれからは介護だと参入している。そんな奴等とけんかや競争をする積りはない。先を行っているから大丈夫だし、介護だけ自立支援だけ等と考えていない。常に競合する位置に無いので。」
 刻々と、その間も利用者の状況が報告されて来るのでその都度指示をしたが、もう限界に近かった。事務所に戻る事にして研修センターの高学歴社員に紹介をした。
 「何度も相談に乗ったりして、よく知っています。彼に手伝って貰えるなら、助かります。」
 そう言って、喜んだので安心した。
 事務所に戻り、整理した。問題は、入院の可能性が高い夫では無く完全な認知症の妻だ。1年前も同じ状態になりショートステイ、宿泊デイサービス高齢者住宅などを転々として2カ月間過ごした。最初の数日は、夫の希望もあって在宅24時間の対応を行った。
もう、そんな余力はない。完全に経済的に行き詰っている。
 訪問看護がうるさい。電話をくれという。入れると、直ぐに、
「どうなりましたか。」
と聞いて来る。
今報告を受けたばかりの返事をする。動かないのがケアマネジャーの本質だと行政の指導に沿っているが、やはり入院先に行かないと話しにならないと思い、動き出した。
ただ、何時もいるNPO法人常勤理事の智子さんは困難な利用者に対応していて、動けない。彼女も久々の援助なるので不安が一杯だった。とにかく、対応はいいので他な事業者が1日で契約解除される中、既に5日目に入った。
その中で、どうしても彼女に来て欲しいと言われたので出さざるを得ない。
 そのNPO法人常勤理事の智子さんからも刻々と状況が入る。全盲の利用者の通院介助だ。その対応は、困難だ。ひと言ひと言に過敏で、神経もすり減る。そのうえ、方向音痴の彼女が全く土地勘のない遠方への援助と公共交通機関をほとんど使用した事が無いのだ。その事も気に掛けていた。
 育児休業を3か月と少々で切り上げて出勤して来た元気な彼女を運転にして、認知症を妻に持つ夫の診察先の総合病院に向かった。途中から、付き添っているヘルパーさんからの情報を得て駐車場で待機だ。
つまり、
「まだ受診できていなくて待っている。」
とのことだった。
待っていると、新規事業所の管理者から電話だ。
 夜間の支援依頼があり、3月から夜8時から1時間ないしは1時間半の週2回の支援をしている。しかし、膠原病から身体の自立が出来なくなり全介助を行っている。大変な利用者だという事は聞いていたが、条件で何度か他の事業所に同行する事があり諒解した。
しかし、ひと月という約束が守られない。4月には契約すると言っていながら、しない。4月は同行が無くなり、当社が独自でサービス提供しているが契約の話しになると返事をしない。
自立支援センターの相談員はその話しになると逃げるらしい。そのうえ、他の曜日の支援も依頼して来るし、利用者は他の曜日にも付いて研修を受けて欲しいというらしい。
 何しろ、我儘し放題で時間数は沢山持っているのでみんな我慢してその我儘を聞いている。そんな中に当社が入った訳だ。5事業所が入って、夜間の事業所が無い。何しろ、ヘルパーさんの話しによるとメガネをテーブルに置くのでも何度もやり直させて5、6回は普通だという。
それで、昼間の時間が圧してしまって、夜8時からの予定が9時になる事もシバシバ。そのうえ、その時間の連絡が来るのが直前だというのだ。
 その利用者から連絡が来たようで、優しい管理者は悩んで居るのだ。
  「契約の事は何も進展が無く、切り出すと来週契約をするというだけです。そして、他の曜日も研修に入るんでしょうと言うのです。」
 それを、同行の彼女に訴えて来る。私は、
 「いいか、契約をしないであれこれ言われる事はない。契約が無かったら、1銭も入って来ないしヘルパーさんだってボランティアで仕事は出来ない。生活もあるし、9時が10時になるなど異常だ。契約が無ければ、当社の損害保険などの履行にも支障がある。いつも家に居ながら、どうして来週なのだ。もう、こんなやり取りはいいから、相談員に言ってはっきりと結論を得ないで何時までもダラダラする訳に行かないのでと言っていで、はっきりを無理だと断ればいい。契約もしていないのだから、関係ない。これまでして来たケアの10回以上のヘルパーさんに対する支払いは会社が負担して損を受けるから、それでいいだろう。ただ、言い方は穏便に。」
 そう言ったのは、もう何度目だろう。
 やはり、優し過ぎる管理者のウィークポイントだ。
 病院に入ると、丁度内科が終わった段階だった。付き添っているヘルパーさんの報告は
 「敗血症の疑いがあるそうです。バルーンが余りに汚いので先生に怒られました。」
 「バルーンは往診している主治医が毎週来て管理しているし、訪問看護も入っているし、その点は医療関係者。何度か汚いと言っているところであるが、改善されない。」

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